2012年1月

"Your name, please." の秘密1

やり直し英語無料講座:


入門「本物の英語」極秘レッスン 1.中

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表題文:Your name, please.
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語句の秘密: 以下の【】内


your : あなたの、あなた方の (代名) 形容詞〉

【通常 「お- (=御)、 -さん」。 状況に応じて、「あなた様の、

お宅(様)の、貴君の、君の、あんたの、お前の、貴様の;

皆様の、皆さんの、諸君の」等々】


name : 名前、姓名 〈名詞〉

【ご存知のように、英語では個人名 [first name, given name

(, forename)] が先で、姓 [last name, family name, surname]

が後の順になります。 このことは、

英語や英文法 (や英会話) を学習する際に最も重要な

「発想順」 に密接に関係しています。】


please : 【頼んだり、求めたりする時】

(どうか) ~ (を、のを、て) 下さい。;

【勧めたり、促したりする時】(どうぞ) ~ て下さい。〈副詞〉

 

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英文 Your name, please. の文法の秘密:


1."Your" は、前から名詞 [人や物事を表す言葉] に
くっ付く言葉です。


日本語でもそうですね。


your → name   [あなたの → 名前]、

your → bag    [あなたの → かばん]、

your → son    [あなたの → 息子]

your → pot    [あなたの → 壷、鉢]

your → study  [あなたの → 勉強、学習、研究]


このように、(前から) 名詞にくっ付く言葉は、

英文法では 「形容詞」 と呼ばれ、

これは、その名詞が表しているものの範囲を表したり、

狭めたり、あるいはそれを限定したりする言葉です。


ちなみに、これは、基本的には日本語の

「い」 や 「な」 や 「の」 で終わる、

性質や特徴や状態や限定を表す言葉に当たります。

 

(ところで、「代名詞」 と呼ばれる種類の言葉の

「__の」 形のもの (例:my [私の], your) や、

代名詞自体 (例:this [これ], that [あれ、それ]) が

前から名詞にくっ付けて 「__の」 の意味で用いられた場合

(例:this [この], that [あの、その])、本英文法では

これを特に 「代名形容詞」 と呼ぶことがあります。)


2."___, plesae." は、通常、
何かを動詞 [あるする言葉] 以外の語句で頼んだり、
求めたりする時の形です。


Your phone number, please.  [あなたの電話番号をお願いします。]

Red, please.  [赤い(の)をお願いします。]

Slowly, please.  [ゆっくりお願いします。]

One more time, please.  [もう1度お願いします。]

At your office, please.  [あなたの事務家でお願いします。]

In the afternoon, please.  [午後にお願いします。]


(ちなみに、何かを動詞中心の形で頼んだり求めたりする時は、

通常、

"Please ~." の形でします。

Please write it down.  [どうかそれを書いてください。])


以上で
入門や初級の方々のための本 「レッスン1.」 を終えますが、
次回に中・上級の方々や先生方のために、
本 「レッスン1.」 に関係するの更に重要なことを
詳しくお話したいと思います。


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Your name, please.

やり直し英語無料講座:

入門「本物の英語」極秘レッスン 1.上

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表題文:Your Name, Please.
**********************************
テキスト:


Emily [The teacher]: Hello, everyone!

Students : ・・・・・

Emily: Hello, everybody!

Student 1: Hello (, Ms Peterson).

Emily: Your name, please.

Student 1: Yoshiko Aoki.

Emily: Thank you, Yoshiko.


*************************************
日本語らしい和訳(=意訳):

エミリ [先生]: 皆さん、こんにちは。

生徒さん達: ・・・・・

エミリ: 皆さん、こんにちは。

生徒さん1: こんにちは (、ピーターソン先生)。

エミリ: お名前をお伺いできますか?

生徒さん1: 青木佳子です。

エミリ: ありがとう、佳子さん。



****************************** 注意 ******************************

英文法や英語の語句の秘密について:

英文法や英語の語句の秘密については、

主として表題の英文とその語句についてのみ、

きちんと次回に解説します。

そして、

特に青字の語句や英文は、

英会話用の決まり文句として、

その和訳を頼りにまる覚えして使って頂くことにし、

当分はその英文法の秘密を明かさないことにします。


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やり直し英語無料講座:

入門「本物の英語」極秘レッスン 1.上
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表題文:Your Name, Please.
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テキスト:

Emily [The teacher]: Hello, everyone!

Students : ・・・・・

Emily:Hello, everybody!

Student 1: Hello (, Ms Peterson).

Emily: Your name, please.

Student 1: Yoshiko Aoki.

Emily: Thank you, Yoshiko.

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日本語らしい和訳(=意訳):

エミリ [先生]: 皆さん、こんにちは。

生徒さん達: ・・・・・

エミリ: 皆さん、こんにちは。

生徒さん1: こんにちは (、ピーターソン先生)。

エミリ: お名前をお伺いできますか?

生徒さん1: 青木佳子です。

エミリ: ありがとう、佳子さん。


****************************** 注意 ******************************

英文法や英語の語句の秘密について:

英文法や英語の語句の秘密については、

主として表題の英文とその語句についてのみ、

きちんと次回に解説します。

そして、

特に青字の語句や英文は、

英会話用の決まり文句として、

その和訳を頼りにまる覚えして使って頂くことにし、

当分はその英文法の秘密を明かさないことにします。

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捨て置けない「英語教育大論争」

亡国の渡部昇一英語教育論


私は一昨日と昨日(2008年9月1日投稿)、
以下の内容のメールを 「昇一塾」 と 「渡部昇一.com」 に
遅らせていただきました。


********************

初めてお便り致します。

私は大阪で 「ヒューコム・インター英会話学院」

並びに 「(有)生きがい英語塾」 という学校を

経営している者です。

この場を借りてこのようなお願いをするのは、

誠に失礼かもしれませんが、現在のところ他に

渡部昇一博士にコンタクトする術を知りませんので、

お許し頂ければ幸いです。


さて、私は博士の書物から様々なことを学ばせて頂いて

とても有り難く思ってはいるのですが、

博士の英語教育論や学習論、特に英文法論には何十年来

承服し兼ねております。

 
それで、最近、私の (学校の) ブログ

「英語英会話に悩む方々のために~」

[http://cplus.if-n.biz/5001407/]

(『「本物の英文法』 理解と表現」(16) と (17))

で博士のそれらを厳しく批評させて頂きました。


そして、そのうち、どこかマスコミ上で、

一般の英語学習者の方々のために

徹底した議論をしたく思っております。

そこで、この旨、渡部博士にお伝え頂ければ

幸いなのですが、この件、宜しくお願いします。


(ちなみに、

同ブログへはHP 「ヒューコム・インター英会話学院」

[http://www.hucom-inter.jp/] のトップからでも入れます。)

失礼しました。

********************


現在その返事をお待ちしているところです。

本物の英文法と理解と表現(16)

今までの英文法と本英文法III


前回私は、
ラテン文法の枠組みを持つ従来の8品詞英文法を中心とする
渡部昇一博士の英語教育論を厳しく批評させて頂きました。
なぜそうさせて頂いたのかと言うと、
現代英語の一般的教育に対する博士のお考えが極めて不適切なので、
一般の英語学習者が多大な被害を蒙っているからだけではありません。


前回にも引用しましたが、
博士が 『英語教育大論争』 (平泉渉・渡部昇一著 文藝春秋, 1975) の中で
「これ (=従来の8品詞と基本文型を中心とする学校文法) を変えたら
もっと別のより大きいマイナスが出てくるようなものであることを
私はこの本の中で十分に証明したと信じている。」(「私の英語上達法」の2.)
とおっしゃっているからです。

言い換えると、私達一般の現代英語学習者にとって、
基本文型と8品詞を中心とする従来の英文法よりも、
より適切な学習英文法などありえないとおっしゃってるからです。

それもありえないと 「思う」 ではなくて、
ありえないことを 「十分証明したと信じている」
とおっしゃっているからです。

この言葉は、英語や英会話に悩む学習者一般を救おうとして、
より良い学習英文法を研究しておられる、
誠実で思いやりのある人達の意気を消沈させたり、
意欲を抑圧したりするもの以外の何ものでもないからです。


私は、1975年の4月から同10月にかけての 『英語教育大論争』 から
約10年後の1986年の3月に、英文法は従来のままではいけないので、
この 『本物の英文法の概要』 と大体同じ枠組みの13品詞を中心とした
『実用生成英文法』 という専門書を開文社から出版しました。

これは専門家相手の書物なので難解なところが少なくないのですが、
そこで私は、
(文法的に正しい)  あらゆる現代英文がどのように成り立っているのかを
完全に解明したつもりです。

つまり、
そこでは、それがどんなに複雑な文であれ、
1つの英文のすべての単語に関して、
どの単語がどの単語に対してどんな働きをし、
互いにどんな関係を持ってその英文を成り立たせているのかを、
1つの単語も漏らさず
正しく解明あるいは規定 (する方法をきちんと示) したつもりです。

この意味は、
その逆をきちんと辿れば、
あらゆる種類と複雑さの文法的な現代英文が
誰でも自力で作り出せるということです。

つまり、『英借文』 や 『盗作文』 ではなくて、
本物の 『英作文』 ができるということです。

その考えをさらに推し進め、一般の英語学習者の方々のために解説したものが
私が 『本物の英文法』 とか 『本物の現代英文法』 とか 『本物の表現英文法』
などと呼んでいる新しい学習英文法です。
そして、その概要がこの13回にわたった 『本物の英文法の概要 』 (I~XIII) です。


ところで、
なぜ、これらにいちいち 「本物の」 という言葉を
頭に付けているのかを次に少し説明したいと思います。

それは、今までに数え切れないほどの数の
『現代英文法』 とか 『表現英文法』 とか 『何々英文法』 という名の
現代英語?の学習文法書が出版されていますが、
それらはほとんど皆、8品詞中心のラテン文法の枠組みを持つ英文法書だからです。

それらでは、今上で言ったような本物の 『英作文』 はできるようになりません。
『英文解釈』 も極めて少数の天才的な人達以外、早く正しくできるようになりません。
これは、それらが本物の現代英語の文法ではないからです。

このことを踏まえて、それらの英文法と本英文法をはっきりと区別する場合、
この 「本物の」 という言葉を頭に付けることが、最も適切だと判断したからです。


話を元に戻しますが、
平泉渉氏と渡部昇一博士が英語教育について大論争なさっていた頃、
私は米国に留学していたので、その論争については全く知りませんでした。

私がこの 『英語教育大論争』 について知ったのは、
今上で触れた 『実用生成英文法』 を出版してからです。
そしてその 『大論争』 を読んだ時、
同博士の上の発言などに少なからぬ憤慨を覚えたのですが、
お二人のあまりにも的外れで、実りのない論争に、
呆れ返ってそのまま捨て置いたのです。
そのうち渡部博士も、
学習英文法についての考えを大きく変えられるだろうと期待して。

しかし、それから更に10年余りの年月が経って、
1996年の12月に出版された博士の 『英文法を撫でる』 を拝読しても、
博士のお考えは変わるどころか、今までの8品詞中心ラテン文法枠の学習英文法
を益々愛し、擁護し、推奨して止まれないようでした。

それでも、お偉い博士の英語教育論を批評するなどということは、
遠慮し、差し控えさせて頂いていたのです。

しかし、ここさらに10年以上、今までの8品詞英文法を習っているはずの
一般の英語学習者の方々が話したり書いたりされる英語や英文を見聞きしてきたところ、
それらはあまりにも酷いままです。

そして、その原因の根本に
不適切な今までの8品詞英文法があると私は確信しています。
それで、この 『本物の英文法の概要』 を終えるに当たって、
博士の8品詞英文法を中心とする英語教育論を批評させて頂くことにしたのです。


さて、英語や英会話に悩む一般の人々のために
私が長年研究を重ね開発した 「本物の現代英文法」 は、
この概要でも述べたように、
現代英語の枠組みの 「12(~13)品詞」 と 「英文語順表」 中心の学習英文法です。

これを、博士の擁護し推奨なさって止まない、今までの
ラテン文法の枠組みの 「8(~9)品詞」 と 「基本文型」 中心の学習英文法と
比べてもらいたいのです。

そして、おっしゃっているように、
これらの違いによって出てきている、あるいは出てくるであろうより大きいマイナスを
是非とも明示あるいは証明してもらいたいものです。
独断的にではなく、客観的にです。

いや、そうしてくださることを私は博士に要求します。

公言なさったことに責任を持って頂くためにも、
英語や英会話に悩む一般の学習者の方々のためにも。
そして更に、
美しい文法体系あるいは素晴らしい文法組織を持つ現代英語自体のためにも。

現代英語が泣いています。 怒りを通り越して。
「私の成り立ちは、もはやラテン語や古英語のそれではない。」 と言って。
私にはその泣き声が聞こえるのです。

まるで蝶が泣いているようです。
「私の姿は、もはや毛虫や蛹のそれではない」 と言って。

誰も気付いていないようですが、
現代英語の文法は素晴らしい容姿をしているのです。
その (現代) 英文法をラテン文法の支配から
独立させてあげようではありませんか!!
いや、是が非でもそうしなければなりません。

 

本物の英文法と理解と表現(15)

今までの英文法と本英文法II
(2008年8月16日作成コミュプラスに投稿)


前回の話に関連したことですが、

上智大学文学部教授の渡部昇一博士は、
大学院生の時に学習英文法の8品詞の起源に強い興味を抱かれ、
ドイツに留学し 「英文法の歴史」 を研究されました。

その結果、大きな成果を収め、博士号を取得され、ついには
「(8) 品詞というものは、古代ギリシャ以来、
読めない文献を読むための言語分析の方法として発達したのだ」
という悟りに至られたそうです。
(渡部昇一 『英文法を撫でる』 PHP新書, 1996
の、第3章 「英語の基本ー 『読み書き』 能力」 より。)

ならば、

私達一般の英語学習者は、何も、
古代ギリシャ以来の読めない文献を読むために英語を学習しているのではないから。
そして、私達は、現代英語の文を正しく聞き、話し、読み、書き、
そして現代英語で自由に会話をするための、
まともな能力を身に付けたいのだから。

博士は、私達一般の英語学習者のためには、
8品詞を中心とするラテン文法の枠組みを持つ今までの学習英文法を捨て、
現代英語により適切な枠組みの学習英文法を発見して推薦したり、
あるいは自ら開発しようとなさるだろうと思っていたのですが。

なんと、なんと、
30年以上も、私達一般の英語学習者のためにも
今までの8品詞中心の学習英文法を徹底して擁護し、
推奨して止まれないようです。

全く訳が分かりません。

古くは、1975年に、
当時自民党の政調審議委員だった平泉渉氏との 『英語教育大論争』 において、
博士は 「私の英語上達法」 の2で、

「英語教育の改善のためには今の制度をそのまま活用するのが最も効果的である。
ー中略ー 教室で立派に出来ることの第一は基本的な文法を叩きこむことである。
そのうち特に重要なのは8品詞と基本文型である。8品詞というのは学校文典 (=文法) の
悪しき標本みたいなものに仕立てられている傾向があるがそんなことは絶対にない。
ー中略ー いわゆる学校文典は、ありとあらゆる試みの結果そこに落ち着いたので、
これを変えたらもっと別のより大きいマイナスが出てくるようなものであることを
私はこの本の中で十分に証明したと信じている。ー後略ー」
(平泉渉・渡部昇一 『英語教育大論争』 文藝春秋, 1975)

と言っておられます。

それから、博士の先ほどの 『英文法を撫でる』 (PHP新書, 1996) は、
英語・英文法の歴史と日本の伝統的な漢文学習をこよなく愛し、
今までの8品詞中心の学習英文法を徹底して弁護し推薦する内容の本です。

これらは、
博士の研究結果や悟りから、
良識によって導き出せるものとは完全に矛盾する発言や内容と言うか、
正反対の結論の主張ではありませんか。

全く訳が分かりません。

前回にも言ったように、古 (期) 英語は文法的に根本的な
それゆえほとんど全面的な変化を経て現代英語に成ったのです。

ですから、
8品詞中心のラテン文法の枠組みを持つ学習英文法は、
古英語の学習や、ラテン語やギリシャ語の学習への橋渡しとしては
適しているかもしれないが、現代英語の学習、それも
「聴解」 (⇒聞き取って (即、) 理解すること) や 「読解」 には極めて不適切で、
話す場合も、書く場合も (即、) 「英作文」 するには全く不適切なものです。
そして、
このことを1番よく分かっていらっしゃるのは博士のはずです。

なのに、その博士をして、
私達一般の英語学習者が現代英語を学習する場合の
より適切な英文法の可能性をすべて排し、
8品詞中心のラテン語の枠組みを持つ学習英文法を
徹底して擁護し推奨させているものは、
一体全体何なのでしょう?

先入観? 独断? 偏見? 迎合??


いずれにせよ、博士は、日本国内だけでなく海外でも多大な影響力を持って、
今までの8品詞中心の学習英文法を徹底して擁護し推奨なさって止まれないのです。

これは本当に困ったことです。

なぜなら、前回にも言ったように、「今までの8品詞中心の学習英文法」 は、
現代英語の文法としては、全く不適切で矛盾に満ちているからです。
そのため、この英文法自体を学習する場合も、
この英文法を使って英語の現代文を聞いたり、読んだりする場合も、
現代英語で話したり、書いたりする場合も、英語で会話をする場合も、
ごく一部の天才的な感覚の人々以外、私達一般の英語学習者は、
まじめにこれらをすればするほどよけい頭が混乱し、
英語や英文法や英会話法がますます分からなくなるだけだからです。

そして、私達一般の英語学習者は、
多大なお金と労力と時間を浪費する結果となっているからです。

それだけではありません。
その不適切な知識が、
より適切な英文法を学習する場合だけでなく、
現代英語の4技能自体や英会話を正しく学習する場合も
大きな障害と成って止まないからです。

ですから、
同博士が、日本国内だけでなく世界中の一般英語学習者達に
直接あるいは間接及ぼしてこられた悪影響には
計り知れないところがあるのです。

以上のようなわけで、
博士が早急に、先ず、一般の人々の英語教育に対する考えをお改めになり、
次に、世界中の一般の英語学習者に、いままでお与えに成って来た不都合に対し、
心から謝罪されんことを、私は期待します。

そうでない場合は、次回にお話する私の要求にお応え頂かねばなりません。

今までのラテン文法の枠組みの8品詞英文法で
英語も、ドイツ語もマスターされた
博士のような方は、特殊であられるのです。
天才であると同時に、非常な努力家でもあられるようです。
そのような方々のみが、
今までの8品詞英文法によってでも、その言語の本質を感知し、
優れた語学力を身に付けられるのだと思います。

問題は私達一般の英語学習者です。

ところで、
英語に苦労している一般の学習者の身に成って、
今までの学習英文法に疑問を抱き、
どうしたらよく訳が分かった上で、
本物の英語力を身に付けることができるのかを真剣に考え、
先入観や独断や偏見無しに現代英語のあるがままの姿を観察し、
これに適切な枠組みの英文法を構築しようとし、
成功なさった英語の先生方や研究者が、
今までおられなかったようであるのは残念なことです。

本物の英文法と理解と表現(14)

今までの学習英文法と本英文法I
(2008年8月12日作成コミュプラスに投稿)


今回は、本シリーズ 「本物の英文法の概要」 を終えるに当たって、
是非お話しておきたいことを取り上げます。

先ず、今までの実用的な英文法は、「学校文法」 とか 「学習文法」 とか呼ばれている、
皆さんが今までに習って来られた英文法です。

ところで、このような英文法をまとめて、学問的な 「研究英文法」 とは区別して、
「学習英文法」 あるいは 「実用英文法」 と呼ぶことにします。

ちなみに、学問的な英文法は、ノーム・チョムスキーという有名な学者のものを筆頭に
実用的には全く役に立ちません。
つまり、私達一般の外国人がそれを習い、英語力を身に付けるためにはです。
すなわち、英語を正しく聞き取り、正しく話し、
英語を正しく読み取り、正しく書けるようになるためには全く役に立ちません。


さて、世界中で教えられたり、独習されたりしている
「学習英文法」 あるいは 「実用英文法」 ですが、
それらは、枝葉は多少異なっても、その根幹 (=根本) は
8品詞 (又は、これに 「冠詞」 を加えて9品詞) を中心とし、

矛盾に満ちた、全く不適切なものばかり

です。

(ちなみに 「8品詞」 とは、
名詞、代名詞、形容詞、動詞、副詞、前置詞、接続詞、間投詞の8つです。
これらの 「8品詞」 では、どのように不適切で、どのような矛盾を引き起こしているかは
いずれお話します。)


ですから、
それらの学習英文法は真面目に学習すると、

ごく一部の天才的な (感覚の) 人々以外、

学習すればするほど頭が混乱し、

英語や英文法が益々分からなくなるのです。


その結果でしょう、
多くの人達が 「英文法」 と聞くだけで 拒否反応 を起こされるのですが、
今までの学習英文法では、そう成ってしまうのも無理ありません。


なぜ、「学習英文法」 が、このような酷い状態のままになっているのでしょう?

これは、一言でいうと、
今までの 「学習英文法」 は全て、

古代ローマで使われていたラテン語の 「文法の枠組み」 を、

全く合わない現代英語に無理やりに当てはめたもの

だからです。
あるいは、そうした後、その枝葉を変えただけのものだからです。


オランダ語を弟としドイツ語を従兄とする 「英語」 の祖先は、ラテン語ではありません。
ゲルマン語です。
フランス語やイタリア語、それにスペイン語やポルトガル語の祖先がラテン語です。

ここに2つの重大な疑問が生じるでしょう。

1つは、何故、そんな系統の違う文法の枠組みを英語に当てはめているのか?
もう1つは、何故、そんなに古い文法の枠組みを現代英語に当てはめているのか?
この2つです。

これにはもちろん歴史的な原因というか、理由があるのですが、
この原因や理由に興味のある方々には、英文法あるいは英語学の歴史に関する書物を
読んで頂くとして、

ここで私の言いたいのは、

「ラテン文法の枠組みでは、

現代英語の成り立ちは絶対に正しく捉えられない。

だから、ラテン文法の枠組みを土台にしている

今までの学習英文法は、

英文を正しく聞いたり、話したり、読んだり、書いたりするのに、
言い換えると、正しく英文を理解 (=解釈) したり、英作文したりするのに、

役に立つどころか、返って障害となる。」

ということです。


英語の祖先は西ゲルマン語で、インド・ヨーロッパ語族のゲルマン(語)系です。
ラテン語は、インド・ヨーロッパ語族のイタリック(語)系です。

そこで、ラテン(語)文法の枠組みを、
同じインド・ヨーロッパ語族に属する同時代 (=古代) のゲルマン語に、
いや、さらに1歩譲って、
それより遥かに後の (世界史の時代区分では中世初期の) 「古 (期) 英語」 に
当てはめるのなら、未だかなり意義があるでしょう。

しかしながら、

「古英語」 は

「中英語」 期 と 「近代英語」 の初期にかけて

大変身をしたのです。

そして 「現代英語」 に成ったのです。

それはまるで、
毛虫がさなぎの時期を経て蝶に成ったかのような大変身でした。

つまり、(語と語の) 文法関係を表すのに、
ラテン語やギリシャ語のような語形変化中心の 「古英語」 から、
まるで中国語の文法を主とし、日本語の文法を従としたような、
語順と仲介語中心の 「現代英語」 に大変身をしたのです。

毛虫の行動を理解し予測する規則群で、
蝶の行動を正しく理解し予測することは決してできないでしょう。

同様に、

『語形変化』 中心の 「ラテン語」や 「古英語」

の文法規則群で、

『語順』 と 『仲介語』 中心の 「現代英語」

の成り立ちを正しく理解し、正しく作文する

ことなど決してできません。


以上のようなことは、英語と英文法の歴史をザーッと観るだけで、
素直な英語の研究者や先生方なら、誰にでも分かることではないでしょうか?

なのになぜ、「学習英文法」 が未だに 「ラテン文法」 の枠組みを当てはめたままに
なっているのでしょう?

それは、世界中の英語の研究者や先生方が
未だにラテン文法の亡霊に取り付かれていらっしゃるからでしょうと、
ここでは言っておくことにします。

本物の英文法と理解と表現(13)


本物の英文法の概要XIII


さて皆さん、私はこのシリーズを前回で終わりにしようと思っていましたが、
今1つ、ここでお話しておいた方が良いことがあります。
いや、どうしてもお話しておかねばならないでしょう。

それは、私が 「意味要足語」 と呼ぶものと、
これと密接に関係した 「(意味) 補足統語」
あるいは  「(意味) 補足`類[単位、語]」  と呼ぶものです。

次の英文を見てください。

I have enough money (with me now). [私は (今手元に) 充分なお金を持っている。]

この英文は、文法的に完全であっても、これだけではほとんど意味を成しません。
つまり、一体、幾らぐらい持っているのか全く見当がつきません。
『何のために』 あるいは 『何をするのに』 充分なお金なのかの説明が無い限り。

100円ライターを買うのなら、105円あれば充分ですが、
55万円のダイヤの指輪を買うのなら、50万円持っていても不充分でしょう。

そこで私は、この enough [充分な]  のような、
その意味内容の一応の完結に不足があり、
それに説明を加えないと、それだけでは意味を成さないような単語を
「意味の不足を補う必要のある単語」、略して 「意味要足語」 と呼んでいます。

そして、その意味の不足を補うために、例えば、

to buy a (100 yen) lighter
[(100円) ライターを買う (ために⇒) のに]
for our lunch [僕らの昼食のために]
for us to go to (see) a movie [僕らが映画を見に行くのに]

の様に、英単語を並べることや、その並べ方を 「(意味) 補足統語」 と呼び、
そのように英単語を並べたものを特に 「(意味) 補足単位」 と呼んでいます。

もう1つ例を挙げますが、

She is older. [彼女はより年を取っている。]

という英文も、これだけでは無意味でしょう。

older は 「より年を取って(いる); より古い」 という意味の
比較 (した) 結果を表している語ですが、
このような比較結果を表す語は、例えば、
「(1歳の) 絵理より」 とか、「(80歳の) 郁恵より」 のように
比較している相手が述べられなかったら、それだけでは意味を成しません。

ですから、それには、

than Ikue (who is 80 years old)
[直訳: (80年古いである (ところの)) 郁恵よりも]
[解説: who は関係代名詞、和訳無しか 「ところの」]
[意訳: (80歳の) 郁恵さんよりも]
あるいは、
than Eri (who is one year old)
あるいは、
than Ai (who is ten days old)
[(生まれて10日 (目) の) 愛より]

などの、「(意味) 補足単位」 が要るのです。

もちろん、それまで話をしていて、
その話の流れからその比較の相手が、
話している相手に分かる場合はこの限りではありません。

M: You know, Kayo is 7 years old. [あのね、佳代は7歳なのよ。]
N: Oh, then, Miki is older. [あら、それじゃ、美貴の方がお姉ちゃんね。]

のように。
そしてこのような場合は、通常、"than Kayo-chan" [佳代ちゃんより] を付けません。
もちろん、上の enough の場合も同様で、次の英文の ( ) 内は通常言いません。

R: Let's go to a movie. [映画に行こうよ。]
I still have enough money for us two (to go to a movie).
[(僕達) 2人分 (そうするのに) まだ充分お金、あるよ。]
S: Well, sorry, I don't have (enough) time (to go to a movie).
[そうね、残念だけど、(そうするのに充分な) 時間が無いの。]


そして、この 「意味要足語」 と 「(意味) 補足単位」 に関して注意しておきたいことは、
これらの性質上、この両者は慣用的なつながりを成すということです。

enough N for M; enough N to do
A-er than N; more A than N

のように。
(ただし、N や M は名詞を、to do の do は動詞を、そして、
A は形容詞または副詞を表すものとします。)

他の例:

go ← to N [N に → 行く]
stay ← at/ in N [N に → いる、滞在する]
agree ← with N [人]/ to N [物事] [N に → 同意する、賛成する]
prefer N ← to M [Mより → N を好む]
require N ← to do [~することを → N に要求する]

afraid ← of N/ to do [N を/ ~することを → 恐れて (いる)]
the same N ← as ~ [~ と → 同じ N]
such N ← that ~ [~ ような → そのような N]

so A ← that ~ [~ ほど → それほど A]

等々。


以上です。

本物の英文法と理解と表現(12)


本物の英文法の概略XII


前回の続きですが、

『副え』 の位置には、「副詞類」 を入れます。

ところで、前にも言ったように、
『副え』 の位置に入る名詞や代名詞が表す人や物事は、
その文の中心の動詞 (句) が表す動作や状態に直接全面的に関係せず、
わずかに間接的部分的に関係するだけでしたね。

ところで、その間接的部分的な関係のあり方は様々ですから、
この 『副え』 の位置に 「名詞や代名詞」 を入れる時は、
その関係のあり方をきちんと表すことによって、これらを 「副え」 の働きに変える
「名詞のつなぎ: 前置詞」 が必要なのです。

また、
この 『副え』 の位置に 「動詞」 や 「文」 を入れる時は、
これらとその文の中心の動詞 (句) の関係を表すことによって、
これらを 「副え」 の働きにする、それぞれ、
「動詞のつなぎ: to, -ing, -en」 や 「文のつなぎ: 従属接続詞」 が
必要なのでした。

ですから、『副え』 の位置に入る 「副え」 には様々な意味内容のものがあるのです。
そして、その主なものは、

「様態」 「方法、手段」 「場所」 「目的」 「時」「原因」 「条件」 「譲歩」

などです。

ところで、「『副え』 の位置に入らない 「副え(=副詞)」 については、
前回の 「研究」 をご覧下さい。

さて、副詞類は、今上で言ったように、大概、
その文の中心の動詞 (句) との関係を表すつなぎ語を頭に
(あるいは接尾辞を語尾に) 持っていますから、
その位置が多少変わっても誤解が生じ難いので、
その位置は比較的自由です。

しかし、これらを文の中心の動詞 (句) 1つに、幾つも重ねて用いたい場合、
その最も違和感のない順序は、
その文の主語と動詞が表すことに密接な (=最も身近な) ものから、
次第に疎遠なものへと並べたものです。
ですから、皆さんも出来るだけそう並べるようにしましょう。


それでは、その副詞類の例を次に挙げてみます。


副詞類の例:

【副詞】(様態) well, hard, easily, slowly, fast, quickly, warmly,
beautifully [美しく⇒見事に];
(場所) here, there, home [家へ、家に], out, near, far, away, somewhere;
(時) now, then, before, soon, yet, early, today, yesterday, tomorrow, recently,
this week, last week, next week, this summer, last summer, next summer,
these days (時を表す慣用語句には名詞が副詞化したものが多いことに注意);

【副詞単位】
(形容詞単位の付いた名詞の副詞化)
(時)
the day before yesterday  [昨日の前の日⇒一昨日],
the week after next (week) [来週の次の週⇒再来週],
the month before last (month) [先月の前の月⇒先々月]


(名詞のつなぎの前置詞による名詞の副詞化)
(様態) with ease [容易に], with pleasure [喜んで], with great care [とても注意深く]; with a friend (同伴);
(方法、手段) with a pen, in ink, with a knife, by bike (=bicycle), by car,
by train, in English, on television;
(場所) on the floor, in my room, at home, to school, by the tree,
through the park, to the supermarket, at the station, in Kobe (City);
(時) at six o'clock, around midnight [真夜中頃に], in the morning, at night,
on Friday, on August the eighth [8月8日に], in 1998,
for three months, until October [10月まで(ずーと)],
in the first year of this century [今世紀の最初の年に];
toward the end of Tokugawa Period [江戸時代の終わり頃に] 等々。


(動詞のつなぎ to [ために], -ing [て、ていて、と], -en [れて、れていて] 
による動詞の副詞化)
to see him at his office [(彼の) 事務所 (⇒会社) にいる彼に会うために]
(目的);
turn-ing left at the third corner [3番目の角を左に曲がると/ て/ たので]
(条件/ 時/ 原因);
writ-t-en > in simple English [簡単な英語で書かれていて=れているので/
れているけれど] (原因/ 譲歩);

ところで、このシリーズの10回目 「本物の英文法概要IX」 の 「『まえおき』 の位置」
で解説したように、英文を作る時、
前もって言っておきたい 「副え=副詞類」 は、
通常1つ、『前置き』 の位置に置くように言いました。

そして、上例の最後の2つのような 「-ing 形」 や 「-en 形」 の副詞単位を
『まえおき』 の位置に置いた場合を、
今までの英文法は特に 「分詞構文」 と呼んでいますが、
これを特にそのような訳の分からない名前で呼ぶ必要は全くありません。

ただ、特に
「『まえおき』 の位置で副詞類として使われた動詞句のつなぎの
-ing や -en は、 (to も含めて、)
副えの位置の 『目的』 や 『時』 や 『原因』 や 『条件』 や 『譲歩』 等の
意味を帯びることが多い。」
としておいたら良いだけです。

そして、それらが、そのどの意味帯びるのかだけでなく、
あらゆる場合の、to  -ing  -en の意味は、
これらが使われている状況や話の流れ、すなわち、文脈によって決まる
のであるということを、特に強調して注意しておきたいと思います。


(文のつなぎの従属接続詞による文の副詞化)
if it is very hot and humid there
[(もし) そこがとても暑くて湿度が高い (=蒸し暑い) なら] (条件);
when it is very hot and humid there [そこがとても蒸し暑い時] (時);
because it is very hot and humid there [そこはとても蒸し暑いから] (原因、理由);
though it is very hot and humid there [そこはとても蒸し暑いけれど] (譲歩);

本物の英文法と理解と表現(11)

本物の英文法の概略XI


前回の続きです。


『に』 や 『を』 [=相手語]  の位置には、「名詞類」 を入れ、

それ以外は入れてはいけません。

(名詞類の英語例については、
前回の 『は、が』 [=主語]  の位置のものをご覧下さい下さい。)

ただし、ご存知のように、『に』 や 『を』 [=相手語] の位置に入れる
「人称代名詞」 と呼ばれる語は、次のようにその形を変えて入れねばなりません。
つまり、
I ⇒ me ;  we ⇒ us ;  he ⇒ him ;  she ⇒ her ;  they ⇒ them


『で』 [=主語の補語] や 『と』 [=相手語の補語]  の位置には、

「名詞類」 または 「形容詞類」 を入れます。

(名詞類の英語例については、
前回の 『は、が』 [=主語]  の位置のものをご覧下さい。)


形容詞類の例:

【形容詞】 big, small, long, short, round, square;
new, old, soft, hard, heavy, light, dark, hot, cold, wet, dry, good, bad;
polite [礼儀正しい], rude [失礼な], easy, difficult, kind, smart [賢い], famous;
eatable, natural, thankful, careless, friendly;
Japanese, American, French, Spanish 等々


【形容詞単位】
(少数の前置詞による名詞の形容詞化)

in good shape  [良い状態の中に (いる) ⇒ 体調が良い]
(=in good condition  [良い状態の中に (いる)] / in good health 
[良い健康の中に (いる) ⇒ 元気で (ある)] healthy/ fine)

of great importance  [とても大きな重要さの]
(=very important [とても重要な])

of great value  [とても大きな価値の]
(=very valuable [とても価値の高い、貴重な])

文例:This vase is of great value now.
[この壷は今ではとても大きな価値の (壷) である ⇒
この壷は今ではとても大きな価値があります。]


(動詞のつなぎ to [べき、ことになって (いる)], -ing [ている (最中の)],
-en [れ(た)] による動詞 (句) の形容詞 (句) 化⇒「動形容詞 (句)」)

to clean the bathroom
 
(これを 「be-動詞」 が直後に持つ 『で』 [主語の補語]  の位置に入れると
「予定 (決定) 形」 が出来ます。
Yoshiko was to clean the bathroom last night.
[佳子は昨夜風呂場を掃除することになっていた。])

cleaning the bathroom

(これを 「be-動詞」 が直後に持つ 『で』 [主語の補語]  の位置に入れると
「進行形」 が出来ます。
Yoshiko was cleaning the bathroom then.
[佳子はその時風呂場を掃除してい (る最中だっ) た])

cleaned by Yoshiko

(これを 「be-動詞」 が直後に持つ 『で』 [主語の補語]  の位置に入れると
「受動形」 が出来ます。
The bathroom was cleaned by Yoshiko last night.
[直訳: 風呂場は昨夜佳子によって掃除され (てあっ) た。]
[意訳: 風呂場は昨夜佳子が掃除してくれたのよ。])

(これらの 「動形容詞単位」 を 『と』 [相手語の補語] の位置に入れる場合は
省略します。)


( (文のつなぎの) 関係詞によって形容詞化された文 [形容詞節/ 形容詞単位] は、
前の名詞に直接付けてその説明を行うもので、
そのままでは、動詞を介した説明の位置である 「補語」 の
『で』 や 『と』 の位置には入れられません。)


***************** 研究 「英文における根本的に重要なことの表現」 *****************

「文」 とは、「ある意味内容を伝えようとするもの」 です。
英語国民が 「英文」 で 「ある意味内容」 を伝えようとする時、
根本的 [基本的] に重要なことから表現し始め、
次第に枝葉的 [発展的] に重要なことへと進んで行くようです。
そして、その根本的に重要なことは、
その文の中心の動詞 (=主動詞) を含めそれまでの、前の方で表現してしまいます。

「文」 で伝える内容の 「根本的に重要なこと」 とは、
先ず、その内容が 「平叙」 か 「疑問」 か 「感嘆」 か 「命令」 (や 「依頼」) か、
ということです。

英語国民は、これを1番先に知らせますが、
彼らはこれをどのようにして知らせているか分かりますね。
そうです。
英文語順表でいうと、「まえおき」 以外のどの位置から、
あるいは、どの位置とどの位置から言葉を発し始めるかで、
1番先にそれを知らせているのです。

"Where is ~" ; "What do ~" ; "How beautiful are ~" :
『wh-語』 と 『か』 の位置から ⇒ 疑問詞疑問文

"How beautiful they ~" :
『wh-語』 と 『は』 の位置から ⇒ 感嘆文、(あるいは疑問名詞節)

"Do you ~" ; "Did ~" ; "Is ~" "Was ~" ; "Will ~" :
『か』 と 『は』 の位置から ⇒ Yes/No 疑問文、または選択疑問文

"Betty ~" ; "We ~" ; "The saleswoman ~" :
『は』 の位置から ⇒ 平叙文

"Give ~" ; Don't ~" ; "Please make ~" :
『ある、する』 の位置から ⇒ 命令文や依頼文


次に、それが 「平叙」 なら、彼らは
それが 「事実」 か、「心 (理的判) 断」 か、「意見」 か、「推量」 か、「想像」 かや、
「肯定」 か 「否定」 かや、「確か」 か 「頻繁」 か等を重要とし、
これらを出来るだけ早く、矛盾しないように知らせます。

その方法は次の通りです。

伝える状態や動作が 「事実」 であることは、
その文の主動詞を 「現在形」 や 「過去形」 にして表します。

伝えることが 「心断」 であることは、
その文の主動詞を原形にして、これに前から 「本来の助動詞」
will, shall, can, may, must のうちの1つを付けて表します。

伝えることが 「意見」 であることは、
その前に(= 『まえおき』 の位置に) "I think (that)" 等を置いて表します。

伝えることが 「推量」 であることは、
その前に "I guess (that)" や副詞の maybe や probably 等を置いて表します。

伝えることが 「想像」 であることは、
その前に "I imagine (that)" 等を置いて表します。

伝えることが 「否定」 であることは、
できるだけ前の方で、助動詞に副詞の not を付けたり、
形容詞の any を 形容詞の no にしたりして表します。

伝えることが 「確か」 であることは、
その前に "I am sure (that)" 等を置いたり、
助動詞の位置に、助動詞があればその直ぐ後に
副詞の sure(ly) や certainly 等を置いたりして表します。

伝えることが 「頻繁」 であるか否かは、
助動詞の位置に、助動詞があればその直ぐ後に
副詞の always や often や never 等を置いて表します。


ところで、日本語ではこのようなことは、
文末または文末近くでしていることに注意しておいてください。


******************************

本物の英文法と理解と表現(10)

 
本物の英文法の概略X


前回の続きです。


『は、が』 [=主語]  の位置には、「名詞類」  を入れ、

それ以外は入れてはいけません。


名詞類の例:

【代名詞】 I, we, you, he, she, it, they; this, that, these, those;
someone [ある人], something [あるもの、あること] 等

【名詞、複合名詞と、それらに前から冠詞や形容詞や代名形容詞が付いたもの】
English, English conversation, conversation(al) English, Japanese English;
our school, Toyo Building [東洋ビル], Yodobashi (Camera) Osaka,
Hotel New Hankyu, Umeda, Osaka;
our office, our classrooms, our students, our staff, our teachers;
that desk, my chair, your desk, your chair;
(some) English tea [紅茶], (some) instant coffee,
the earthern coffee cup [陶器製のコーヒーカップ],
lemon, sugar, cream [フレッシュ], (some) cake(s),
the thermos [ポット], the refrigerator;
the women's room [女性用トイレ]


【名詞単位】
(名詞に後ろから限定単位が付いたもの)
a conversation in English  [英語での会話];
English for conversation  [会話用の英語];
that desk with a computer (on)  [コンピュータが載っているあの机];
the computer on my desk  [私の机の上のコンピュータ];
the papers beside the computer  [コンピュータのそばの書類];
the desk with an answering phone [machine]  [留守番電話を持っている机];
the chair with a lovely red cushion  [可愛く赤い座布団のある椅子];
milk with ice  (= iced milk = milk and ice)  [アイスミルク];
the pretty teacup on the drinks cabinet [飲み物(戸)棚の上のきれいな紅茶茶碗]
students learning English here  [こちらで英語を習っている生徒達]
the English spoken by them [彼らによって話された英語 ⇒ 彼らが話した英語]

(「関係詞 + 文」 によって限定された名詞単位は省略)


(動詞のつなぎ to [こと], -ing [(た) こと] による動詞句の名詞化⇒動名詞句)
to learn English at our school [私達の学校で英語を習うこと],
learning English at our school [私達の学校で英語を習う(た) こと],

(文のつなぎの従属接続詞や疑問詞や関係詞による文の名詞化)
whether (=if)</font> he learns English at our school 
[彼が私達の学校で英語を習っているかどうか],
that he learns English at our school
[彼が私達の学校で英語を習っている (という) こと],
what he learns at our school
[彼が私達の学校で何を習っているのか</font>⇒
習っている (ところの) もの;こと]
when he learns English at our school
[いつ彼が私達の学校で英語を習っているのか]
why he learns English at our school
[なぜ彼が私達の学校で英語を習っているのか⇒
彼が私達の学校で英語を習っている (ところの) 理由] 

(この最後の3例から、『か』 [疑問化] の位置を用いない
「疑問詞+平叙(=普通)文」 が名詞単位に成ることに注意しておいて下さい。
私達はこれを 「疑問名詞節」 と呼んでいますが、
その 「wh-語」 の和訳を 「(ところの)もの; こと」 や 「(ところの)理由」 とすると、
それは 「関係詞節」 となります。)

"how to learn English" of our school [私達の学校の (=が提唱する生徒さん達の)
「どのように英語を習うべきか」⇒ 私達の学校の 「英語を習うための方法」⇒
私達の学校の 「英語の習い方」⇒ 本校の 「英語学習法」] 等


『ある、する』  の位置には、「動詞類」 を入れます。

動詞類の例

【助動動詞】 is, am, are, was, were;
(直後に 「原形動詞-en」 を取る) has, have, had

【動詞】 go, come, wait, work, play;
get, take, put, eat, drink, use, wash, clean, study, enjoy, see, surprise;
live, like, love, want, know, think, understand, ;
give, send, tell, teach; call, name, find 等々

【動詞に副詞や助動詞が付いたもの】 
(ただし、下線部が中心の動詞で、副詞の和訳が動詞の和訳よりも先で、
助動詞の和訳が動詞の和訳よりも後であることに注意。)

don't know [知らない];
can surely use [もちろん使ってよい];
often drink [しばしば飲む];
sometimes eat [時々食べる];
doesn't understand [理解でき(てい)ません];
will be waiting [待っているだろう];
would like to have [頂きたいのですが];
have long been studying [長い間勉強 [研究] し続けてきた]
等々。
(その他、この最後の3例のように、
研究(2) や (3) で述べた単純助動詞と複合助動詞の組み合わせが
原形動詞に付いたものも動詞単位 [動詞類] です。)


残りの 『に』 や 『を』 [相手語] の位置や、『で』 や 『と』 [補語] の位置、
それに 『副え』 の位置については、次回に解説します。


***************** 研究 「単純助動詞と複合助動詞」 (3) ******************


前回の研究では、文を作る時、
(本来の) 単純助動詞は1つしか (その文の中心の) 動詞に付けることができない
ことをお話しました。
ですから、単純助動詞を2つ重ねて動詞に付けたい時は、日本語とは逆順にして、
後の方を複合助動詞にしなければならないのでしたね。


しかし、複合助動詞は (通常2つまでですが) 重ねて (=組み合わせて)
動詞に付けることができるのです。

She has been learning French for three years now.</strong>

[解説: 「結果の助動詞」 と 「進行の助動詞」 の組み合わせ:
has -en + be -ing ⇒ has 「-en + be」 -ing ⇒ has be-en -ing :
「~ている最中である+た状態を今も持っている」]
[意訳: 彼女は、ここ3年間ずっとフランス語習っています。]

The misleading notice has already been taken away.

[解説: 「結果の助動詞」 と 「受動の助動詞」 の組み合わせ:
has -en + be -en ⇒ has 「-en + be」 -en ⇒ has be-en -en :
「~れる+た結果を持っている」⇒ 「~れてしまっている」]
[直訳: その、人を誤らせる告示は既に取り去られてしまっている。]
[意訳: その誤解を招きかねない告知はもう取り去られました。]

The old building is going to be pulled down next week.

[解説: 「準備進行の助動詞」 と 「受動の助動詞」 の組み合わせ:
is going to + be -en :「~れる+準備が進行している。」]
[直訳: その古い建物は、来週、引っ張り降ろされる準備が進行している。]
[意訳: その古い建物は、来週、取り壊されることになっています (=予定です)。]

(ちなみに、この最後の例では、「準備進行の助動詞」 "is going to" 自体が、
基本動詞と動詞のつなぎから成る "is -ing" と "go to" の組み合わせですから、
理論的には、複合助動詞はいくつ組み合わせても良いようです。)


もちろん、意味は変わりますが、これら複合助動詞の組み合わせの前に、
1つなら単純助動詞を付けることもできます。

She will have been learning English for five years next spring.

[意訳:来年の春には、彼女は5年間ずーと英語を習っていることになるでしょう。]

The misleading notice must have been taken away by now.

[意訳:その誤解を招きかねない告知は、もう取り去られているに違いありません。]

以上です。

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