2012年3月

英語受験五輪の書35

「逆転合格 『英語受験五輪の書』 真剣勝負」 :

思伝達衛門


*クイズ解説: 河内乙三*



[第一輪] 地の巻: 英語の大基礎 [基礎の基礎] 論




二、即読即解と英語発想順


5.英文の中心は 「動詞」 である



今回は 「英語の文」 についてきちんと考えてみる。


Hello. [やあ。/ こんにちは。] も Wow! [うわーっ!] も

Ouch! [痛ーっ、熱ーぅ] も What? [なんだって?] も

たった1語からしか成っていないが、

それぞれ意思伝達上、日常生活で

きちんとある働きをするので

りっぱなである。


また、日常会話で決まり文句のように使われる

Goog morning. [おはよう (ございます)。] も、

Thank you. [ありがとう (ございました)。] も、

See you again. [また、会いましょう。] も

Anything wrong? [どうかしましたか?] も

きちんとした働きをし、りっぱなである。


しかし、

ここで問題にするのは、
私達が日常生活で知的に高度なことを
伝え合うのにぜひ必要な (文章の最小単位である)
「正式な成り立ちの文」


についてである。


そして、私はこれを根本的な、

「人々の頭の中での作文時の、
ものごとに対する興味や意識 (や認識)」

から解説
したい。


なぜなら、それが早道だから。

そうしないと、英文を読む時、

頭の中にその内容の現実的なイメージ

起こるように成らないから。

また、頭の中の現実的なイメージ

即、英作できるように成らないから。


その場しのぎの英日や日英の転換や暗記
による枝葉学習は、いくらやっても、結局
何にもならないか、非常な遠回りとなるか
だけ
だから。


それでは始めるが、最初に問題にしたいのは

「一般に、私達はどのような時に、
『文』 と呼べるものを作るのか。」


いや、「作ろうとするのか。」 である。


それは、

「私達が、日常生活において、
主として現実の、あるいは、記憶の中の
イメージされた

『ある人や物事の状態やその変化』

に興味を持ったり、これを特に意識したりし、
これを人に伝えたり、後で思い出したりしたい時」


であろう。


この時、 私は、そのような状態の変化の中で

「(通常、ある目的を達成するための)

始めと終わりが明らかな、複雑で急速な変化」

が、『動作』 だと思っている。


そして、このことは、

「特に意識する、ある人や物事の
『状態や (変化や) 動作』 がなければ、通常、
人々は 『(正式な) 文』 を作ろうとしない。」

ということを意味する。



このようにして、

『(正式な) 文』 の中心の言葉は
『動作や (変化や) 状態』 を表す言葉


となる。


日本語では、それを表す、

「動詞」 や 「形容詞」 や 「形容動詞」 が

(正式な) 文の中心となり、

英語では 「動詞」 だけが (正式な) 文の中心

となる。

(この日本語と英語の違いには、もちろん訳があるの

だが、残念ながら、ここではそれを述べてはおれない。)


ところで、この話の続きは次回にして、

ここで、前回のクイズの解答をしておこう。



++++++++++++++++++++


問題 1: 次の (自立) 語句を Newton [ニュートン] を主語にして
英文の発想順に並べよ。


問題 1 の 1) の解法:

主語 Newton 自体の動作や状態を表すと
考えられる語句を探す。
⇒ began [始めた]

次に、残りの語句の中から、その Newton の動作 began に最も深く関係
する語句を探す。
⇒ experimenting [実験]

次に、残りの語句の中から、主語 Newton の動作 began
又は、今選んだばかりの名詞 experimenting に最も深く関係する語句
を探す。⇒ prisms [プリズム]

次に、残りの語句の中から、主語 Newton の動作 began
又は、今選んだばかりの名詞 prisms に最も深く関係する語句を探す。
the age [年、年齢]

以下同様、次に、残りの語句の中から Newton の動作 began
又は、今選んだばかりの名詞 the age に最も深く関係する語句を探す。⇒
only twenty-two [わずか22]

ところで、begin [始める] という動詞があったら、
次回や次々回に述べる 『英文の語順』 により、
「(誰が、begin,) 何を、どのように (して)、何処で、何時」 と
この順に発想、あるいは情報を予測しながら解答してもよい。


1) の解答:

Newton / began / experimenting / prisms / the age / only twenty-two

2) の解法:1) と同様だが、escape [逃げる] という動詞があったら、
次回や次々回に述べる 『英文の語順』 により、
「(誰が、escape,) どのように (して)、何処から、何処へ、何時」 と
この順に発想、あるいは情報を予測しながら解答してもよい。


2) の解答:

Newton [ニュートン] / escaped [逃れた] / his study [彼の研究室] /
Cambridge [ケンブリッジ] / the isolated safety [隔離された安全な場所] /
his home [自宅] / Lincolnshire [リンカンシャー州] / the plague [伝染病] /
its prime [その最盛期] / 1665 and 1666 [1665年 と 1666年]



問題 2: それぞれ、次の仲介語 [前置詞] の中から適切なものを選んで用い、
前問 [問題1] の英文を完成せよ。


1') の解答: Newton began experimenting with prisms at the age of
only twenty-two.

(また、At the age of only twenty-two, Newton began experimenting with
prisms. [= 原文] も可)

2') の解答: Newton escaped from his study in Cambridge to the
isolated safety of his home in Lincolnshire with the plague at its
prime between 1665 and 1666.


(With the plague at its prime between 1665 and 1666, Newton escaped
from ~ in Lincolnshire.  も、

前置きも含めて、主語と述語動詞を中心とし、
これらにより身近な内容の単位はこれらにより近くに置かれている、

京大入試英語の原文の、

Between 1665 and 1666, with the plague at its prime, Newton escaped
from ~ in Lincolnshire. も、もちろん可)


++++++++++++++++++++


 

英語受験五輪の書34

「逆転合格 『英語受験五輪の書』 真剣勝負」 :

思伝達衛門


*クイズ解説: 河内乙三*



[第一輪] 地の巻: 英語の大基礎 [基礎の基礎] 論




二、即読即解と英語発想順


4.英文における中国語式と日本語式の統語



さて、次に、英語学習における決定的に重要なこと

よく分かってもらうために、最後の方を少し変えるが、

前々回と前回にお見せした英文例 5) とその和直訳を、

もう1度ここで問題にしたい。


5') The problem is the old computer

on the white round table

by the bookshelf in our office

on the third floor of Toyo Building Honkan

near Yodobashi Umeda Building

by JR Osaka Station.



英文語順和直訳:

問題 (は) ある 古いコンピュータ (で) の上の
白い丸いテーブル のそばの 本棚 の中の 私達のオフィス
3階 東洋ビル本館 の近くの ヨドバシ・梅田 ビル のそばの JR大阪駅。

(和文語順) 和直訳:

問題 (は) JR大阪駅 のそばの ヨドバシ・梅田 ビル の近くの
東洋ビル本館 3階 私達のオフィス の中の 本棚 のそばの
白い丸いテーブル の上の 古いコンピュータ (で) ある



この英文と和直訳において、非常に重要なことは、
和直訳の ( ) 内に示した 「は」 や 「で」 に当た
る英単語が同英文中にはない、ということ
である。


つまり、

The problem is the old computer.

の部分が、英文語順和直訳をすると、

「(その) 問題 ある  (その) 古いコンピュータ。」

と成っていて、

(和文語順) 和直訳をすると、

「(その) 問題  (その) 古いコンピュータ ある。」

と、自立語 (=名詞や動詞) 同士の和訳が
続いていかず、途切れ途切れになっており、
完全に中国語式に成っていること
である。


言い換えると、

動詞と名詞の関係が 「は / が」 の関係
(⇒ 主語と動詞の関係) か、あるいは、
「で」 の関係 (⇒ 動詞と補語の関係) かは、
動詞の前にあるか後ろにあるかの位置 (関係)
で示され、互いに直接隣同士に並べられている
ということ
である。


しかしながら、

その他の部分はどう成っているかと言うと、

自立語同士の間には、それらの間の関係を表す
英語の場合は 「前置詞」 という、また、日本語
の場合には、最近よく 「後置詞」 と呼ばれるが、
「助詞」 という
(、あるいは 「助詞相当語句」
とでも言うべき) 仲介語があって、
その和訳は全て続いて行っていること
に注意。



the old computer ← on ← the white round table
← by ← the bookshelf ← in ← our office
← on ← the third floor ← of ← Toyo Building Honkan
← near ← Yodobashi Umeda Building ← by ← JR Osaka Station


(和文語順) 和直訳:

JR大阪駅 → のそばの → ヨドバシ・梅田 ビル → の近くの →
東洋ビル本館 → の → 3階 → の → 私達のオフィス → の中の →
本棚 → のそばの → 白い丸いテーブル → の上の → 古いコンピュータ



以上のことから起こる大きな疑問は、
英語のネイティブスピーカー達は、

「どんな場合に、英語の自立語 [名詞や動詞]
を仲介語 [前置詞や to, -ing, -en] なしに
直接隣同士に並べているのか?」


また、

「どんな場合に、英語の自立語 [名詞や動詞]
を仲介語 [前置詞や to, -ing, -en] を用いて
間接的に並べているのか?」


というものである。


この疑問に対する私の答えは、

「英文を作る時、主語自体の
説明語や、主語の状態や動作の
直接的全体的相手語 (や、この
相手語自体の説明語) は仲介語
を介さず、直接できるだけ隣同
士に並べて (、文の骨格
[根幹] 部を作って)
いる。」


そして、

「以上以外の、主語の間接的部分的
関係語は仲介語を用いて、(つまり
間接的に、) より身近なものから
より疎遠なものへと、それらの間
の関係を示しながら順に並べて
(肉付け [枝葉] 部を作って) いる。」


というものである。

(乙三: これらのことも、著作権は達衛門先生にある
んやから、無断で転載や複製せんといてや。)


以上のことに関連して、ここで、

私は皆さんに英文の語順に関する

クイズを出すことにする。

これは京大入試英語の英文を利用させてもらって

作ったものである。



++++++++++++++++++++


問題 1: 次の (自立) 語句を Newton [ニュートン] を主語にして
英文の発想順に並べよ。

1) only twenty-two [わずか22], began [始めた], prisms [プリズム],
the age [年、年齢], experimenting [実験 (すること)]

Newton ________________________________


2) his home [自宅], his study [彼の研究室], 1665 and 1666 [1665年 と
1666年], escaped [逃れた], the isolated safety [隔離された安全な場所],
its prime [その最盛期], Lincolnshire [リンカンシャー州], Cambridge
[ケンブリッジ], the plague [伝染病]

Newton _______________________________

___________________________________


問題 2: それぞれ、次の仲介語 [前置詞] の中から適切なものを選んで用い、
前問 [問題1] の英文を完成せよ。

1') at [で], of [の], with [で (もって)]

___________________________________


2') between [の間に], from [から], in [(の中) の], in [(の中) の],
in [(の中) の], of [の], to [へ、に], with [のために]

___________________________________

___________________________________



++++++++++++++++++++


解答は次回の終わりの方でするつもりである。

それでは又。


 

英語受験五輪の書33

「逆転合格 『英語受験五輪の書』 真剣勝負」 :思伝達衛門

*クイズ解説: 河内乙三*



ーーーーーー 解説指導 ーーーーーー 河内乙三


***** 難関突破基礎クイズ (1) の 5.の解答と解説*****


5.次の英文法用語を簡潔に説明しなさい。

1) 「現在形」 とは: 動詞や助動詞の 「通常現在の (、そして時に未来の)、
事実としての動作や状態を表す形」 である。

先ず、動詞の 「現在形」 ちゅうのはな、
「現在の動作や状態を表す形」 という説明 (や定義) ではな、
不充分でアウトやねん。 達衛門先生の話やけど。 「何で?」 やって?

それはな、動詞の 「現在形」 と対立しているのは、「過去形」 と 「原形」
やろ。 「過去形」「(通常) 過去の、事実としての動作や状態を表す形」
やねんけど、これら2つと 「原形」 がどこで対立しているのか、英文に
当たって観るとな、通常 「事実」 を表しているのか、それとも 「考え [概念]」
だけを表しているのか、の違いと分かるからや。

「現在形」 や 「過去形」 は (「考え [概念]」 はもちろんのこと、) 
主として 「事実」 を表すんやけど、「原形」「考え [概念]」 だけを
表す
ねん。 この違いをおざなりに英語を身に付けて、実際の政治や経済や
社会の場面でな、英語を使こて仕事や生活したらどないなる? 
後は言うまでもないやろ。

2) 「現在」 とは: どんなに長くてもどんなに短くても、とにかく
「過去のある時から、未来のある時までに亘る時間」 のことである。

【「現在」 って 「話をしているその瞬間」 って思ってる人何て多いんやろ。
(これを 「発話時」 って言うんやけど。)
これは、そう説明してる先生や文法書や参考書が多いからやろなあ。

"I am (= 現在形) Otsuzo Kawachi." [私は河内乙三である。] ちゅうたら、
俺、そう言うてる瞬間だけ、河内乙三? 昨日や明日は別名? そんな
あほな! 俺、生まれた時から、多分死ぬまで河内乙三やろなあ。

俺、酒も飲むし、タバコも吸う。 せやから、
"I smoke (= 現在形) and drink (= 現在形)." [私は普段タバコを吸う、
そして酒を飲む。] って言えるけど、今この瞬間、タバコも吸うてへん
(= いない) し、酒も飲んでへん。

せやから、「現在」 って 「発話時」 と違う。

何時タバコを吸って、酒を飲んでるんか、やって?
そりゃあ、吸いたい時に吸うて、飲みたい時に飲んでんねんが。
事情が許す限り。 タバコは若い時からずっと吸うてる。、
酒はずーと止めてたけど、去年から晩酌程度にちょっとだけ。
今晩も飲むで。

このように、現在形で表現して、そう言うてる時はそうしてなくて、
それまで、したい時やしなあかん時にだけそうして来て、その後も、
特別な事情の変化がない限りそうしていくことを表す種類の動詞

「動作動詞」 ちゅうねん。

これに対して、現在形で表現して、そう言うてる時はもちろん、
過去のある時から未来のある時まで、特別な事情の変化がない限り
ずーとそうであったり、そうして行くことを表す種類の動詞

「状態動詞」 ちゅうねん。

この区別はな、後で英文法上むっちゃ重要に成ってくるからな、
しっかり読んで、よう分かっといてや。

次の例文の、smoke [タバコを吸う 〈煙を出す〉] や drink [飲む] や go [行く]
や、tell [言う 〈告げる〉] や read [読む] 等は 「動作動詞」 やけど、
is [am, are] [ある、いる] や want [欲している] や live [住んでいる]、
love [愛している] や like [好んでいる] 等は 「状態動詞」 やで。

例文: (ただし、[ ] 内は直訳)

I am thirsty. [私はのどが渇いている(⇒ 数分間から長くて数時間の状態)]
I want some tea. [私は少しのお茶を欲している
(⇒ 数分間から長くて数時間の状態)]
I smoke, but I don't in JR stations.
[私は普段タバコを吸っている(⇒ 何十年にもわたる動作) しかし、
JRの駅の中では吸わない(⇒ 今年の7月1日以降の動作)]

They live in Amagasaki City. [彼らは尼崎市に住んでいる
(⇒ 10年以上にわたる状態)]
He goes to a senior high school. [彼は高校に行っている
(⇒ 多分3年間にわたる動作)] 
He is a third year student. [彼は3年生である
(⇒ 多分1年間にわたる状態)]

She loves astrology and often tells (us) our fortunes.
[彼女は星占術を愛している(⇒ 状態)
そしてしばしば (私達に) 私達の運勢を言ってくれる(⇒ 動作)]
I often read scientific books.
[私はしばしば科学書を読む(⇒ 動作)]
I especially like astronomy and the history of science.
[私は特に天文学と科学史を好んでいる(⇒ 状態)]

The sun rises in the east and sets in the west.
[太陽は東 (の方向) に昇り、西 (の方向) に沈む
(⇒ 遠い遠い過去から、多分遠い遠い未来までの動作)]
The earth revolves around the sun while it rotates on its axis.
[地球は地軸にくっ付いて回転 (= 自転) している間に、太陽の周りを回って
(= 公転して) いる
(⇒ 遠い遠い過去から、多分遠い遠い未来までの状態)]



 

英語受験五輪の書32

「逆転合格 『英語受験五輪の書』 真剣勝負」 :

思伝達衛門


*クイズ解説: 河内乙三*



[第一輪] 地の巻: 英語の大基礎 [基礎の基礎] 論




二、即読即解と英語発想順


3.続・英文自体の発想語順 



前回、私は5つの 「英文語順内容語和訳」 を見せて、

それらから、英文自体の語順

『主語とした人や物事 ⇒ それ自体の説明 ⇒
それにより密接 [親密、身近] な関係にあるもの ⇒
次第により疎遠な関係にあるもの』


と成っていると述べた。

しかし、このことが未だもう1つよく分からない

方々のために、

次の 「英文語順内容語和訳」 を見てもらおう。



1) Most musicians agree that the best violins were
first made in Italy.
大概の音楽家達 同意する 最良のバイオリン あった 
最初に作られて イタリア


2) They were made in Cremona, Italy, about 200 years ago.
それら あった 作られて クレモナ イタリア 約200年前

3) Vitamin C plays an important role in keeping us healthy.
ビタミンC 演じている 重要な役割 保つ 私達 健康に

4) These are just a couple of good reasons to eat plenty of
fresh fruit.
これら ある ほんの2,3 優れた理由 食べる たくさんの
新鮮な果物


5) The problem is the old computer on the white round table
by the bookshelf in our office on the third floor of Toyo Building
Honkan in Shibata in Kita-ku in Osaka City.
問題 ある (=存在している)  古いコンピュータ 白い丸いテーブル 
本棚 私達のオフィス 3階 東洋ビル本館 芝田 北区 大阪市


これらは、

私が 「英文自立語句順和訳」 と呼ぶものであるが、

これに依れば

英文自体の発想順がよく分かると思うが、

如何であろう?


(ちなみに、
これは、私が自立語とみなす動詞と名詞を中心に隣同士の形容詞と名詞、
それから隣同士の副詞と動詞をそれぞれ1つにまとめ、表したもの
である。)


いずれにせよ、

「英語のマスターに決定的に重要なのは
上の発想順による英文の理解と英語での表現」


である旨は既に前回に述べた。


とにかく、

英文というものは伝えたい内容を、
今上で言ったような順に名詞 (句)
や動詞 (句) を発想して行きながら、
それらに必要な冠詞 [a, an, the]
や、名詞 (類) のつなぎの前置詞
[in, at, on, by, of 等] や、
動詞 (の原形) のつなぎ [to, -ing,
-en] や、文のつなぎの従属接続詞
や関係詞を用いているだけである。


それは、簡単明瞭なものである。




 

英語受験五輪の書31

「逆転合格 『英語受験五輪の書』 真剣勝負」 :

思伝達衛門


*クイズ解説: 河内乙三*



[第一輪] 地の巻: 英語の大基礎 [基礎の基礎] 論




二、即読即解と英語発想順


2.英文自体の発想語順



さて、どうすれば、

2世でもなければ帰国子女でもない私達日本人が

早く英文の即読即解英文での即時表現

できるようになるのか。


その方法が宿題であったが、分かっただろうか?


私が前回お見せした、

私が 「英文語順和直訳」 と呼ぶものから分かる、

その方法とは、何のことはない。 

英文を読む時も、英文を書く時も、

(もちろん、英語を聞く時も、話す時も)

ただ単に、

「英文の語順通りに発想して行き、
これに充分慣れれば良い。」


というだけの単純なものである。


ここで問題となる決定的に重要なことは、

前回に述べた理由で、

和文の語順と比較した場合の英文の語順

(という相対論) ではなくて、


英文自体の語順が

一体全体どのように成っているか?



ということ (すなわち、絶対論) である。


そして、

この 「英文自体の語順」 を知る最も良い手がかりが、

再び、私が 「英文語順和直訳」 と呼ぶものである。


前回の4つの 「英文語順和直訳」 をよく観て、

英文自体がどのような語順をしているか

分かっただろうか?


分からない方々のために、

もっと簡単で分かりやすい英文例と

その 「英文語順和直訳」 を次にお見せしよう。

(ついでに (和文語順) 和直訳も付けておくが。)


英文例

5) The problem is the old computer

on the white round table

by the bookshelf in our office

on the third floor of Toyo Building Honkan

in Shibata in Kita-ku in Osaka City.



英文語順和直訳

問題 (は) ある 古い コンピュータ(で) の上の 白い
丸い テーブル のそばの 本棚 の中の 私達の オフィス の
3階 の 東洋ビル本館 の中の 芝田 の中の 北区 の中の 大阪市。


( (和文語順) 和直訳:
問題 (は) 大阪市 の中の 北区 の中の 芝田 の中の 東洋ビル本館
の 3階 の 私達の オフィス の中の 本棚 のそばの
白い 丸い テーブル の上の 古いコンピュータ (で) ある。)


簡単で分かりやすい英文とはいっても、その

「英文語順和直訳」 が上のように複雑であると、

英文自体がどのような語順なのか

分かりにくいであろう。


そこで次に、

それの、私が 「内容語」 と呼ぶものだけを残し、

後は取り去ったものをお見せしよう。

これは、文章の意味内容を理解するのに、

この 「内容語」 が主要な働きをするからである。




「英文語順内容語和訳」

5) 問題 ある (=存在している)  古い コンピュータ 白い 丸い
テーブル 本棚 私達の オフィス 3階 東洋ビル本館 芝田 北区 
大阪市



ちなみに、参考として、

前回の4つの英文の 「英文語順内容語和訳」

次に示しておこう。


1) 大概の 音楽家達 同意する 最良の バイオリン あった 最初に 
作られて イタリア

2) それら あった 作られて クレモナ イタリア 約 200年 前

3) ビタミンC 演じている 重要な 役割 保つ 私達 健康に

4) これら ある ほんの 2,3 優れた 理由 食べる たくさんの
新鮮な 果物



これらの 「英文語順内容語和訳」 をよく観て、

その語句がどのような 「表現内容順」 に並べられてい

るかよく考えてみると、

『主語とした人や物事自体の説明から始め、
それにより密接 [身近] な関係にあるものへと進み
それから次第により疎遠な関係にあるものへと
連続して進んでいる』


ことに注意してもらいたい。


この、

「『主語とした人や物事 ⇒

それ自体の説明 ⇒ それにより密接

[親密、身近] な関係にあるもの ⇒

次第に、より疎遠な関係にあるもの』

という発想順による理解と表現」
が、


英語のマスターに決定的に重要

だと私は確信している。


ところで、

このことに関する皆さんの考えは

どのようなものだろう?


(乙三: 以上の著作権、もちろん達衛門先生にあるん
やで。)



++++++++++ 巣鴨高校英文和訳問題

「クレモナのバイオリンの秘密」 ++++++++++

欠語の補充:

(XXX) : 楽器 [instruments]

(YYY) : 好む (、愛する) [prefer (, love, like)]

(ZZZ') :寸法、サイズ [参考: size]

(ZZZ) : 測った [measured]

(UUU) : ニス [varnish]

(VVV) : 永久、永遠 [forever]

+++++++++++++++++++++ 




 

英語受験五輪の書30

「逆転合格 『英語受験五輪の書』 真剣勝負」 :

思伝達衛門


*クイズ解説: 河内乙三*



[第一輪] 地の巻: 英語の大基礎 [基礎の基礎] 論




二、即読即解と英語発想順


1.英語発想は日本語と逆順だが




英文とその和訳文を比べてみると、主語 (部) 以外
だいたいその語句の並びが逆順に成っている。


英文をその和直訳文と比べてみると

さらにこのことがはっきりする。


これを、巣鴨高校の

例の長文 「クレモナのバイオリンの秘密」

"The Secret of the Violins of Cremona"

の最初の2文で示しておこう。



英文例:

1) 〈Most musicians〉 agree that 〈the best
violins〉were first made in Italy.



英文語順和直訳:
(ただし、数字は (和文語順) 和直訳時の順番を表し、
〈 〉 内が主語 (部) を表す。 )

1.〈大概の音楽家達 (は)〉 8.同意する 7.ということ (に) 
2.〈最良のバイオリン (は)〉  6.(あっ) た / (い) た 5.最初に作
られ (て) 4.で 3.イタリア


(和文語順) 和直訳:

〈大概の音楽家達 (は)〉 〈最良のバイオリン (は)〉 イタリア で 
最初に作られ (て) (あっ) た ということ (に) 同意する。


英文例:

2) 〈They〉 were made in Cremona, Italy, about
200 years ago.



英文語順和直訳:

1.〈それら (は)〉 7.(あっ)た / (い) た 6.作られ (て) 5.で 4.
クレモナ 3.イタリア 2.約200年前


和直訳:

〈それら (は)〉 約200年前 イタリア (の) クレモナ で 作られ (て) 
(い) た。


もう1つ、センター試験に出されたものであるが、

前にも紹介した 「速読英単語」 必修編の最初の

英語の文章 [段落1つ] の最初と最後の英文も

例にして、次に示しておこう。



英文例:

3) 〈Vitamin C〉 plays an important role in
keeping us healthy.



英文語順和直訳:

1.〈ビタミンC (は)〉 7.演じ (てい) る (= 果たす (している))
6.重要な役割 (を) 5.に (おいて) 4.保つの (= 保つこと) 
3.私達 (を) 2.健康に


和直訳:

〈ビタミンC (は)〉 健康に 私達を (= 私達を 健康に) 保つの に 
重要な 役割を 演じ (てい) る。

和意訳例:

1.私達は、ビタミンCの働きによっても健康でいられるのである。
2.私達が健康でいられるのは、ビタミンCも大きな役割を果たしている
 からです。


英文例:

4) 〈These〉are just a couple of good reasons
to eat plenty of fresh fruit.



英文語順和直訳:

1.〈これら (は)〉 9.ある 8.ほんの~だけ (で) 7.2,3
6.の 5.優れた理由 4.べき 3.食べる 2.たくさんの新鮮な
果物 (を)


和直訳:

〈これら(は)〉たくさんの新鮮な果物 (を) 食べる べき 優れた理由 の
ほんの 2,3 だけ (で) ある。

和意訳例:

以上が、新鮮な果物をたくさん食べないといけないほんの2,3の
理由です。



このように、

英文と和文の語句順が大体逆順に成っているのは

「英語発想が大体、日本語 (発想) と逆順」

だからである。

そして、

これらのことに気付いている人も多いだろう。


しかしそれだけでは、

英文をどんどん即読即解して行ったり、英作文を、

つまり英語で表現をどんどんして行ったりする場合

ほとんど役に立たない。


いや、それどころか...この、

主語 (部) 以外
両者が互いに逆順であることを用いると、
英文を理解したり、英作文したりする時、
英和や和英の翻訳法を取ることになり、
英文や和文上を頭が行ったり来たりし
返って足を引っ張られてしまう。


そして、

そんなことをしていては、
英文の即読即解即聴即解、
さらに言いたいことの
英文での即時表現 [英作文] などは、
永遠にできるように成らないであろう。



それは、せいぜい、英文和訳や和文英訳で

少し参考になるくらいのものである。


ではどうすれば、

2世でもなければ帰国子女でもない私達日本人が

早く英文の即読即解英文での即時表現

できるようになるのだろうか。


これはやり方によってはごく簡単である。
しかし、やり方によっては不可能となるか、
あるいは、莫大な金銭と時間と労力を使っての
遠回りと成るかである。



その最も良いと思われる方法をズバリ次回に述べ、

解説するつもりである。

が、皆さんにもその方法を次回までに

少しは考えておいてもらいたい。


そのヒントは上の英文語順和直訳にある。


それでは又。




 

英語受験五輪の書29

「逆転合格 『英語受験五輪の書』 真剣勝負」 :

思伝達衛門


*クイズ解説: 河内乙三*




河内乙三の報告 2


********
続・1ヶ月余りで、偏差値30は上ってる********




本番の英会話は、
「全身全霊、全状況的に」 相手と協力し合いながら、
互いに言いたいことを伝え合っていくことが重要
やっ
たなあ。


文章を読む時は、

会話と違って 「全身」 とは言えないが、


その内容が理解でき興味深い場合、読者は
「全霊を持って全文脈 [全状況] 的に」 筆者の
伝達内容、考え、あるいは魂と関わって行く


やろ。


けどな、

知らん漢字や語句がようけ (= たくさん) あって、

その内容がよう (= 良く) 分からんかったり、

ほとんど理解できなかったりしたらどうやろ?

もう、それ、読みたくなくなるわなあ。


それから、知らん漢字や語句が少なかっても、


文章全体を読むことよりも、
漢字や語句の習得を先にしてきた人は
分からん漢字や語句に出合ったら、
その度にその意味にとらわれて
時間を食うはなあ。
頭がその話の流れを追うよりも、
他所へ行ってしまってな。



せやからな、


知らん漢字や語句が少しぐらいあっても、
そこで止まらんと、それを 「何々」 とでもしといて、
全体を読んだら何とか理解できるような
興味深い文章を何回も読んでな、
その話の流れに従ってイメージが流れ、
筆者の伝えたいことをきちんと捕らえ、
その魂に触れること


重要やねん。


英語の文章を読む時も一緒やけどな、

受験勉強などで、知らん語句がようけあって

何言うてんのかよう分かれへんけど、

それを読まなあかん場合、今上で言うたようなわけで、

その和訳文から入るのがええねんて。


ところで人は皆、

特に殺伐とした学校生活や受験生活を送っている

若者達は余計に

理解のし合いや、魂の触れ合いを求めている

ねんて。


せやから、和文であれ英文であれ、

何とかわけの分かる興味深い文章を

何回も何回もできたら声を出して読んで、

よくわけが分かるようになることは、

多くの若者にとって、

苦痛というよりもむしろ喜びなん。

それは、そこにゲームとは違った新しい、

素晴らしい世界が開けるからや。


そして、


その文章を何回も読む人は誰でも、
それが日本語の言葉であれ、漢字であれ、
英語の語句であれ、そのほとんどは
自然に覚えられ、話の内容がよく分かり、
後は、辞書による不確かな語句の意味の確認や、
成り立ちや綴りの筆記による記憶等、少しの努力で、
その語句や文章に関するテスト問題に完璧に、
あるいはほとんど完璧に対応できるように成る


んやて。


それから、もう言わんでも分かるやろ。

この1回目の奇跡的な100点満点が重要やねん。

そりゃあ、

誰でもゲーム止めて勉強や読書の方に行くわな。


ゲームにいくら優れても、両親に嫌がられながら、

数人の友達の頂点に立つだけや。

勉強に突然優れたら、両親や先生だけやない、

皆に驚かれたり、喜ばれたりしながら、

クラスの数十人、学年の数百人、その市の数千人

その県や府の数万人・・・のトップ立ったり、

トップクラスに入ったりするねんで。


こっちのゲーム (?) の方がずーとおもしろい

に決まっている、

って達衛門先生は言わはんねん。


ーーー



ところで今、ふと思い出したんやけど、そう言えば、

達衛門先生の息子さんも最難関大学への逆転合格を

目指したはった。


そのH君は、現在、尼崎市立稲園高校の単位制の3年生やけど、

中学2年生の新学期頃までは、ゲームに夢中やったそう。


ところで、H君は

その兵庫県で受験意識の最も低い市の1つの尼崎市、

その中でも最も意識の低い中学校の1つで、

成績が最も悪い生徒の1人やってんて。


それが達衛門先生の一言が切っ掛けで、

ゲーム止めて勉強に打ち込まはるようになって、

現在、大阪市北区にある河合塾に通ったはるん。

そして、今では同塾模試の英語の偏差値は70を少し超え、

主要科目の平均偏差値も、70近いとのことや。


このことも多いにあって、達衛門先生は、

わしが解説させてもらっているこの


「逆転合格 『受験英語五輪の書』 真剣勝負」

を書く気にならはったとのことや。




 

英語受験五輪の書28

「逆転合格 『英語受験五輪の書』 真剣勝負」 :

思伝達衛門


*クイズ解説: 河内乙三*




河内乙三の報告 1


**********
1ヶ月余りで、偏差値30は上ってる**********



えーっ、一体全体どないしたん??

漢字のテスト、5回続けて100点満点やて?

5回続けては新記録やて、その学校では。

いつも、40点台を取るのがやっとやったのに。


それだけやない。

国語の総合テストも100点満点やったって?

学年で3人だけの1人に成ったって?

いつも真ん中 (= その学校で偏差値50前後)

ぐらいやったのに。




えーっ、それだけやないって?


あんなに (ビデオ) ゲームに夢中になってたのに、
ゲームを止めて、
本をどんどん読み出したって?


今、図書館から借りてきた 「ハリーポッター」 を

読んでるって?


信じられへん。 これ、どないなってんの??

奇跡や!! これは奇跡や!!


達衛門先生は

「奇跡やない、当たり前のことや。」

言うたはるけど、

奇跡としか考えられへん。


********************


これは、

わしが京都教室で英語と英会話を教えてる

70代の生徒 Y.Y. さんの、小学6年生の

お孫さんのことや。


(ビデオ) ゲームに取りつかれ、

ゲームがしたくてたまらんかった S.Y. 君。

漢字のテストが近づく毎に、

お母さんが付きっ切りで、

嫌々ながら漢字のテスト勉強していたんや。


その日も、ゲームと漢字のテスト勉強のことで、

お母さんと口論になっていたそう。


たまりかねた Y.Y. さん。


本ブログの 「地の巻」 の最初の方、
達衛門先生の
『英単語が覚えられない受験生のための言葉』


にヒントを得て、

S.Y. 君に次のように言ったとのこと。



「そんなに嫌やったら、
漢字なんか覚えなくても良い。
その代わり、
今習っている6年生の国語の教科書を、
最初から1回でも多く読みなさい。

(声を出せる時は声を出して、
出せない時は口を動かしてささやくようにして)

何回も何回も。」 と。



苦手の漢字の書き取りや暗記よりも

これのほうが良かったよう。

とにかく、S.Y. 君はそうしてくれたんやって。


その結果が、

その次の週の漢字のテストから、
100点満点を取り続けている
ちゅうこっちゃ。

家で漢字の学習など一切していないのにや。


何でや? 何でや? わしもわけ分からん。

達衛門先生に聞いてみるわ。



********************


先生に聞いたら、怒られたわ。

そんなことが分からないのかって。

そして、それは

わしらの本番の (= 本物の) 英会話法の授業と一緒 [同じ] やて。


何語で会話するにしても、

本番の (= 本物の) 会話って準備無しにするもんやろ。

前もって語句や文を覚えといてするもんちゃうやろ。

あるがままの能力で会話の状況に入って、

きちんと意思伝達し合って行くもんやろ。


これを有意義にしよう思たら、

全身全霊、全状況的に、相手と協力し合わな絶対にでけへん。

そして、相手と協力し合って有意義に会話をして行きながら、

その中で、語句や文を覚えていくのがええねん。


せやから、わしらの英会話教授・学習法ではな、

本番の前に英語の語句や文なんか覚えといたらあかんねん。

そんなことしたら、それを思い出そうとして

頭が他所へ行ってしまうやろ。

頭が他所へ行ったら、

その英会話の状況に全身全霊を注がれへんから、

その会話は絶対に上手く行けへんねん。


ところで、

本番の前に英語の語句や文を覚えといたらあかんのやったら、

どないして本番の英会話をしながら、

英会話を教えたり習ったりできるのか? やって。

それが、達衛門先生の

「究極の (本番) 英会話教授法」 や 「究極の (本番) 英会話学習法」

によるとな、それが見事にできるんや。

けど、それがどんな方法かはな、

ここでは話が逸れるし、紙面の都合もあってな、

詳しいこと説明してられへんねん。

そのうち、それを簡単に解説するけどな。


とにかく、
英語の語句や文はな、

お互いに言いたいことをきちんと理解し合うために、

全身全霊を英会話の本番という状況全体や

そのより良い英会話法の学習に注ぐことによって、

相手と創り出す生きた文脈の中で、結果として

たくさん正しく覚えられる
ねんて。


文章を読む場合も、根本的にはこれと一緒やって

達衛門先生は言わはんねん。

けど、この文章を読む場合については次回や。


ほな、又。



 

英語受験五輪の書27

「逆転合格 『英語受験五輪の書』 真剣勝負」 :

思伝達衛門


*クイズ解説: 河内乙三*



[第一輪] 地の巻: 英語の大基礎 [基礎の基礎] 論



一、逆転合格は逆転発想で !!


11.謎解きに挑戦する君は名探偵アソカ



この 「地の巻」 の 一、「逆転合格は逆転発想で!!」

を終える前に、前回、前々回に扱った巣鴨高校の

入試英語長文問題でやり残した同和訳文の

「欠語の 『何々』 読み」「欠語の推測補充読み」

をやり終えておこう。

先ずは、「欠語の 『何々』 読み」 である。


++++++++++++++++++++

〈第1段落〉
最高のバイオリンが最初に作られたのはイタ
リアであったということにほとんどの音楽家
は同意する。200年ほど前にイタリアのク
レモナで作られたものである。これらのバイ
オリンは他のどんなバイオリンよりも良い音
がする。現在作られているバイオリンさえし
のぐ音色である。バイオリン製作者も科学者
もこのイタリアのバイオリンのような (XXX)
を作ろうとしている。しかし、彼らが作るバ
イオリンは同じではない。音楽家たちは今も
クレモナ製の古いバイオリンを (YYY) 。これ
らの古いイタリア製のバイオリンがなぜそれ
ほど特別なのだろうか?誰にもその本当のと
ころは分からない。しかし、その答えが分か
っていると思っている人も多い。

〈第2段落〉
それはバイオリンの古さだと考える人々もい
る。
ーーー (後略) ーーー

〈第3段落〉
それらのバイオリンの秘密は木材にあると考
える人々もいる。
ーーー (後略) ーーー

〈第4段落〉
しかし、木材の種類はそれほど重要でないの
かもしれない。
ーーー (後略) ーーー

〈第5段落〉
大きさや形もまた答えではないのかも知れな
い。科学者達は非常に注意深くこれらの古い
バイオリンの (ZZZ') を (ZZZ) 。彼らは全く
同じ大きさと形の新しいバイオリンを作るこ
とができる。しかし、新しいバイオリンは、
古いバイオリンのような良い音がしない。そ
の秘密は (UUU) にあるのかも知れないと考
える科学者もいる。(UUU) とは、バイオリン
の木部をおおうもののことである。それの
おかげで木は輝いて見える。それはまたそ
の (XXX) の音色を助ける。イタリアのバイ
オリン製作者達が (UUU) の中に何を使った
のかは誰にも分からない。だから今日、誰
も同じ (UUU) を作ることができない。

〈第6段落〉
クレモナ製のようなバイオリンはもう決して
作れないのかもしれない。その秘密は (VVV)
に見つからないのかもしれない。こんにちの
若い音楽家たちはそうでないことを願ってい
る。彼らには良いバイオリンが必要なのであ
る。しかし、残っているクレモナ製のバイオ
リンは多くない。また、その種のバイオリン
は非常に高価である。最近、有名なイタリア
製の古いバイオリンが約30万ドルで売買さ
れたとのことである。

++++++++++++++++++++



さて皆さん、以上の欠語 (XXX) ~ (VVV) に入る

適切な語をコナンでも、金田一でもいい、とにかく

名探偵になったつもりで推理してもらいたい。

探偵小説や探偵劇画によくある暗号解読よりも

やさしいはずだから。


その一般的な方法は、

本章の第7節 「欠語の推測補充読み」 で述べたが、

それは、

1) 文脈、すなわち話の前後関係と
2) 常識、つまり、現実的日常的体験や知識と
3) コモンセンス、つまり合理的判断
の3つを総動員してするもの


であった。


そして、さらに次に、必要と思われる

その具体的方法を示しておくから、

それに従って自分で推理し、

その結果を問題の箇所に書き込んだり、

メモしたりして、本文をよく読んでおくこと。


【上文章の具体的欠語推測法】

(XXX): (推測法は不要と思われる。)

(YYY) : 文尾 [文末] にあること。⇒ 動詞


(ZZZ) : a) 文尾 [文末] にあること。⇒ 動詞

b) この前後の文から、それは 「科学者達が、

古いバイオリンと全く同じ大きさと形の新しい

バイオリンを作るために、非常に注意深くする

行為」 と分かる。


(UUU) : この後の2文から、これは

「このおかげで木が輝いて見える、バイオリンの

木部を覆うもの」 と分かる。


(VVV) : 「(VVV) に」 の 「に」 と、この直前直後

から、「その秘密が見つからないかもしれない、その

あり方」 を表す 「に」 で終わる語であること。

さらに、その次の文から、同文が 「こんにちの若い

音楽家たちがそうでないことを願っている」 ような

意味内容になる語だと分かる。


以上であるが、ここで一言。

受験勉強や受験が嫌で、憂鬱で、
気乗りがせず、全く力が入らない受験生は、
解かねばならない設問の多い長文問題を
どれも謎の多い一つの事件と見なし、
最初はゆっくり自分のペースで良いから、
自分はその謎を一つ一つ解いていく名探偵、
あるいはその卵 [研修生] であると考え、
受験勉強をゲーム化することをお勧めする。
ただし、真剣に取り組むゲームとして。



そして、本ブログを見てそうしようと思われた方々は、

謎が解けた瞬間の 「あっ、そうか!」 という思いや

その発言をもじって、その名を 「アソカ・鈴木」 や

「アソカ・山田」 等、ご自身の名字の前に 「アソカ」

を付けて頂き、『名探偵アソカ』 グループを創りたい

と思っている。



 

英語受験五輪の書26

「逆転合格 『英語受験五輪の書』 真剣勝負」 :

思伝達衛門


*クイズ解説: 河内乙三*



[第一輪] 地の巻: 英語の大基礎 [基礎の基礎] 論



一、逆転合格は逆転発想で !!


10.文による段落と文章の構成



前回の巣鴨高校の英語長文問題の和訳文は、

次の英文の赤字下線部のみのものである。


++++++++++++++++++++

〈第1段落〉
Most musicians agree / that the best violins
were first made in Italy. They were made
in Cremona, Italy, / about 200 years ago.

These violins sound better than any others.
They even sound better than violins made
today. Violin makers and scientists / try to
make (XXX) like the Italian violins. But
they aren't the same. Musicians still (YYY)
the old ones. Why are these old Italian
violins so special? No one really knows.
But many people think / they have an answer.

(頭尾読み)

〈第2段落〉
Some people think / it is the age of the
Violins.
They say that today's violins will
also sound wonderful someday. But there
is a problem here. Not all old violins
sound wonderful. Only the old violins from
Cremona are special. So age cannot be the
answer. There must be something different
about Cremona / or those Italian violin
makers.
(冒頭読み)

〈第3段落〉
Other people think / the secret to those
violins is the wood.
The wood of the violin
is very important. It must be from certain
kinds of trees. It must not be too young
or too old. Perhaps the violine makers of
Cremona knew something special / about
wood for violins.
(冒頭読み)

〈第4段落〉
But the kind of wood may not be so
important.
It may be more important / to cut
the wood a special way. Wood for a violin
must be cut very carefully. It has the right
size and shape. The smallest difference
will change the sound of the violin.
Musicians sometimes think / that this was
the secret of the Italians. Maybe they
understood more than we do / about how to
cut the wood.
(冒頭読み)

〈第5段落〉
Size and shape may not be the answer
either.
Scientists (ZZZ) these old violins
very carefully. They can make new ones /
that are exactly the same size and the
shape. But the new violins still do not
sound / as good as the old ones. Some
scientists think/ the secret may be the
(UUU). (UUU) is what covers the wood
of the violin. It makes the wood looks
shiny. It also helps the sound of the
(XXX). No one knows / what the Italian
violin makers used / in their (UUU). So
no one can make the same (UUU) today.
(冒頭読み)

〈第6段落〉
There may never be other violins / like
the violins of Cremona. Their secret
may be lost (VVV). Young musicians
today hope / this is not true. They need
fine violins. But there aren't many of
the old violins left. Also, the old
violines are very expensive. Recently, /
a famous old Italian violin was sold /
for about $300,000.

(全部読み) (文章全体としては頭尾読み)

++++++++++++++++++++


この赤字下線部 (つまり、前回の和訳部) は、

この文章の要旨飛ばし読みをして
速く読み取りたい場合
の、

読むべき箇所を示したものである。


その箇所は、

最初の [第1] 段落の
最初と最後の (つまり頭尾の) 2,3文ずつ。


そして、

途中の段落は皆、最初の (つまり冒頭の)
1,2文のみ。


それから、

最後の (この場合、第6) 段落は全文

である。


これは、伝えたい意味内容の、

「段落」 による 「文章」 の構成法と

「文」 による 「段落」 の構成法を利用した

方法である。


ところで、この方法は日本語の文章にも、

英語の文章にも用いることができる。

これは、

「文」 による 「段落」 や 「文章」 の構成が、
英文の場合も和文の場合もほとんど同じ


だからである。

「頭括[冒頭] 型」 か、「尾括 [末尾] 型」 か、
「双括 [頭尾] 型」 かなどという。


しかしながら、

「語句」 による 「文」 の構成法だけ

は、英文と和文では、全く異なる。


それゆえ、英語の学習や研究においては、

「英語の語句による英文構成法」

ほど重要なものは無い。


が、残念ながら今までに

「英語の語句による英文構成法」
完璧に解明した書物

拙著のいくつか以外には皆無である。


そして、このことが
私達日本人が英語をマスターする場合の
最大の障害と成っている。


そこで、次々回からは、その

「英語の語句による英文構成法」

英文の即読即解法を通して、

実践的に学習して行くことになる。


ここで一言、断っておかねばならない

非常に重要なことが1つある。

それは、本番の (= 本物の) 英会話においては、

よほどの達人以外、

読み方や作文に当たるある1つの話全体は、

日本語とは逆順に


(つまり、「起 → 承 (→承) → 転 → 結」

ではなく、「結 → 転 → 承 (→承) → 起」 と)

発想し表現して行こうとしないと

上手く行かないということである。


それでは、又。



 

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