2016年9月

本物の英文法の概要X

やり直し英語・初・中級:

本物の英文法の概要X


 

前回の続きです。

『は、が』 [=主語] の位置には、「名詞類」 を入れ、
それ以外は入れてはいけません。


名詞類の例:

【代名詞】 I, we, you, he, she, it, they; this, that, these,
those; someone [ある人], something [あるもの、あること]


【名詞、複合名詞と、それらに前から冠詞や形容詞や代名形容
詞が付いたもの】

English, English conversation, conversation(al) English,
Japanese English;
our school, Toyo Building [東洋ビル], Yodobashi (Camera)
Osaka, Hotel New Hankyu, Umeda, Osaka;
our office, our classrooms, our students, our staff, our
teachers;
that desk, my chair, your desk, your chair;
(some) English tea [紅茶], (some) instant coffee,
the earthern coffee cup [陶器製のコーヒーカップ],
lemon, sugar, cream [フレッシュ], (some) cake(s),
the thermos [ポット], the refrigerator;
the women's room [女性用トイレ]等々

【名詞単位】
(名詞に後ろから限定単位が付いたもの)
a conversation in English [英語での会話];
English for conversation [会話用の英語];
that desk with a computer (on) [コンピュータが載っている
あの机];
the computer on my desk [私の机の上のコンピュータ];
the papers beside the computer [コンピュータのそばの書類];
the desk with an answering phone [machine] [留守番電話
を持っている机];
the chair with a lovely red cushion [可愛く赤い座布団のある
椅子];
milk with ice (= iced milk = milk and ice) [アイスミルク];
the pretty teacups in the cabinet [飾り棚の中のきれいな紅茶
茶碗]
students learning English here [こちらで英語を習っている
徒達]
the English spoken by them [彼らによって話された英語 ⇒ 彼
らが話した英語]等々

(「関係詞 + 文」 によって限定された名詞単位は省略)

(動詞のつなぎ to [こと], -ing [(た)こと] による動詞句の名詞化
⇒動名詞句)

to learn English at our school [私達の学校で英語を習うこと],
learning English at our school [私達の学校で英語を習う(た)
こと
]等

(文のつなぎの従属接続詞や疑問詞や関係詞による文の名詞化)
whether (=if) he learns English at our school
[彼が私達の学校で英語を習っているかどうか],
that he learns English at our school
[彼が私達の学校で英語を習っている(という)こと],
what he learns at our school
[彼が私達の学校で何を習っているのか
習っている(ところの)もの;こと]
when he learns English at our school
[いつ彼が私達の学校で英語を習っているのか]
why he learns English at our school
[なぜ彼が私達の学校で英語を習っているのか
彼が私達の学校で英語を習っている(ところの)理由]等 

この最後の3例から、『か』 [疑問化] の位置を用いない
「疑問詞+平叙(=普通)文」 が名詞単位に成ることに注意
してお
いて下さい。
私達はこれを 「疑問名詞節」 と呼んでいますが、
その 「wh-語」 の和訳を 「(ところの)もの; こと」 や 「(とこ
ろの)理由」 とすると、それは 「関係詞節」 となります。

"how to learn English" of our school [私達の学校の (=が提
唱する生徒さん達の)
どのように英語を習うべきか」⇒ 私達の学校の 「英語を習う
ための方法」⇒
私達の学校の 「英語の習い」⇒ 本校の 「英語学習」] 等


『ある、する』 の位置には、「動詞類」 を入れます。

動詞類の例

【助動動詞】 is, am, are, was, were;
(直後に 「原形動詞-en」 を取る) has, have, had

【動詞】 go, come, wait, work, play;
get, take, put, eat, drink, use, wash, clean, study, enjoy,
see, surprise;
live, like, love, want, know, think, understand, ;
give, send, tell, teach; call, name, find 等々

【動詞に副詞や助動詞が付いたもの】 
(
ただし、赤字が中心の動詞で、'not'以外の副詞の和訳が動詞の和
訳よりもに行き、助動詞の和訳が動詞の和訳よりも後ろに行くこ
とに注意。)

don't know [知らない];
can surely use [もちろん使ってよい];
often drink [しばしば飲む];
sometimes eat [時々食べる];
doesn't understand [理解でき(てい)ません];
will be waiting [待っているだろう];
would like to have [頂きたいのですが];
have long been studying [長い間勉強 [研究] し続けてきた]
等々。
(その他、この最後の3例のように、
研究(2) や (3) で述べた単純助動詞と複合助動詞の組み合わせが
原形動詞に付いたものも動詞単位 [動詞類] です。)


残りの 『に』 や 『を』 [相手語] の位置や、『で』 や 『と』 [補
語] の位置、それに 『副え』 の位置については、次回に解説
します。


******* 研究 「単純助動詞と複合助動詞」 (3) *******


前回の研究では、文を作る時、
(本来の) 単純助動詞は1つしか (その文の中心の) 動詞に付ける
ことができない
ことをお話しました。
ですから、単純助動詞を2つ重ねて動詞に付けたい時は、日本語
とは逆順にして、後の方を複合助動詞にしなければならない
ので
したね。

しかし、複合助動詞は (通常2つまでですが) 重ねて (=組み合わ
せて) 動詞に付けることができる
のです。

She has been learning French for three years now.

[解説: 「結果の助動詞」「進行の助動詞」 の組み合わせ:
has -en + be -ing ⇒ has 「-en + be」 -ing ⇒ has be-en
-ing :
「~ている最中である+た状態を今も持っている」]
[意訳: 彼女は、ここ3年間ずっとフランス語習っています。]

The misleading notice has already been taken away.

[解説: 「結果の助動詞」「受動の助動詞」 の組み合わせ:
has -en + be -en ⇒ has 「-en + be」 -en ⇒ has be-en
-en :
「~れる+た結果を持っている」⇒ 「~れてしまっている」]
[直訳: その、人を誤らせる告示は既に取り去られてしまっている。]
[意訳: その誤解を招きかねない告知はもう取り去られています。]

The old building is going to be pulled down next week.

[解説: 「準備進行の助動詞」「受動の助動詞」 の組み合わせ:
is going to + be -en :「~れる+準備が進行している。」]
[直訳: その古い建物は、来週、引っ張り降ろされる準備が進行し
ている。]
[意訳: その古い建物は、来週、取り壊されることになっています
(=予定です)。]

ちなみに、この最後の例では、「準備進行の助動詞」 "is going
to"
自体が、基本動詞と動詞のつなぎから成る "is -ing" と "go
to" の組み合わせ
ですから、理論的には、複合助動詞はいくつ組
み合わせても良いようです。

もちろん、意味は変わりますが、これら複合助動詞の組み合わせ
の前に、1つなら単純助動詞を付けることもできます。


She will have been learning English for five years next
spring.

[意訳:来年の春には、彼女は5年間ずーと英語を習っていること
になるでしょう
。]

The misleading notice must have been taken away by
now.

[意訳:その誤解を招きかねない告知は、もう取り去られている
違いありません
。]

重要な注意:
この例文の述部 'must have been taken away' は、その副え'by
now'
によって、「受動の現在結果の強い推量」だと分かりますが、

The misleading notice must have been taken away yesterday.
[意訳:その誤解を招きかねない告知は、昨日取り去られたに違いありま
せん
。]
述部 'must have been taken away' はその副え 'yesterday' によっ
て、「過去の受動の強い推量」
であることに注意してください。
また、以上の 'have been' は断じて「現在完了形」ではありません。
前2者は「原形結果形」で、後者は「原形前時制形」とでも呼ぶべ
きものです。

以上です。


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本物の英文法の概要XI

やり直し英語・初・中級:

本物の英文法の概要XI


 

前回の続きです。

『に』 や 『を』 [=相手語] の位置には、「名詞類」 を入れ、
それ以外は入れてはいけません。

(名詞類の英語例については、
前回の 『は、が』 [=主語] の位置のものをご覧下さい下さい。)

ただし、ご存知のように、『に』 や 『を』 [=相手語] の位置に
入れる 「人称代名詞」 と呼ばれる語は、次のようにその形を変え
て入れねばなりません。
つまり、
I ⇒ me ; we ⇒ us ; he ⇒ him ; she ⇒ her ; they ⇒ them


『で』 [=主語の補語] や 『と』 [=相手語の補語] の位置には、
「名詞類」 または 「形容詞類」
を入れます。

(名詞類の英語例については、
前回の 『は、が』 [=主語] の位置のものをご覧下さい。)


形容詞類の例:

【形容詞】 big, small, long, short, round, square; new,
old, soft, hard, heavy, light, dark, hot, cold, wet, dry,
good, bad; polite [礼儀正しい], rude [失礼な], easy,
difficult, kind, smart [賢い], famous; eatable, natural,
thankful, careless, friendly; Japanese, American,
French, Spanish 等々


【形容詞単位】
(少数の前置詞による名詞の形容詞化)

in good shape [良い状態の中に(いる) ⇒ 体調が良い]
(=in good condition [良い状態の中に(いる)] / in good
health [良い健康の中に(いる) ⇒ 元気で(ある)] healthy/ fine)

of great importance [とても大きな重要さ]
(=very important [とても重要な])

of great value [とても大きな価値]
(=very valuable [とても価値の高い、貴重な])

文例:This vase is of great value now.
[この壷は今ではとても大きな価値の(壷)である⇒
この壷は今ではとても大きな価値があります。]

(動詞のつなぎ to [べき、ことになって(いる)], -ing [ている(最
中の)], -en [れ(た)]
による動詞(句)の形容詞(句)化⇒「動形容
詞(句)」)

to clean the bathroom

これを 「be-動詞」 が直後に持つ 『で』 [主語の補語] の位置に
入れると 「予定(決定)形」 が出来ます。
Yoshiko was to clean the bathroom last night.
[佳子は昨夜風呂場を掃除することになっていた。]

cleaning the bathroom

(これを 「be-動詞」 が直後に持つ 『で』 [主語の補語] の位置に
入れると 「進行形」 が出来ます。
Yoshiko was cleaning the bathroom then.
[佳子はその時風呂場を掃除してい(る最中だっ)た])

cleaned by Yoshiko

(これを 「be-動詞」 が直後に持つ 『で』 [主語の補語] の位置に
入れると 「受動形」 が出来ます。
The bathroom was cleaned by Yoshiko last night.
[直訳: 風呂場は昨夜佳子によって掃除され(てあっ)た。]
[意訳: 風呂場は昨夜佳子が掃除してくれたのよ。])

(これらの 「動形容詞単位」 を 『と』 [相手語の補語] の位置に
入れる場合は省略します。)

(文のつなぎの) 関係詞によって形容詞化された文 [形容詞節/
形容詞単位] は、前の名詞に直接付けてその説明を行うもので、
そのままでは、動詞を介した説明の位置である 「補語」 の『で』
や 『と』 の位置には入れられません。



******* 研究 「英文における根本的に重要なことの表現」 *******

「文」 とは、「ある意味内容を伝えようとするもの」 です。
英語国民が 「英文」 で 「ある意味内容」 を伝えようとする時、
根本的 [基本的] に重要なことから表現し始め、
次第に枝葉的 [発展的] に重要なことへと進んで行くようです。
そして、その根本的に重要なことは、
その文の中心の動詞 (=主動詞;述語動詞) を含めそれまでの、
前の方で表現
してしまいます。

「文」 で伝える内容の 「根本的に重要なこと」 とは、
先ず、その内容が 「平叙」 か 「疑問」 か 「感嘆」 か 「命令」
(や 「依頼」) か、
ということです。


英語国民は、これを1番先に知らせますが、
彼らはこれをどのようにして知らせているか分かりますね。
そうです。
英文語順表でいうと、「まえおき」 以外のどの位置から、
あるいは、どの位置とどの位置から言葉を発し始めるか
で、
1番先にそれを知らせているのです。

"Where is ~?" ; "What do ~?" ; "How beautiful are ~?" :
『wh-語』 と 『か』 の位置から ⇒ 疑問詞疑問文

"How beautiful they ~!" :
『wh-語』 と 『は』 の位置から ⇒ 感嘆文、(あるいは疑問名詞
節)

"Do you ~?" ; "Did ~?" ; "Is ~?" "Was ~?" ; "Will ~?" :
『か』 と 『は』 の位置から ⇒ Yes/No疑問文、または選択疑問

"Betty ~" ; "We ~" ; "The saleswoman ~" :
『は』 の位置から ⇒ 平叙文

"Give ~." ; Don't ~." ; "Please make ~." :
『ある、する』 の位置から ⇒ 命令文や依頼文


次に、それが 「平叙」 なら、彼らは
それが 「事実」か、「心(理的判)断」 か、「意見」 か、「推量」
か、「想像」 かや、
「肯定」 か 「否定」 かや、「確か」 か 「頻繁」 か
等を重要とし、
これらを出来るだけ早く、矛盾しないように知らせます。

その方法は次の通りです。

伝える状態や動作が 「事実」 であることは、
その文の主動詞を 「現在形」 「過去形」 にして表します。

伝えることが 「心断」 であることは、
その文の主動詞を原形にして、これに前から 「本来の助動詞」
will, shall, can, may, must のうちの1つを付けて
表します。

伝えることが 「意見」 であることは、
その前に(= 『まえおき』 の位置に) "I think (that)" 等を置い
て表します。

伝えることが 「推量」 であることは、
その前に "I guess (that)" 副詞の maybe や probably 等
を置いて表します。

伝えることが 「想像」 であることは、
その前に "I imagine (that)" 等を置いて表します。

伝えることが 「否定」 であることは、
できるだけ前の方で、助動詞に副詞の not を付けたり、
形容詞の any を 形容詞の no(=not any) にしたり
して表しま
す。

伝えることが 「確か」 であることは、
その前に "I am sure (that)" 等を置いたり、
助動詞の位置に、助動詞があればその直ぐ後に
副詞の sure(ly) や certainly 等
を置いたりして表します。

伝えることが 「頻繁」 であるか否かは、
助動詞の位置に、助動詞があればその直ぐ後に
副詞の always や often や never 等
を置いて表します。


ところで、日本語ではこのようなことは大方、
文末でしている
ことに注意しておいてください。


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本物の英文法の概要XII

やり直し英語・初・中級:

本物の英文法の概要XII


 

前回の続きですが、

『副え』 の位置には、「副詞類」 を入れます。

ところで、前にも言ったように、
『副え』 の位置に入る名詞や代名詞が表す人や物事は、
その文の中心の動詞 (句) が表す動作や状態に直接全面的に
関係せず、わずかに間接的部分的に関係するだけでしたね。

ところで、その間接的部分的な関係のあり方は様々ですから、
この 『副え』 の位置に 「名詞や代名詞」 を入れる時は、
その関係のあり方をきちんと表すことによって、これらを 「副え」
の働きに変える 「名詞のつなぎ: 前置詞」 が必要なのです。

また、
この 『副え』 の位置に 「動詞」 や 「文」 を入れる時は、
これらとその文の中心の動詞 (句) の関係を表すことによって、
これらを 「副え」 の働きにする、それぞれ、
「動詞のつなぎ: to, -ing, -en」 や 「文のつなぎ: 従属接続詞」
が必要
なのでした。

ですから、『副え』 の位置に入る 「副え」 には様々な意味内容の
ものがある
のです。
そして、その主なものは、

「様態」 「方法、手段」 「場所」 「目的」 「時」
「原因」 「条件」 「譲歩」

などです。

ところで、「『副え』 の位置に入らない 「副え(=副詞)」 につい
ては、前回の 「研究」 をご覧下さい。

さて、副詞類は、今上で言ったように、大概、
その文の中心の動詞 (句) との関係を表すつなぎ語を頭に
(あるいは接尾辞を語尾に) 持っていますから、
その位置が多少変わっても誤解が生じ難いので、
その位置は比較的自由です。

しかし、これらを文の中心の動詞 (句) 1つに、幾つも重ねて用い
たい場合、その最も違和感のない順序は、
その文の主語と動詞が表すことに密接な (=最も身近な) ものか
ら、次第に疎遠なものへと並べたもの
です。
ですから、皆さんも出来るだけそう並べるようにしましょう。


それでは、その副詞類の例を次に挙げてみます。

副詞類の例:

【副詞】(様態) well, hard, easily, slowly, fast, quickly,
warmly, beautifully [美しく⇒見事に];
(場所) here, there, home [家へ、家に], out, near, far, away,
somewhere;
(時) now, then, before, soon, yet, early, today, yesterday,
tomorrow, recently, this week, last week, next week, this
summer, last summer, next summer,
these days (時を表す慣用語句には名詞が副詞化したものが
多いことに注意);

【副詞単位】
(形容詞単位の付いた名詞の副詞化)
(時)
the day before yesterday [昨日の前の日⇒一昨日],
the week after next (week) [来週の次の週⇒再来週],
the month before last (month) [先月の前の月⇒先々月]

(名詞のつなぎの前置詞による名詞の副詞化)
(様態)
with ease [容易に], with pleasure [喜んで], with great care
[とても注意深く]; 
(同伴) with a friend;

(方法、手段)
with a pen, in ink, with a knife, by bike (=bicycle), by car,
by train, in English, on television;
(場所)
on the floor, in my room, at home, to school, by the tree,
through the park, to the supermarket, at the station, in
Kobe (City);
(ここで特に注意しておきたいことは、例えば、'at a park' や 'in
the park' は場所の表現ですが、a park や the park はものの
表現だということです。一般に)
(時)
at six o'clock, around midnight [真夜中頃に], in the morn-
ing, at night, on Friday, on August the eighth [8月8日に],
in 1998, for three months, until October [10月まで(ずー
と)], in the first year of this century [今世紀の最初の年に];
toward the end of Tokugawa Period [江戸時代の終わり頃に]
等々。

(動詞のつなぎ to [ために], -ing [て、ていて], -en [れて、れて
いて] による動詞の副詞化)

to see him at his office [(彼の) 事務所 (⇒会社) にいる彼に会
ために] (目的);
turning left at the third corner [3番目の角を左に曲がると/
て/たので
] (条件/ 時/ 原因);
written in simple English [簡単な英語で書かれていて=れてい
るので/ れているけれど
] (原因/ 譲歩);

ところで、このシリーズの10回目 「本物の英文法概要IX」 の
「『まえおき』 の位置」 で解説したように、英文を作る時、
前もって言っておきたい 「副え=副詞類」 は、
通常1つ、『前置き』 の位置に置く
ように言いました。

そして、上例の最後の2つのような 「-ing 形」 や 「-en 形」
副詞単位を 『まえおき』 の位置に置いた場合を、今までの英文法
は特に 「分詞構文」 と呼んでいますが、これを特にそのような
の分からない名前
で呼ぶ必要は全くありません。

ただ、特に
「『まえおき』 の位置で副詞類として使われた動詞句のつなぎの
-ing -en は、 (to も含めて、)
副えの位置の 『目的』 や 『時』 や 『原因』 や 『条件』 や 『譲
歩』 等の意味を帯びることが多い。

としておいたら良いだけです。

そして、それらが、そのどの意味帯びるのかだけでなく、
あらゆる場合の、to -ing -en の意味は、これらが使われている
状況や話の流れ、すなわち、文脈によって決まる

のであるということを、特に強調して注意しておきたいと思いま
す。

(文のつなぎの従属接続詞による文の副詞化)

if it is very hot and humid there
[(もし) そこがとても暑くて湿度が高い (=蒸し暑い) なら] (条件);
when it is very hot and humid there [そこがとても蒸し暑い
](時);
because it is very hot and humid there [そこはとても蒸し
暑いから] (原因、理由);
though it is very hot and humid there [そこはとても蒸し暑
けれど] (譲歩);

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本物の英文法の概要XIII

やり直し英語・初・中級:

本物の英文法の概要XIII


さて皆さん、私はこのシリーズを前回で終わりにしようと思ってい
ましたが、今1つ、ここでお話しておいた方が良いことがあります。
いや、どうしてもお話しておかねばならないでしょう。

それは、私が 「意味要足語」 と呼ぶものと、
これと密接に関係した 「(意味) 補足統語」
あるいは 「(意味) 補足`類[単位、語]」 と呼ぶものです。


次の英文を見てください。

I have enough money (with me now). [私は (今手元に) 充
分なお金を持っている。]

この英文は、文法的に完全であっても、これだけではほとんど意
味を成しません。
つまり、一体、幾らぐらい持っているのか全く見当がつきません。
『何のために』 あるいは 『何をするのに』 充分なお金なのかの
説明が無い限り。

100円ライターを買うのなら、105円あれば充分ですが、
55万円のダイヤの指輪を買うのなら、50万円持っていても不
充分でしょう。

そこで私は、この enough [充分な] のような、
その意味内容の一応の完結に不足があり、
それに説明を加えないと、それだけでは意味を成さないような単
語を 「意味の不足を補う必要のある単語」、略して 「意味要足語」
と呼んでいます。

そして、その意味の不足を補うために、例えば、

to buy a (100 yen) lighter
[(100円) ライターを買う (ために⇒) のに]
for our lunch [僕らの昼食のために]
for us to go to (see) a movie [僕らが映画を見に行くのに]

の様に、英単語を並べることや、その並べ方を
「(意味) 補足統語」

と呼び、そのように英単語を並べたものを特に
「(意味) 補足単位」

と呼んでいます。

もう1つ例を挙げますが、

She is older. [彼女はより年を取っている。]

という英文も、これだけでは無意味でしょう。

older「より年を取って(いる); より古い」 という意味の比
較 (した) 結果を表している語ですが、
このような比較結果を表す語は、例えば、
「(1歳の) 絵理より」 とか、「(80歳の) 郁恵より」 のように
比較している相手が述べられなかったら、それだけでは意味を成
しません。

ですから、それには、

than Ikue (who is 80 years old)
[直訳: (80年古いである (ところの)) 郁恵よりも]
[解説: who は関係代名詞、和訳無しか 「ところの」]
[意訳: (80歳の) 郁恵さんよりも]
あるいは、
than Eri (who is one year old)
あるいは、
than Ai (who is ten days old)
[(生まれて10日(目)の) 愛より]

などの、「(意味) 補足単位」 が要るのです。

もちろん、それまで話をしていて、
その話の流れからその比較の相手が、
話している相手に分かる場合はこの限りではありません。

M: You know, Kayo is 7 years old. [あのね、佳代は7歳なの
よ。]
N: Oh, then, Miki is older. [あら、それじゃ、美貴の方がお姉
ちゃんね。]

のように。
そしてこのような場合は、通常、"than Kayo-chan" [佳代ちゃ
んより]
を付けません。
もちろん、上の enough の場合も同様で、次の英文の ( ) 内は通
常言いません。

R: Let's go to a movie. [映画に行こうよ。]
I still have enough money for us two (to go to a movie).
[(僕達) 2人分 (そうするのに) まだ充分お金、あるよ。]
S: Well, sorry, I don't have (enough) time (to go to a
movie).

[そうね、残念だけど、(そうするのに充分な) 時間が無いの。]

そして、この 「意味要足語」 と 「(意味) 補足単位」 に関して注
意しておきたいことは、
これらの性質上、この両者は慣用的なつながりを成すということ
です。

enough N for M; enough N to do
A-er than N; more A than N

のように。
(ただし、N や M は名詞を、to do の do は(原形)動詞を、そして、
A は形容詞または副詞を表すものとします。)

他の例:

go ← to N [N に → 行く]
stay ← at/ in N [N に → いる、滞在する]
agree ← with N [人]/ to N [物事] [N に → 同意する、賛成す
る]
prefer N ← to M [Mより → N を好む]
require N ← to do [~することを → N に要求する]

afraid ← of N/ to do [N を/ ~することを → 恐れて (いる)]
the same N ← as ~ [~ と → 同じ N]
such N ← that ~ [~ ような → そのような N]

so A ← that ~ [~ ほど → それほど A]

等々。

以上です。

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本物の英文法の概要XIV:「反実仮想は前時制形で」

やり直し英語・初・中級:

本物の英文法の概要XIV:

「反実仮想は前時制形で」



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「(君は今東京にいるけれど、)
君が今大阪にいたら(良いのに)なあ。」とか、
「(あなたは今東京にいらっしゃるけれど,)
あなたが今大阪にいらっしゃったら良いのですが。」
などというのは、英語では次のように表現しなければなりません。

(Though you are in Tokyo now,)
I wish (that) you were in Osaka now.

と。
つまり、厳密な英語発想(=和直訳)では、
「(あなた(は)今(事実)東京にいるけれど、)
私(は)あなた(が)今大阪にいた(こと)を願う。」と。

この厳密な直訳において、特に注意すべきことは
「英文では、その(述語)動詞の現在形で
現在の事実を表わし、
現在の事実に反すること(=仮想)は述語動詞の過去形で表わして
いること」

でしょう。

ちなみに、I wish の wish は(述語)動詞の現在形で、その厳密な
和直訳は「現在、事実願っている。」です。

ところで、通常「現在のこと」は「現在形」で表すのが、英文法
の最も重要な法則の1つです。
にもかかわらず、「現在のこと」なのに「過去形」を用いるのは、
その重要な法則に反しています。

そして、このように、重要な法則に反する時制形(:時を表す形)を
用いることによって、その内容が事実に反していることを表現す
るのが、英文法のもう1つの重要な法則です。

ただし、それは「表現内容よりも1時制古い(:前の)形を用いる」
という反し方でなければなりませんが。

つまり、英語の動詞には「未来形」という形はないので、
1.通常現在形で表す現在や未来の事実に反する、あるいは、
あり得ない表現内容は、それより1時制前の(:古い)過去形を用い、
2、過去の事実に反する、あるいは、あり得ない表現内容には大
過去形(:過去のその時から見た過去形) "had 原形動詞-en" を用
いねばなりません。
また、これは、現在から見た場合、2時制前の形であることにも、
注意
しておいてください。
3.それから、この反実仮想(法)では was は用いず、主語が3人
称単数でも were を用いることも要注意
です。

英文例:

I wish your brother were in Osaka now.
[和直訳: 私(は)あなたの弟(が)今大阪にいた(と)願う。]
[和意訳: 君の弟さんが今大阪にいたら(良いのに)なあ。]
(この場合、Your brother is in Osaka now. は事実に反する(内容
の)文であるので、その述語動詞 is を1時制古い、それも was 

はなく、 were にしていることに注意。)

Then, I could take him to USJ tomorrow.
[和直訳: それなら、私(は)明日USJに彼(を)連れて行くことができ
るのに。]

[和意訳: そうしたら、明日USJに弟さんを連れて行ってあげられ
るのに。]

(この場合、I can take him to USJ tomorrow はあり得ない内容
の文であるから、その述部 can take を1時制古い could take
にしていることに注意。
また、could は can [ことができる]の過去形ですが、その過去の
要素の和直訳が「た」ではなく「のに」になっていることにも注
意。)

以上の2文の意味内容は、次のような1文にしても伝えられます。

If he were in Osaka now, I could take him to USJ tomorrow.
[和直訳: (もし)かれ(が)今大阪にいたなら、私(は)明日USJに彼
(を)連れていくことができるのに。]
[和意訳:弟さんが今大阪にいたら、明日USJに連れて行ってあげれ
るのに。]

(この場合も同様に、最初の述語動詞の is ⇒ were 、次の述部の
can take ⇒ could take に注意。
また、could 和直訳「できるのに」にも注意。)

次は、過去の事実に反する想像を表現する英文です。

I wish you had been in Osaka last Saturday.
[和直訳: 私(は)あなた(が)この前の土曜日、大阪にいた(ことを)願
う。]

[和意訳: 君がこの前の土曜日大阪にいたらなあ。]

この場合、you were in Osaka last Saturday. は事実に反する内
容の文であるので、その過去形の were を、1時制古い大過去形
の had been にしていることに
注意しておいてください。 

Then, I could have introduced you to one of my close friends, 
Fred.
[和直訳: それなら、私(は)私の親友の1人、フレッドにあなた(を)
紹介することができたのに
。]
[和意訳: そうしたら僕の親友のフレッドに紹介できたのに。]

この場合、can have introduced [紹介することができ(る事情に
あっ)た]は事実に反することですから、1時制古い形の could
have introduced にしていることに注意してください。

また、この have introduced は「現在完了形」では絶対ないし、
私の言う「現在結果形」でもなく、それは
「原形前時制形」とで
も言うべきものであることに注意。なにしろ、前に can や could
(:助動詞)が付いているのですから、have は現在形でなく原形で
す。

さらに、上の can have introduced は、例えば、He must have
eaten the cake last night.[彼は昨夜そのケーキを食べたにちが
いない。] という文の、must have eaten の have eaten と同形
「原形前時制形」であり、must は現在形ですから、それより
も1時制前の「過去の動作」を表し、last 
night はこれに掛かっ
ていることにも注意してください。

以上の2文の意味内容は、次のような1文にしても伝えられます。

If you had been in Osaka last Saturday, I could have 
introduced you to a close friend of mine, Fred.
[和意訳:この前の土曜日に大阪にいたら、親友のフレッドに紹介
してあげれた
のに。]

If USJ were in Tokyo, he would have visited it more
than 100 times by now.
[和直訳: もしUSJが東京に(現在事実)あったなら、彼は今までに
100回よりも多くそれを訪れてきただろうのに。]

[和意訳: USJが東京にあったら、彼は今までに100回以上そこ
へ行ってる(こと)でしょう。]

この場合、if がくっ付けている(:導いている;従えている)のは現
在の事実に反する
(:仮想の)内容の文で、主文の would have 
visited は「経験
を表す現在結果」の仮想の推量を表しているこ
とに注意してください。
そしてまた、以上の解説から、'have ~-en' には、1)現在結果形、
2)原形前時制形、3)原形結果形、の3つの場合がある
ことにも注
意しておいてください。

以上の他に、未来のことでもありえないことや、ほとんど全くな
い、つまり、万に1つぐらいしかない出来事の仮想もこの形式を
用います。あり得ない場合はその述部に ’were to ~’ を、「万が
一」の場合は 'should ~' を用いて。

If he shoud come to Osaka this year, would(又は、will) you
tell it to me 
as soon as possible?
[和意訳:もし万が一、彼が今年大阪に来るようなことがあったら、
できるだけ早くそう
言ってくれますか。]
(このような未来の「万が一」の場合、近年では主文の述部を
'will ~' のように、直説法にする場合が多いことに注意。)

以上は、事実に反することやあり得ないことを前提にとした上で
の仮の想像や思考を述べる方法であることに特に注意してくだ
さい

あり得ることの仮定や思考は、これまで述べてきた直説法で表現
しなければなりません。

I hope (that) it will not rain tomorrow.
[直訳:私は明日雨が降らないだろうことを希望する。]
[意訳:明日、雨が降らないといいですね。]
If it rains tomorrow, I will stay home.
[直訳:もし明日(事実)雨が降ったら、私は家にいるだろう。]
[意訳:明日雨が降ったら、家にいます。]
のように。
この最後の英文については、次の「if-節と仮定法」で詳しく解説し
ます。

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If he will come to Osaka, will you tell it to me as soon as you can?
If he comes to Osaka, will you tell it to me as soon as possible?
If he is going to come to Osaka, 
 will you tell it to me as soon as
possible?

When he comes to Osaka,  will you tell it to me as soon as possible?

 

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以上です。

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(参考)
I wish USJ were in Tokyo
 now.
和直訳: 私(は)USJ(が)今東京にあった(と)願う。
和意訳: USJが今東京にあったら(良いのに)なあ。
(この場合、USJ is in Tokyo now. は事実に反する(内容)
文であるので、is ⇒ were に注意。)

Then, he could go there every weekend.
和直訳: それなら、彼は毎週末そこに行くことができるのに。
和意訳: そうしたら、弟さんは毎週末そこに行けるのだが。
(この場合、He can go there every weekend はあり得ない内容
の文であるので、can go ⇒ could go 
に注意。)

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