2016年10月

50分でわかる本物の英文法:はじめに

 


50分でわかる本物の英文法

 

 

 

ーーーはじめにーーー

 

英語で話す時や英文を書くとき、
言いたいことのイメージや考えを表すのに
適当な英文を暗記したものの中から思い出し(1)、
必要と思われる英語句を入れ替え(2)、
文法的処理をして発話したり、書き表したり(3)

していませんか?

あるいはそうしようとしていませんか?

そんなことをしていてはいけません。

絶対に。

上の(1)(2)(3)をするのに、それぞれ何秒もかかるでしょう。

ネイティブスピーカー達は通常2秒以上待てません。
英語の会話やディスカッション、質疑応答やインタビュー
等の
即座のコミュニケーションにおける応答は。

ましてや、
頭の中で言いたいことを表す和文を英訳して
発話したり、書き表したり
していては絶対にいけません。

そんなことをしていては時間がかかり過ぎるだけでなく、
良い英文も作れません。

そんなことをしているから、

本物の英語力をテストしているとみなせる
TOEFL-iBT
世界約160ヵ国中、
日本はスピーキング
最下位、また
ライティング8段階の最下位クラス
甘んじ
続けねばならないのです。

同テストが始まって以来、10年近くも。

ネイティブスピーカーや帰国子女は
上のようなことは一切していませんから。

また、

そんなことをしていては永遠に言いたいことの、
即座の英語でのスムーズな表現はできません。

英語脳は育成できません。
日英のバイリンガルには成れません。

彼らは、
言いたいことのイメージや考えを表すのに、
その内容語を英語発想順に並べて行きながら、
必要な文法的処理をし、必要なつなぎ(=仲介
語)でつないで行って、 次から次へと英文を
作って行ってるだけ

ですから。
直感的にそうしているだけですから。

私たちもそうできるように頑張りましょう。

それは、
このネイティブスピーカーやバイリンガルの人達の英語脳
の働きを明文化した
「本物の英文法」によれば、
難しいことではありませんから。


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50分でわかる本物の英文法

 

 

ーーー本文ーーー

 

この

50分でわかる本物の英文法

は、

分でわかる英文法の根本原理』

分でわかる本物の英文法の学習法』

『40分でわかる英文法の根本法則

から成ります。

本英文法従来の学習英文法のように、無謀にも 
のラテン文法
』 を無理やり現代英語にあてはめたもので
なく、私達があらゆる先入観や独断を捨てて、約40年
かかって科学的人間
学的に現代英語を研究し開発した
『英語の本物の文法体系
』 
と言うか、『文生成システム』 
であると確信するものです。

ちなみに、これが『文生成システム』としての英文法であ
るということは、これを学習すれば、英語のReading や
Listening 等の受信能力はもちろんのこと、Writing や
Speaking 等の発信能力の習得にも直結している
というこ
とです。

いや、これは
「母語話者が頭脳に持つ、発信能力としての英文法」
を明文化したもののつもりです。

が、しかし、本文法に慣れない皆さんには、新しい考え方
や用語もあり、難かしく感じられ
るかもしれません。
そこで、少しでも分かりやすくするために、文法用語はで
きるだけ従来のものを用いるようにするつもり
です。

ところで、本書の対象としましては、よく分からなくても
いい、一応日本の公立中学レベルの英語は習い終えてい
人達
します。

が、そのような方々が対象でも、きちんと理解しながら50
分で読み終えて頂けるであろうわずかなページ数では、本
英文法の重要事項全てを扱う
ことはできません。

そこで、漏れた重要事項は本書の付録でお話しすることに
し、本文では、主として今後皆さんが英語や英会話をマス
ターして行かれるのにぜひ必要だと思われる
最重要文法
事項、「英文の語(句)順」と「動詞のつなぎ」

を中心に述べさせていただきます。

後は英和と和英の良い辞書が1冊ずつあれば、問題はすべ
て解決
していくと思います。
英文法は昔からとてもひどい状態にありますが、辞書はご
く1部を除いて昔からそれはど悪くはありません。
特に近年出版された辞書はほとんど皆、素晴らしいものば
かり
です。

 

それでは、次の

分でわかる英文法の根本原理」

をご覧ください。

 

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4分でわかる英文法の根本原理

4分でわかる英文法の根本原理

 

 

 

本書で言う「英文法」とは、「文生成英文法」 (:つまり、
「英文を作る法則あるいは方法」) とします。

が、その「法則あるいは方法」に関しては次々回以降にし、
今回はそれ以前の「英文法の根本原理」についてです。

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『英文法の根本原理:

1.(内容語の順に関し) 問題のものから、これに直接関
係するものを通って次第に疎遠なものへと並べること。

英文メールの宛名(名氏と住所)書きのように。
(主原理) 』 (これは日本語とだいたい逆順ですね。)

英文を成す語句の順だけでなく、段落を成す英文の順も同
様です。それから、宛名の ( ) 内が「氏名」ではなく、「名
氏」の順であることにも注意しておいてください。

ちなみに、「内容語」とは名詞動詞形容詞(や副詞)の
ことです。

名詞の例:box, door, food, flower, restaurant など

動詞の例:is(助動詞兼), cry, come, see, take など

形容詞の例:sad, good, kind, beautiful, delicious など

(副詞の例:near, there, often, slowly, carefully など)

他と比べ、副詞の重要度は少し落ちるので () 内に入れま
したが、副詞にもよります。それからこれは特に重要なこ
とですが幼児も、大体この順にことばの種類を獲得してい
きますね。

この根本原理1.が「英語の発想順」です。ですから、こ
れを習得すれば、英単語を1つずつ言っていくだけでもネ
イティブスピーカーときちんとコミュニケートしていけま
す。

つまり、まず「英会話」がきちんとできて行きます。問題
解決の表現を2つ、3つマスターするだけで。(その具体的
な方法は、本書の付録4や、拙著「バイリンガル脳で英会
話:誰でもすぐできる」
(せせらぎ出版、2016) をご覧く
ださい。)

私達は上の1.を現代英語の文法の最も根本的な原理とし、
これさえよく理解し身につけば、英語のマスターは非常に
簡単になると確信しています。

逆に、この根本原理のマスターなしには、英会話はもちろ
んのこと英語の高度な4技能(Listening, Speaking, Read-
ing, Writing) の速く正しいマスター絶対にありません。

ところで、この「英語の発想順」はそのまま「英語の平叙
文の語(句)順」
となります。

(平叙文:通常の肯定文や否定文)

『2.しかしその時、直接全体的に関係するものは直接並
べ、
間接部分的にしか関係しないものはその関係を表す仲
介語(:前置詞や
従属接続詞など)を介して並べること。
(副原理1)

3.またその時、より身近なもの同士を、より疎遠なもの
よりも近くに並べること。
(副原理2)


英文法の根本原理は以上の3つだけです。

(この項はこれで終わりですが、以上を理解するのに何分
かか
りましたか。常識(common sense)的なことですから
分以内に理解できたでしょう。

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「50分でわかる本物の英文法」の

付録

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((付録1.)) (注:付録の読解にかかる時間は、表題の時間
      には入っていません。)

この英文法の最も重要な根本原理1.(=主原理)だけを用い
た場合、実際には
どうなるか、2題だけ例題とその例解を
次に示しておきます。

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(例題)

1) 本番の英会話で What's your favorite food? [大好き
な食べ物は何ですか] と相手に尋ねられたリ、
あるいは、
2) 即座の Speaking や Writing のテストで、

Name your favorite food and explain how you 
came to like it. 
[大好きな食べ物の名前を言って、どうし
てそれが好きになったのか説明してください。]
などという問題が出た場合です。

(ただしこれは、私たちのカナダ人英会話講師のマットさん
と、娘さんがテキサス大学の大学院に行っておられる50代
のご婦人の本番の英会話をもとに、私が作成した問題です。
その本番の英会話は本例題の最後に記載しておきます。)

1) の(例解): 本番の英会話の場合とっさですから、まず問
題の物自体を述べ、次にそれに直接(全体的に)関係する内
容語(句)さえ言えば、
後の語句の列挙は大ざっぱで、少し
順序が違っても大丈夫です。次のように。

Pizza. // Delicious. Restaurant. Texas. // Daughter.
Take. Me.
Every summer. // (Texas University. Near.
//) She. Student. Texas University. 

(ただし、// から // までは伝えたいことのワンポイント(1
要点)を成し、// はそのポイント(:要点)の切れ目で、息を
吸うだけの(1秒以内の)休止を表し、終止符(.)は休止すると
したら0.5秒以内を表します。そして、本番の英会話は語句
1つずつでも、ワンポイントずつでも、
分かりますか』
という気持ちになって、あるいは "You see? "と言って相
手の目を見て発話を待ち、応答して行けば
きちんとできま
す。)

本番の英会話の場合、(例解) のように続けて言っても
イティブスピーカーやバイリンガルの
相手は、同内容語が
英語発想順なので、こちらの言いたいこと
大体分かって
くれます。そして、次のように何の苦も無
く、その内容を
英文で確認してきます。そしてその英文はもちろ
ん正しく、
その状況に自然なものでしょう。

"Oh, your favorite is pizza.  I like pizza, too.  And you
wanted to say that 
it was because you ate very good
(= delicious) pizza at a pizza house (=restaurant) in
Texas.  
And also that your daughter, who is a Texas
University student, takes you there every summer.

などと。

2) の(例解): また、テストの場合、その英語発想順の内容
語句を以下のように(、大文字で示したような語を用いて)
つなげるようになれば良いだけです。

My favorite (food:不要) is pizza. I came TO like it (又
は、It's) BECAUSE
 I ate delicious pizza AT a pizza 
restaurant 
WITH my daughter IN Texas. She takes
me there 
every summer. It's NEAR Texas University.
She is a graduate student there now.

(又は、It's NEAR Texas University WHERE (=AT 
WHICH
she is a graduate student now. 又は、
WHERE 
she studies English FOR a master's degree
(now)).

のように。

(【参考】ちなみに、TOEFL-iBT の Speaking テストでこのような問題が
出た場合どうしたらよいかに興味のある方は、「ヒューコム・ブログ」の
2014年3月1日の記事、「みんなの英語・英会話革命39」の『TOEFL-
iBTのSpeaking に向かって』 と、その前後の記事をご覧ください。
)

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この例解の重大な意味が分かりますか?
その重大な意味とは、
1.以上の例解のように、英語の発想順に英語の内容語を
言ったり書いたりするだけで、ネイティブスピーカー達に
こちらの言いたいことが大体
(80%以上) 正しく伝わると
いうことです。
このことは「本番の英会話」において特に
重要です。なにしろ、それは単語1つずつでも本
番の英会
話がきちんとできるということですから。

(この単語1つずつでの英会話法に関しては、本書の「付録
4」や
前出の拙著「バイリンガル脳で英会話」を参照のこ
と。)

正しい英文法がよく分からないのに、とっさに英文らしき
ものにして言うと、ほとんど(: 20%以下
しか)正しく伝
りません。 

2.以上の例解のような英語の発想順が身に付きますと、
英語の「速読」や「速聴」が簡単にできるようになるとい
うことです。なにしろ、(重要)内容語をすばやく見たり聞
いたりしていくだけで、英語の文章や発言の意味内容が大
体正しく分かるようになるのですから。

3.以上の例解のような英語の発想順が身に付きますと、
(次回以下に解説する)少数の正しい英文法の法則を身に付
けるだけで
、正しい英文の「即書」や正しい英語での「即
話」も短期間でマ
スターできるということです。
 

以上のようなことはどれも、従来の英文法(を用いての和
文英訳法)や英文の暗記(語句置換)暗唱法
は絶対にでき
ません。
このことは、科学的人間学的に証明できます。

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さて、本例題の基になった、私たちのカナダ人英会話講師
のマットさん
と生徒の貴代子さん(50代)の本番の英会話で
すが、それは
大体以下の通りでした。

(ただし、和訳は意訳です。)

Matt: Kiyoko, what's your favorite food?
(貴代子さん、大好きな食べ物は何ですか?)

Kiyoko: Well...my daughter lives in Texas.
(そうですねー…娘がテキサスに住んでまして。)

Matt: What?
(えっ、何ですって?)

Kiyoko: She is a Texas University student.
(彼女はテキサス大学の学生なのです。)

Matt: Well, do you know my question?
(それはそうと、私の尋ねていること分かっていますか?)

Kiyoko: Yes, I do. And she is in a master's course now.
(はい、分かっています。それで、彼女は今は(大学)院
生なのですが、
She calls me every summer.
毎年夏に電話をしてくるのです。)

Matt: She calls you every summer, all right.
(娘さんが毎年夏に電話をしてこられる。それは分かりま
した。

But what food do you like best?
が、どんな食べ物が大好きなのですか?)

Kiyoko: .....?.....??
(・・・・・?・・・・・??)

この中級クラスの貴代子さんの話される英語は日本の中3
レベルのものでしたが、発音も文法もほとんど完璧で、そ
れはすばらしいものでした。
がしかし、
その発想順が純日本人的でまずく、この会話は
失敗に終わってしまった
のです。

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6分でわかる本物の英文法の学習法 「和直訳と本物の英文法」

分でわかる本物の英文法の学習法

「和直訳と本物の英文法」

 

 

 

さて、話を次に進める前に、ここでひとこと英文法学習において決
的に重要なこと
をお話しなければなりません。

それは、

1.「英語を外国語として学ぶ私達日本人が英文法を学習する時は、
通常日本語でそうせざるを得ない」

ということと、

2.「日本語を用いての英文法学習は、
厳密な和直訳に依らねばならない」

ということ。それから、

3.「そうして、できるだけ早く英文法をマスターし、その後はでき
るだけ日本語を介さないで英語の高度な4技能を習得していく」

ということの3つです。

ご存知でしょうが、翻訳には「直訳」と呼ばれるものと「意訳」と呼
ばれるものがあります。(その他にいい加減な「粗訳」もありますが。)

「直訳」とは、原文の文法通りの訳です。(語順は異なりますが。)
「意訳」とは、訳出目標言語にとって自然な訳で、その訳文の成り立
ちは通常原文の文法とは異なります。

とすると、和意訳文(:日本語らしい訳文)を問題にしているだけでは原
文の英語の文法など正しく分かるはずがありません
ね。
正しく教えられるはずがありませんね。正しく学習できるはずがあり
ませんね。絶対に。絶対に。絶対にありません。

にもかかわらず、日本ではここ何十年もの間、英文の和文への直訳文
(:和直訳文) をほとんど全く用いずに、日本語らしい意訳文(:和意訳
文)
のみで英文法が教えられ、習われていますが、誰もこの重大事に
疑問も抱かなければ、問題にもしないようです。

私達以外は。

次の英文を見てください。

What made Reiko sad?

この英文の成り立ち通りの和訳、つまり和直訳は

「何(が)-麗子(を)-悲しく-させた-(か)?」です。

これが英文法通りの和訳であり、ネイティブスピーカー発想
の和訳
でもあります。
このような和直訳なしに、
「なぜ麗子さんは悲しんだの?」
などという(日本語らしい)意訳とその原英文をペアにして暗記暗唱し
ているだけでは絶対に本物の英文法は分かりません。

本番の英会話でのこのような英文に対する応答として、"Because~.
[なぜなら、~から。]で答える、英語を外国語として学ぶ日本人のな
んと多いことでしょう。

そして、質問文と同文型で、"Her father's death made her sad."
[彼女の父親の死が彼女を悲しくさせた。] と発想して、

"Her father's death (did)."[彼女のお父さんの死(がそうした)。] 

のように、英語発想で答えられる日本人のなんと少ないことでしょう。

また、同様な学習法に依るがために「意味」に当たる英単語が mean 
だと、また「綴り」に当たる英単語が spell だと思い込んでいる人の
なんと多いことでしょう。

((注意:mean:(名)(中間値)平均,(形)卑劣な、spell:
(名)呪文,魔法))

このような方々はほとんど全く英文法がわかっておられず、でたらめ
な英文(:broken English)しか発話できませんし、作文できません。

英文法をマスターするということは、英文法のテストで高得点や満点
をとることでは全くありません。
それは、即座に文法的に正しい英文でものごとを表現できるようにな
ることです。

そのためには、英文自体の成り立ちが正しく分からねばなりません。
そして、日本語を頼りにそうする場合、英文の成り立ち通りの和訳
すなわち直訳
を用いてそうしなければなりません。

いや、直訳、それも厳密な直訳を用いてそうするから、英語と日本語
の文法の違いだけでなく、日本語文化と英語文化の違いも、そしてま
た、それらの似たところも、きちんと正しく分かるのです。

日本の伝統的な「漢文」の教育と研究が、中国の古典研究において本
国を凌ぐようになったのも、その
書き下し文(:読み下し文)という厳密
な和直訳によるものでしょう。

ちなみに、日本語はそのあらゆる標準的な文において、全ての語句は
最後の動詞句にかかっていくという意味で一様な文法体系を持った言
語なので、他のあらゆる言語の文法研究の尺度とするのに、日本語の
直訳ほど適したものはないのではないかと、私は思っています。

ですから、英文法は厳密な「和直訳」で学習し直しましょう。
そのためには、まず本書をマスターし、次にページ数も解説も少ない
従来の英文法書(学校の教科書が良い)の本文のみで良いから、その英
文例をすべて厳密に直訳
し、
本書で述べる英文法の原理や法則をきちんと確認し、これらを意識し
ながら同英文を何回も何回も音読して行く
のです。
ただし、その時、それらの英文が実際に用いられる状況や文脈を知る
ために、適切な「和意訳」を参考にすること
必要です。

そして、速く本物の英文法をマスターしてしまい、その後はできるだ
け日本語の世話にはならないようにし、
より高度な英文の日本語を介
さない高速 listening や reading、即座の speaking や writing
の正しい学習に進みましょう

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さて、以下の本文ですが、その5つの記事のうち、A,B,Cを1つ約7分
ずつのスピードで、Dを約9分、Eを約10分でお読み頂ければ約40
分で本物の英文法の概要がお分かり頂けるかと思います。
が、1度読んだだけではよくお分かりにならない場合、何度も読み返
して頂ければ幸いです。(それだけよけい時間はかかりますが。)
それから、本書では扱えなかった重要英文法事項は、本書の付録で触
れるつもりです。

また、ご質問があれば、本ブログのコメント欄あるいはHPの「お問い
合わせ」欄から遠慮なくして頂ければ幸いです。


 

(以下次回)

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40分でわかる英文法の根本法則A. 「平叙英文の語(句)順と作り方」

40分でわかる英文法の根本法則A.

「平叙英文の語(句)順とその作り方」

 

英文法をマスターするためには、まず、
「平叙英文(:普通の肯定文や否定文)の語(句)順」
をマスターしなければなりません。
 
 
 
 
ーーーーーーー「平叙英文の語(句)順」ーーーーーーー
 
1.平叙英文の語(句)順は次のとおりです。
 
「主語(は)」【(述語)動詞(:ある,する)】「相手語(に)(を)」 「補語
(で)(と)」
「副え(:副詞単位)」
 
例文:
Aiko(は) named(:述語動詞) the cat(を) Juno(と) yesterday
(:副え).
同和直訳:愛子(は)昨日,その猫(を)ジュノー(と)名付けた。
 
文を作る場合の「主語」とは、「ある動作や状態の主(ぬし:主体)
を表す語句」
のことで、これに成れるのは人や物事を表す「名詞」と呼
れる種類のことばだけでした。
 
また、「述語動詞」というのは、その「主語について述べる語になって
いる動詞
(:動作や状態をあらわす(ある、する)ことば)」
でしたね。
 
それから、今まで「目的語」と呼ばれてきた動作や状態の相手を表す
「名詞(類)」「相手語」としましたが、これは「副え」の「目的」と
の混乱を避けるためです。
 
そして「補語」とは、直前の名詞の、直接的全体的説明語(や単位)で、
これに成れるのは「名詞(類)」かあるいは「形容詞(類)」です。
 
さらに、「副え」とは前の(主語x)述語動詞に間接的に関係する副詞
類」のことです。
 
それから、(は)や(に)(を)や(で)(と)は(述語)動詞を中心とする位置関係
が表す(日本語の助詞による)文法的意味です。
 
2.ところで、この最後の 「副え(:副詞単位)」と成りうるものの
味内容の種類をもう少し詳しく
示すと次のような順になります。
 
「主語(は)」【動詞(:ある,する)】「相手語(に)(を)」 「補語(で)(と)」
「副え (:様態、道具、方法、場所、目的、時、原因・理由、条件、
譲歩等)」
(但し、「副え」 の下位項目の様態、方法、場所等の順序はその直
前の語句との、意味内容上の親密度によって決まります。)
 
3.しかし、問題の物事を表す 「主語(は)」 と【(述語)動詞(:ある,
する)】さえ
この順に言えば、後は、前回の英文法の根本原理を用
いて、
(隣同士の語句の密接な関係を保ちながら、) その「主語」x
【動詞】
に直接に関係する物事からしだいに間接的に関係する物事
と発想して行けば、自動的に正しい平叙英文の語句順となります。
 
次は、一般の「平叙英文の作り方」です。
 
ーーーーーーー「平叙英文の作り方」ーーーーーーー
 
4.一般に平叙文を作っていく時、最初の「主語」x【動詞】と直
接全体的に関係
する物事は仲介語を用いずそのまま (:直接) 並べ、
間接部分的に関係する物
事はその関係を表す仲介語をその直前に用
いて並べて行かねばなりません。
 
ちなみに、Jiro runs the park. という英文は、the park が前置詞
の仲介なしに runs に直接つけられているので、それは runs の持
っている(直接全体的に関係する)「相手語(を)」の位置に入って
(runs は他動詞とされ)、「次郎(は)その公園(を)走らせている。」
という直訳 (=英語発想訳。ただし、(は)や(を)は英文中の位置が
表している概念) になり、通常「次郎がその公園を経営していま
す。」という意味 (:意訳=日本語発想訳) になることに注意。
この時、Jiro runs は意味内容上 the park に直接全体的な影響を
与えますね。なにしろ、その公園を生かすも殺すも、その経営者の
次郎次第なのですから。
 
この runs を「走る」という (自動詞の) 意味にする時は、in(:の
で) や around(:の周りを、のあたりで) や through(:を通り抜
けて) 
などの前置詞を介して the park を用いねばなりません。
例えば、Jiro runs in the park. 〔次郎は公園(の中)で走っていま
す。〕のように。
この時、Jiro runs は 意味内容上 the park 
にごく部分的な影響し
か与えませんね。
 
以上のことは非常に重要なので、よく理解しておいてください。
 
 
5.名詞の仲介語は今上で解説したように「前置詞」であり、
(原形)動詞の仲介語辞は「 to; 
-ing; -en 」であり、
(平叙)文の仲介語は「従属接続詞」あるいは「関係詞」です。
((原形)動詞の仲介語辞 to, -ing, -en については「根本法則E」で
解説)
 
6.その時、どの「前置詞」を用いるか、どの「動詞仲介語辞」
を用いるか、どの「
従属接続詞」や「関係詞」を用いるかは主と
して表現 (の意味) 内容によります。
 
7.以上の他に、
「形容詞」 は原則としてそのまま前から名詞に付けることができ、
「一般副詞」 は否定、確からしさ、頻繁さに関するものは前から、
それ以外は後ろの 「副
え」 の位置からそのまま動詞に付けることが
でき、
「程度副詞」 は前からそのまま 「形容詞」 や 「副詞」 に付けることが
でき、
「助動詞」 は前から動詞にそのまま付けることができますね。
 
8.対等接続詞 and, or, but, so 等は、同種のもの (:同品詞のも
のや文と
文) なら何でも、つなぐことができます。
 
9.間投詞、oh, ah, well 等は 「前置き」 の位置にでも、文から独
立させ
ても使えます。
 
以上です。
 
 
 
(以下次回)
 
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40分でわかる英文法の根本法則B. 「最初に知らせる文の種類」

40分でわかる英文法の根本法則B.

「最初に知らせる文の種類」

 

 

正式な英文を作る時の最も重要なことは、

1.正式な英文を作る能力を持っているのは、(日本語の「ある、する」
にあたる)「動詞」だけであること。

と、

2.「動詞」は、(そして、動詞のみが)正式な英文を作るために、その
前に「前置き」,「wh-語句」,「疑問化」と「主語」の位置 (:部屋) を
この順に持ち、その後ろに「相手(目的)語」や「補語」と「副え」の位
置をこの順に持って
文の述語に成れるということです。
この、文の述語になっている動詞のことを特に「述語動詞」と言います。

すなわち、正式な英文の語句順

[前置き,] [wh-語句] [疑問化(か)] [主語(は)]「(述語)動詞(ある,
する)」[相手語(を,に)] [補語(で,と)] [副え] 

です。
(特に故あって倒置構文(:文頭が[副詞][(助)動詞][主語]の順)を用い
る場合以外、複文重文混文を含め全ての英文はこの順です。他に、文
のスタイルを良くしたり、誤解を避けたりするために1部順序が前後す
ることがありますが。)

 

「平叙文の作り方」

 

3.さて、平叙文は頭に上の[前置き]が先に来ることもありますが通常
[wh-語句] [疑問化(か)] のない、

 [主語(は)]「動詞(ある,する)」[相手語(を,に)] [補語(で,と)] [副え] 

の語句順でしたね。

最初は [前置き] ですが、この位置 (:部屋) には、これから言うこと
(=以下の文) に関して、通常、特に前もって言っておきたい
「副え(多
くは [時] や [条件] あるいは [譲歩])の1つ」
が入ります。

例えば、
This morning(,)〔(以下のことは) 今朝 (のことですが)、〕 [=
前置
き(時を表す)] I saw you near Hankyu Department Store〔(私は)
阪急百
貨店の近くであなたを見かけましたよ。〕
のように。
(ちなみに、I [=主語] saw [=(述語)動詞] you [=相手語] near Han-
kyu 
 Department Store [=副え(場所)].  さらに、near(=前置詞:名詞
仲介語) Hankyu Department Store(=名
詞).)

 

「疑問文、感嘆文や命令文の作り方」

 

4.さて、あらゆる (正式な) 英文は、[前置き] の次の [Wh-語句] [疑
問化] [主語] [動詞] の位置の使い方
 (:どれを使うかどれを使わないか) 
によって、相手のためにその英文が、

a. (内容を答えて欲しい) 疑問詞疑問文なのか、
b. (共感したり、喜んだりして欲しい) 感嘆文なのか、
c. Yes; No (で答えてもらいたい)疑問文なのか、
d. (否定や肯定の広義の事実を表す) 平叙文なのか、それとも、
e. (命令や依頼や禁止を表す) 広義の命令文なのか

をまず伝えます。

以上のことをごく簡単な英文例で示しておくと、次のようになります。

a. (内容を答えて欲しい) 疑問詞疑問文:
 [Wh-語句] [疑問化] [主語] [動詞] ~.

What did you do in Umeda then?
〔その時、(あなたは) 梅田で何をしたの (ですか)?〕
(I did some shopping at the department store.  And I bought
this necklace.〔阪急百貨店でちょっと買い物をして、このネックレス
を買ったの。〕)

b. 感嘆文: 
[Wh-語句] [主語] [動詞]~.

How beautiful (it is)!〔(それは) 何て美しいの (でしょう)!〕または、
What a beautiful necklace (it is)!〔(それは) 何と (いう )美しいネッ
クレスなの (でしょう)!〕
(Oh, you like it too. Thanks.
〔あら、あなたも気に入ってくれたの。ありがとう。〕
)

c. Yes; No (で答えてもらいたい)疑問文:
 [疑問化] [主語] [動詞] ~.

Will you show it to my sister over there, too?
〔(あなたは) あそこにいる私の妹にもそれを見せてくれる (気持ちあ
る)?〕 
(Yes, of course.〔ええ、もちろんよ。〕)

d. (肯定や否定の広義の事実を表す) 平叙文: 
[主語] [動詞] ~.

She doesn't like earrings.  But she loves necklaces.
〔(彼女は) イヤリングは好きじゃない (です)。けど、ネックレスは大
好きなの (です)。〕 

e. (命令や依頼や禁止を表す) 広義の命令文: 
[(原形)動詞] ~.

(Please) Come with me. 〔(どうか、私と) 一緒に来て (ください)。〕
(Sure.〔もちろん、いいわよ。〕)

ところで、以上の 「 ~」 は平叙文の( [動詞] 以下の)語順と同様です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

英文法をマスターするためには、まずは、上の2.で述べた「英文の語
(句)順」をマスターしなけれ
ばなりません。

ちなみに、上の4.の簡単な英文例はみなその成り立ち上「単文」と呼
ばれるものばかりです。

「単文」とはご存知ののように、「ただ一対の主語と(述語)動詞からな
る簡単な文」のこ
ですね。

英文はその成り立ちの複雑さから見て通常、「単文」「重文」「複文」
「混文」の四種に分けられます

これらのうち、最も簡単な「単文」がその基礎(:土台)であり、その作り
方さえマスターすれば、他の3種の文は簡単に作れます。

ですから、英語をマスターするにはまず「英単文の語(句)順」がきちん
とわからねばなりません。

 

(以下次回)

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40分でわかる英文法の根本法則C. 「てにをは1つ重要な和直訳」

40分でわかる英文法の根本法則C.

「てにをは1つ重要な和直訳」

 

 


次の英文を見てください。
I saw you near Hankyu Department Store this morning.

これは、前回の3.で用いた例文の、時をあらわす「前置き」'This
morning,'(:副詞句) を基本の「副え」の位置に戻したものです。

さて、その成り立ちは、I [=主語] saw [=動詞] you [=相手語]
near Hankyu
 Department Store [=副え(場所)] this morning [=副
え(時)].)で、

さらに、その「副え(場所)」は、
near(=前置詞:名詞仲介語) Hankyu Department Store(=名
詞).
でした。

この near の和訳は「近く(:名詞(,副詞))」でも、「近く(:形容詞)」
でも、「近く(:副詞)」でもありません。
それは「近く(:前置詞)」で、英文は

I [=私(は)] saw [=見(かけ)た] you [=あなた(を)] near [=の近くで]
Hankyu
 Department Store [=阪急百貨店] this morning [=今朝].)

となり、そのきちんとした直訳(:英語発想)は、

「私(は)-今朝-阪急百貨店-の近くで-あなた(を)-見(かけ)た。」です。

そして、その「(は)」や「(を)」は、英文では動詞 saw が持っている主
語や相手語の位置によって表現されているのです。

ところで、ここで near の和訳が「近く」であろうが、「近くの」であ
ろうが、
「近くに」であろうが、さらには
「の近くで」であろうが、
んなややこしいことは
どうでもいいと思ったり、
「そんなこと、いちいちきちんとしたくない」とおっしゃる方は、英文
法の学習など一切お止めになることです。
お金と時間と労力の無駄になるだけですから。

なぜなら、名詞や形容詞や副詞や前置詞等のことばの種類(=品詞)の違
いをきちんとしないと、文法というものは成り立ちませんし、そのきち
んとした理解なしには文法がよく分かるはずがありません
から。

もちろん、英文法がきちんと分からなければ、broken English (=不完
全な、でたらめな英語(:ジーニアス英和))を話したり書いたりし続ける
か、あるいは暗記した英語をわけもよく分からずに暗唱したり暗書した
りするしかありません。一生です。

英語での本物の表現など一生できません。

ちなみに、英語を和直訳を介して学習する場合の、基本的な英語の品詞
を次に略解しておきます。
名詞:人や物事を表し、文の主語や相手語や補語になれることば
動詞:動作や状態を表す、文の中心になれる(、和訳が五十音表の「う段
(:うくすつぬ~)」で終わる)ことば(例:会う、書く、押す、立つ、~)
形容詞:(補語にもなれるが、)自ら名詞に付くことができる(、和訳が
「い」「な」「の」で終わり、名詞に続いていく)ことば(例:やさしい、
ひどい、元気な、大きな、あなたの⇒注1)
(一般)副詞:自ら動詞や文に付くことができる(、和訳が動詞や文に続い
ていく)ことば(例:時々、速く、強く、ここで、昨日)
程度副詞:自ら形容詞や副詞に(前から)付きその程度を表すことばです。
(例:とても、かなり、少し、そんなに)

以上のことから英語の和直訳において、「は」1つ、「を」1つ、「の」
や「に」や「で」1つ、つまり、日本語の「てにをは」とか、国文法に
おける「助詞」と呼ばれるものがいかに重要か
分かってもらえれば幸い
です。

そこから本物の(現代)英文法がはっきりと完ぺきにわかる第一歩が始ま
るのです。
そして、和訳を頼りに英語を外国語として学ぶ場合、きちんとした(和)
直訳をして考えていくと、あるいは理解していくと、まるで(数学の)幾
何学ように(注2)、仮定法*や話法*も含め、あらゆる英文法問題がきち
んと解けて行きます。
その極めつくしが、「なぜ『大過去形』が 'had ~-en' に成るのか」
の幾何学的証明です。

(ちなみに、「大過去形」とは「過去の特定時から見た過去形」
で、「過去結果」とすべきいわゆる「過去完了*」とは意味内容が
異なるのになぜ同形になるのかの証明です。興味ある方はヒュー
コム・ブログをご覧ください。)

英文とその和意訳(=日本語らしい和訳)をペアにしての暗記暗唱など何
年、いや何十年しても本当の英文法も一切分からなければ、正しい英語
のマスターも絶対にありません。

ごく少数の語学の天才で且つ非常な努力家以外は。

これが、TOEFL-iBT の日本人受験者の Speaking や Writing の平均点
が、何年たっても世界の最下位クラスを抜け出せないでいるほんとうの
原因でしょう。

ところで、どの基本的な単語に関しても言えることですが、near なら
near の用いられている英文を示さずに「near の品詞はなにか?」など
という一般的な質問はあまりなさらないように。

専門的な、あるいは高級な英単語の品詞は大概決まっていますが、基本
的な英単語の品詞は、大体の傾向はありますが、最終的には文中での使
われ方によって決まる
のですから。

She was standing near(の近くに:前置詞) a broken boat.
〔直訳:彼女は壊れた船「の近くに」立っていた。〕
She is my near(近い:形容詞) relative.〔直訳:彼女は僕の「近い」
戚である。〕

She came near(近くに:副詞).〔直訳:彼女は「近くに」来た。〕
The sun near(近づく:動詞)-ed(-た) the horizon.
〔直訳:太陽が水平線に「近づいた」。〕
I saw her face from very near(近く:名詞).
〔直訳:私はとても「近く」から彼女の顔を見た。〕

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

((注1:上の「形容詞」の定義より冠詞(a, an, the)も、人称代名詞の所
有格(my, your, his等)も、国文法における動詞(や動詞+助動詞)の
名詞
に続いていく
連体形(「歩く→人」の「歩く」や「歩く+た→人」の「歩
いた」)も英文法では
形容詞類となります。 が、後者の動詞の連体形の
場合、英語では仲介語を用いてその動詞を形容詞化しなければならない
ことに注意。
))

((注2:(ユークリッド)幾何学で公理公準から定理を証明したり、様々な
問題を公理公準や定理から解いたりできるように、英文法用語の適切な
定義と厳密な和直訳によって英文法でも同様なことができるだけでなく、
そうすることによって正しくわかる英文法の法則を身に着けることによ
って、短期間で英語を正しくマスターできるのです。))

(以下次回)

 

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40分でわかる英文法の根本法則D. 「英文の骨格と肉付け」

40分でわかる英文法の根本法則D.

「英文の骨格と肉付け」

 

 

次の英文を見てください。
I saw you near Hankyu Department Store this morning.

これは、根本法則B.で紹介し、根本法則C.でも用いたものですが、同
じ文を用いて解説した方が分かりやすいと思ってここでも用いること
にしました。

ちなみにその成り立ちは、
I [=主語] saw [=動詞] you [=相手語] near [=前置詞:名詞仲介語] Hankyu Department Store [=名詞] this morning [=副(時)].
でした。

そして、その語句の和訳は、
I [=私] saw [=見(かけ)た] you [=あなた] near [=の近くで]
 
Hankyu Department Store [=阪急百貨店] this morning [=今朝].
で、これを和文の順に並べると、
「私、今朝阪急百貨店の近くであなた、見(かけ)た。」
となり、和直訳としても不完全で、「私」とその後、それから、「あ
た」とその後が途切れて、中国人の多くが話す日本語のようになっ
いますね。

もうお分かりのようにこれは英文を作る時、その中心の(述語)動詞
に直接全体的に関係するものは
仲介語を用いずに直接並べることにな
っている
からです。
そして、その関係の具体的なあり方は、その動詞の直前か直後かの位
置関係で表している
のでしたね。

I [=私(は)] saw [=見(かけ)た] you [=あなた(を)]
のように。

((注意: 古英語ならいざ知らず、現代英語では I は「私は」ではなく、
また、me は「私を」や「私に」ではありません。それらは共に「私」
であり、その「は」や「を」や「に」は位置で示すことに注意。その
証拠に現代英語では例えば、"Me called you this morning." は「あ
なたは今朝私に電話した。」ではなく「私は今朝あなたに電話した。」
理解されますから。))

この時非常に重要なことは、文を作るとき
「主語と(述語)動詞とその直後に仲介語なしに並べられた名詞(類)や
形容詞(類)が文の骨格をなす。」

ということと、
「その骨格に(自立語である)名詞や動詞や、(自立単位である)文を
(後から)付けてそれを肉付けする時は、それぞれの仲介語を用いねば
ならない。」

ということです。

((注意: この英文の骨格に5つの異なったタイプがあり、それは「(基
本)5文型」
と呼ばれて重宝されていますが、実際に英語でコミュニケ
ートし
ている時には、そのような考えは不要で、
今読んだり、聞いた
り、書いたり、言ったりしている英文が第何文型かなどと一切考えて
はいけません。
そんなことをしていては余計な時間がかかるだけです。重要なのは、
私が
今まで本書で述べてきたことのみで、それに徹して英語を用いる
ようにしてください。
))

ところで少し脱線しますが、ご存知のように、自立語である名詞や動
詞や自立単位である文は付加語である形容詞や助動詞や副詞でも肉付
けできますね。次のように。

形容詞→名詞
例:a;dangerous→park(和訳:(一つの)危険な公園)

(注:「;」は、その前後の単語が同じ働きであることを表します。
まりこの場合、a も dangerous も park に付いているということで
す。結局のところは。
)

(確からしさの)副詞;助動詞;(否定の;頻繁さの)副詞→動詞←(前記以
外の)副詞

例:certainly;does;not→go←there;alone;recently
(和訳:確かに最近はひとりでそこへ行きません。)

副詞→(単)文←副詞
例:Before→she often went←there;alone.
(和訳:前に彼女はよくひとりでそこへ行きました。)

【参考: It's a dangerous park now, so  she certainly doesn't go
there 
alone recently though she often went there alone (=by
herself: aloneの重複を避けたい場合) before. (注: soは「だから」
という意味の「対等接続詞」で、対等接続詞で文と文をつなげば「重
文」
になりますね。また、
though は「けれども」という意味の文の
仲介語「従属接続詞」で、従属接続詞関係詞で文と文をつなげば
「複文」になりますね。そして、この参考文のように重文と複文が組
み合わさった文
「混文」でしたね。)

さて、話を元の戻しますが、これもご存知のように、名詞の仲介語は
前置詞
です。
また、文の仲介語は従属接続詞や関係詞です。

が、これは今までにない発想ですが、
動詞にも仲介語があって、それを to, -ing, -en とするのです。

そうすることによって、英文法が非常に簡単になり、多くの矛盾も解
消されます。

さて、そこで問題になるのは動詞の仲介語の to, -ing, -en の意味と
言うか和訳
でしょう。
が、それは次回に詳しく解説するとして、
その前にこれらに関し3つ
の非常に重要な注意
をしておかねばなりません。

その1つ目は、
1) to, -ing, -en は、原形動詞のみを仲介する(=つなぐ)
こと」
です。
ところで、この原形動詞のつなぎ to は、(名詞のつなぎの)前置詞 to 
のように用いれば良いのです。
beef ← to + buy 〔買う+べき→牛肉⇒買わないといけない牛肉〕
(=beef to buy)のように。

が、その2つ目ですが、
2) -ing -en は、後ろから原形動詞と合体させ、原則として
その直前の語句や文にくっ付けること」
です。
boys  eat-ing 〔食べる-ている→少年たち⇒食べている少年たち〕
(=boys eating)
beef  eat-en 〔食べる-れた→牛肉⇒食べられた牛肉〕
(=beef eaten)

そして最後は、とても厄介なことですが、
3) 
形動詞-enを付けると過去形と同じ『原形動詞-ed』形
なったり『特殊形』になったりする場合が非常に多いこと。」

です。
open(開ける)-en ⇒ opened 
(過去形: opened)
wash(洗う)-en ⇒ washed 
(過去形: washed)
catch(捕らえる)-en ⇒ caught (過去形:caught)
find(見つける)-en ⇒ found (過去形: found)
sell(売る)-en ⇒ sold (過去形:sold)
drink(飲む)-en ⇒ drunk (過去形:drank
)
know(知っている)-en ⇒ known (過去形:knew)

この動詞の「-en形」と「過去形」はその意味概念が次のように
全く逆になる場合も多い
のですが、従来の英文法は文中で、「そのい
ずれなのか」の見分け方はきちんと扱ってない
でしょう。これは重大
な問題
だと思うのですがね。

例:killed ⇒「過去形」の場合「殺した」。「-en形」の場合「殺さ
れた」
bought ⇒ 「過去形」の場合「買った」。「-en
形」の場合
「買われた

この両者の見分け方は簡単です。
なぜなら、「過去形」として用いることができるのは文の「述語動詞」
としてだけですから。また、「-en形」は通常、「形容詞」又は「副
詞」として用い、わずかに、have動詞の後で「名詞」として使える
だけですから。その意味というか、基本的な日本語訳は次回に明記し
ますが、とにかく、
『文の述語動詞となっていれば、過去形で「~した(;していた)」と
いう意味であり、そうでなければ、「-en形」で「~された(;されて
いた)、~され(て)」等の意味』
です。

 

(以下次回)

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40分でわかる英文法の根本法則E. 「動詞の仲介語中心に」

 

40分でわかる英文法の根本法則E.

「動詞の仲介語中心に」

 

 

 

「前置詞」とよばれる on, in, at, of, to, for, from, near 等は、
本当は
その名の通り名詞の「前に置く」だけでなく、その名詞の、
通常すでに言った語句へのつなぎ(:仲介語)として用いる単語です。

同様に、従来の英文法で「不定詞」と呼ばれる 'to + 原形動詞'や、
それから「動名詞」「現在分詞」と呼ばれる '原形動詞 + -ing'
等の to や -ing[アイエヌジー] は1つの独立した品詞(ことばの種
類)とすると英文法が非常に簡単になり、分かりやすくなります。

が、「現在分詞」に対して「過去分詞」と呼ばれるものだけは、そ
の文法的な働きや意味内容が「動詞の過去形」と全く異なるのに、
動詞の過去形と全く同じ '原形動詞 + -ed' 形や特殊形をしている
のが多い
ので非常に厄介です。がしかし、これも「不定詞」や「動
名詞」や「現在分詞」の仲間ですから同様に扱わねばなりません。
そこで、この過去分詞と呼ばれるものの概念形を '原形動詞+ -en
[イーエヌ]'
として話を進めることにします。

さて、以上の to, -ing, -en の文法上の働きと意味内容(ただし、和
訳)
すが、それは以下のとおりです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
to   (1n) こと(,べきこと) /(2a) べき(, ための, ことになっている
)
      /(3ad
) ために(は)(, ように)【形容詞に付いて】て、等 
      ((こと,べき,ために,て))

-ing  (4n) こと, たこと(,(the を伴い)もの,たもの)/(5a) ている
      (途中の)/(6ad) て,ていて、等 ((こと,たこと,ている,ていて))

-en [-ed形,特殊形多し] (7n)【have の直後でのみ】た結果(,たこ
      と)/(8a) れた/(9ad) れ(て)、 等  ((た結果,れた,れて))

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ところで、上の(( ))内は、各仲介語辞の代表的な和訳で、これを念
仏のように何回も続けて唱え、覚えてもらいたい
ものです。

それから、各訳語の前の( )内のnはその仲介語が原形動詞を名詞化
することを表し、aは形容詞化することを表し、adは副詞化するこ
とを表します。
この観点から考えますと、これらの仲介語辞は動詞の品詞変更語辞
とも
言えます。

そういえば、名詞の仲介語である前置詞も、名詞の形容詞や副詞へ
の品詞変更語
とも
言えますね。
(ちなみに、
形容詞:名詞に付くことば、副詞:動詞や文に付くことば)
our cat←on+the sofa〔ソファ+の上の(:形容詞化)→私達のねこ〕
sleeps←under+the sofa〔ソファ+の下で(:副詞化)→眠る〕

平叙文の仲介語である従属接続詞や関係詞も同様です。
my father ←who(:関係詞)+ dislikes cats
〔猫を嫌う(+ところの)(:形容詞化)→私の父〕
(We have the cat at home now ) ←because(:従属接続詞)+ my
father lives in Canada on business.〔私の父は仕事でカナダに住
んでいる +ので(:副詞化)→ 私たちは今(では)猫を持って(=飼って)
います。〕
参考:最後の2者の組合せ: We have the cat at home now be-
cause
 my father who dislikes cats lives in Canada on business.
(:2重の複文)

ところで、以上ののように仲介語等によって形容詞化した単位を
「形容詞類」
と呼び、副詞化した単位を「副詞類」と呼ぶことに
します。

さて、今までの学習英文法が「不定詞*」「動名詞」「現在分詞*」
「過去分詞*」「分詞構文*」と呼んできたものは、上の表の以下の
通りです。(「*」は不適切な命名であることを表します。)

が、それらは現代英語の学習英文法という観点からは、「動名詞」
以外すべて極めて不適切な英文法用語で、学習者の頭を混乱させる
ばかり
ですから、このようなわけの分からない用語はできるだけ早
く適切なものに変えるか、廃止
すべきでしょう。

不定詞*:(上表の) 1~3 の場合の "to + (原形)動詞" のこと
              例: to eat, to wash, to think 

動名詞: (上表の) 4の場合の "(原形)動詞-ing" 
              例: eating, washing, thinking

現在分詞*:(上表の) 5,6 の場合の "(原形)動詞-ing"
              例: eating, washing, thinking

過去分詞*:(上表の) 7~9 の場合の "(原形)動詞-en"
              例: eaten, washed, thought

分詞構文*:特に「前置きの位置」に置かれた 6(:副詞化) の場合の 
              "(原形)動詞-ing" や、9(:副詞化) の場合の "(原形)動
              詞-en" のこと。             
              ただし、必要ならば、それが時をも表すのか、原因「の

              で」をも表すのか、譲歩「けれど」をも表すのか等も文
              脈から判断すること。
              例: Seeing a policeman, he ran away.
                   〔警官を見て(⇒見た時/見たので/見たけれど/等)、
              彼は逃げた。〕

以上は名詞や形容詞や副詞の働きをするもの、つまり品詞類(名詞類
や形容詞類や副詞類)で、文の(述語)動詞にはなれず、文の一部と成
るもの
です。

が、しかし、以下は文の(中心の)述語動詞(句)と成ります。ただし、
「~」は原形動詞を、また「-」は前の語と合体することを表します。
(注: 以下は原形動詞「~」をとる「
助動詞句とも考えられます。)

進行形:"be ~-ing" 〔~ている(途中である)〕
            例: I am writing an essay.

予定形:"be to ~" 〔~ことになっている〕
             "be going to ~" 〔~予定である(~ために準備を進めて
              いる途中である)〕

            例: He was to write a report.
                   I am going to write a book.

完了形*⇒ 結果形:"have ~-en" 〔~た結果を(今)持っている〕
            例: Emi has cleaned the room.
              〔直訳:恵美(が)その部屋(を)掃除し-た結果を今持ってい
              る⇒恵美がその部屋を掃除したからそこはきれいですよ。〕
ちなみにこの「結果形」に関し、副詞 just や already や yet など
が付いていれば「その完了した(結果としての)現在の気持ち」を表
し、once や never などの回数を表す副詞が付いていれば「その

(結果としての)現在における経験度」を表し、また、今までの時間
の長さや期間を表す副詞類の付いた状態動詞(付録3.1.B;C参照)の
結果形は「継続」を表します。が、例のように特別な副詞が何も付
いていなけ
ればこれが基本で、「その現在における純粋な結果
表します。

受動形:"be ~-en" 〔~れ(てい)る〕

            例: The room was cleaned by Emi this morning.
              〔直訳:その部屋は今朝、恵美によって掃除された。〕 

以上(の助動詞句)は組み合わせても使えます。

(be going to ~)+(be ~-en)=be going to be ~-en
(have ~-en)+(be ~-ing)=have be-en ~-ing
(have ~-en)+(be  ~-en)=have be-en ~-en
これらの意味内容は数学的にきちんときまります。
が、もう紙面がありませんので、本書では
残念ながらこれらに関し
ては詳しく
解説できません。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「50分でわかる本物の英文法」ー本文終わりー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「50分でわかる本物の英文法」の付録(1.)2. 【完成改稿】

「50分でわかる本物の英文法」の

付録(1.)2. 【完成改稿

 

おざなりで、なおざりな今までの英文法」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

((付録1.「英文法の根本主原理」の応用例題)) は第2
章「英文法の根本原理」の直後に付けさ
て頂きまし
たね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

((付録2. おざなりで、なおざりな今までの英文法))

 

さて、現代英語の「英語学」ですが、これは主としてその、
1.語形論(:形態)、2.文の単語の並び方(:統語論)、3.発音や
アク
セント(:音韻論)、それから、4.意味論の4つの分野から
成っていると思います

ところで、「現代英語の文法」はこの「英語学」のうち、主と
して1.の「語形」
問題と、2.の「文の単語の並方」(統語
論)
の問題を扱うものと考えて良い
しょう。

が、しかし、2.の「統語論」の問題、それも、英語受信時
「文の単語の並び方」の問題ではなく、発信時の英文で表現す
る時の「単語の
並べ方」の問題と、それをどう解決したら良い
かはもう本書の本文により分
かりましたね。

そこで、残る問題1.の「語形論」4.の「意味論」ですが、
まず英文法における「語形」の問題とその解決法を次回の「付
録3.」
で扱わせて頂きます。これには意味の問題も少なから
ず関わってきますから、「英語の語形とその意味」と題して。

そして、その「付録3.」では、「英文法の一部として扱うべき
英語の単語のあらゆる形とその意味、それからその発展事項
につ
いて正しい、あるいは適切だと考えられることを全て詳し
お話したいものです。がしかし、紙面の都合上、英語の語形
で最も重要と思われるにもかかわらず、今までの英語学や英
法がこの上なくおざなりな扱いしかして来なかった「I. 
詞と
助動詞
の形とその意味」のみにとどめざるをえません。

そのついでに、皆さんもよくご存じの、私達が「助動詞句」
呼ぶ
英文法において非常に重要なものも問題にさせ頂きます。

そしてその他の重要な「II. 名詞の単数形と複数形」や「III.
形容詞や副詞の比較級や最上級形」に関しては、ヒューコム・
ブログをご覧頂くことにします。

その次の「付録4」では、英語の発音やアクセントや抑揚、そ
れからノンバーバル(:非言語)コミュニケ
ーション等も含め、
「英語コミュニケーションと意味」の重大問題とその解決策
扱いたいと思います。

さて、次の課題の英語の「語形論」に入る前に、以下のクイズ
に答えていただければ幸いです。
それは日本の公立中学1年生レベルの「動詞」と「助動詞」に
関する
英文法の基礎の基礎とも言うべき問題5題ですが、制
時間5分でその解答にトライしてみてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1) 'is (am, are)' のきちんとした意味(:和訳)を書いてください。

⇒(         )

2) 'eats' のきちんとした意味(:和訳)を書いてください。
⇒(         )

3) 上の 'eats' は「3人称単数現在形」と呼ばれるものですが、
「現在」とはいつのことでしょう。きちんと説明してください。⇒(                         )

4) 「動詞の原形」とはどんな形ですか?何を表しているので
しょう?

⇒(                         )

5) 助動詞 'do' や 'does' の意味(:和訳)を書いてください。
⇒(                         )
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

きちんとした英文法教育を受けた方々は、このような質問にす
ぐ正しく答えられないといけません。
が、日本の今までのおざなりで、且つなおざりな英文法教育し
か受けてこられなかった方々はこれらに正しく答えられなくて
も無理有りません。ですからその結果がどうであれ、全く気に
する必
要はありませ
ん。
要は今後正しい英文法をきちんと身に付けて行かれれば、
それ
で良いだけですから。
以上のことを肝に銘じ、次のコメントをご覧ください。。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1) 'is (am, are)' のきちんとした意味(:和訳)は「です」では
ありません。絶対に。
それは非常におざなりな和訳です。

2) 'eats' のきちんとした意味(:和訳)は「食べる」ではありま
せん。
これも1) と同様おざなりな和訳です。

3) 「現在」とは「今のことという説明は非常におざなりで、
ほとんど無意味
です。つまり、英文法学習において何の役にも
立ちません。

4) 「動詞の原形」とは「動詞のもとの形」というのも3)と同
様です。

5) 助動詞 'do' や 'does' の和訳は「する」や「している」で
は全くありません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

以上の正解は本「付録の3」以下をお読みいただければ、よく
分かって頂けると思います。

しかしながら、今までの英文法はその重要な基本的用語の「現
在」や「動詞の原形」の定義や、重要な「動詞の is, am, are

の正しい和訳や「助動詞 do や doesの正しい和訳を中学
レベルではもちろんのこと、高校レベルになっても、大学レベ
ルになっても
えないで、なおざりあるいはおざなりにしてき
ました。

さらに、これらは英文法の数ある品詞(:言葉の種類)の中の基
礎的な動詞と助動詞の意味(:和訳)とそれらに関する文法用語
についての問題のわずか数例にすぎません。

英文法体系の土台ともなるべき最も重要な基礎においてこれ
ほどまでにおざなりで且つなおざりな今までの学習英文法は、
その全体系がいかにいい加減で、訳のわかるはずのないものか
押して測るべきでしょう。
そして、そのような百害あって一利ない英文法の学習は即止め、
訳のよく分かるきちんとした英文法の学習を始めるべきだと私
は思うのですが、いかがでしょう?

(以下次回)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「50分でわかる本物の英文法」の付録3.I.A【完成改稿】

「50分でわかる本物の英文法」の

付録3. 完成改稿

 

 

「英語の語形とその意味: 動詞と助動詞中心に

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

(以下13行は「付録(1)2」へに入れているので、削除くださ
い。)

この((付録3.))では、「英文法の一部として扱うべき英語の
単語のあらゆる形とその意味、それからその発展事項
」につ
いて正しい、あるいは適切だと考えられることを全て詳しく
お話したいものです。がしかし、紙面の都合上、英語の語形
で最も重要と思われるにもかかわらず、今までの英語学や英
文法がこの上なくおざなりな扱いしかして来なかった「I. 

詞と助動詞
の形とその意味」のみにとどめざるをえません。

そのついでに、皆さんもよくご存じの、私達が「助動詞句」
と呼ぶ
英文法において非常に重要なものも問題にさせ
頂きますが。

そしてその他の重要な「II. 名詞の単数形と複数形」や「III.
形容詞や副詞の比較級や最上級形」に関しては、ヒューコム・
ブログをご覧頂くことにします。

(以上は「付録(1)2」へ)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

I. 動詞と助動詞

A. 動詞や助動詞の3人称単数現在形

 

 

次の英文とその和訳を見てください。

I eat  a(=one) banana almost every morning.
But Yuri, my sister eats two bananas.

[直訳:私はほとんど毎朝1つのバナナを食べる
しかし、百合、私の妹は2つのバナナを食べる。]
[意訳:僕はほとんど毎朝バナナを1本食べるのですが、
妹の百合は2本もバナナを食べるんですよ。]

上例の上の英文では、「食べる」に当たる英単語が 'eat' に
なっていますが、下の英文では 'eats' に成っていますね。

この動詞の終わりに '-s' または '-es' の付いた形が、英語
を外国語として学ぶ人達を悩ませるい
わゆる「3単現のs」
と呼ばれるものです。
「3単現」というのはご存知のように
 「3人称単数現在(形)」
を短縮したものですね。

そして、文法事項(:法則)としてのそれは、
「英文を作る時、その主語が3人称単数なら、動詞の現在形
には -s または -es を付けねばならない。」
ということでした。
ただし、厳密には

「英文を作る時、その主語が3人称単数で現在の事実を(;と
して)表現する場合、その述語動詞は原形動詞に
 -s または
-es を付けた形にしなければならない。」

と成りますが。

ところで、「3人称」とは
「話し手 I (を含む人々 we)(1人称)」でもなく
「聞き手 you 
(を含む人々 you)(2人称)」でもなく、
「話の中に出てくる人や物事(第3者) he, she, it, they や
これらに相当するもの」
のことでした。

また、「単数」とは、「ひと1人、あるいは物事1つ」のこ
とでしたね。

そこで、上の英文、
"
 Yuri, my sister eats two bananas (every morning)."
に戻りますが、それは、
「(意訳:)妹の百合は(毎朝)2本のバナナを食べます。」
という意味で、この場合「妹の百合(Yuri, my sister)」は3
人称単数で、「食べる(eat)」(の)は現在の事実(としての表
現)だか
ら、英語の(述語)動詞としては「3人称単数現在形」
の 'eats' を用いねばならないということです。

が、話はここからが重要なのです。
「百合はほんとうに毎朝2本のバナナを食べるんですよ。」
と、特にそれが事実であることを強調して表現したい場合、
その英文は次のようになりますが、それは文法上何を私達
に物語っているのでしょう。
Yuri does eat 2 bananas every morning.

このことから、私達は強調形か通常形かの違いはあります
が、 eats = does eat であることや、-(e)s = does であ
ることが分かるのです。
ちなみに、does は3人称単数現在形の動詞の末尾の-(e)s
を故あって特に助動詞として独立させたもの
と私は考え
ています。(その「故」については次回に触れます。)

さらに、'does eat' の does と eat の上記文中での働きや、
その疑問文や否定文等における働きをよく考えてみると、
does は助動詞の現在形で原形動詞の eat に前から付いて、

原形動詞 eat の代わりに文法的働きの全てをやり、原形
詞 eat は概念を表すだけ
で、それ以外何もしないことが分
かるでしょう

それでは、主語が3人称単数の場合ですが、助動詞 does 
は一般に英文の中でどんな働きをするのでしょ
う。

結論から言いますと、それは主として次の4つです。

1.事実強調、2.疑問文-化、3.否定文-化、4.代動詞(句)

これらについてごく簡単に解説しますと次のようになりま
す。

1.事実強調:これについては上で解説済みですが、これに関
連して非常に重要なことを次に確認しておきたいと思いま
す。それは助動詞 does の和訳についてです。

助動詞の do もそうですが、助動詞 does の和訳「する」
や「している」ではなく、これらには通常和
訳が無いとい
うことです。そして、あえて和訳すれば
「現在事実」、あ
るいは「今ほんとうに」
などと成る
ということです。
【これが付録2. のクイズ5) の答えです。】

がもちろん、事実強調のために用いられた do や does 
和訳として出てきます。

2.文の疑問化:(述語)動詞の代わりに(主語の直前の)「疑問
化」の位置に行って、その文を疑問文にする。

(例:) Does she eat natto every morning?
[直訳:彼女(は)-毎朝-納豆(
)-食べる-(か)。]
No, she doesn't. But my brother, Jiro does.
[直訳:いいえ、彼女(は)-そうしない。が、私の弟、次郎
(は)-そうする。]

この例文の最初の does は助動詞で「疑問化」の位置に行
っていて、「以下は現在の事実か」と「現在の事実か否
か」を取り立てて
尋ねています。
また、その述語動詞 eat は原形で概念だけを表し、それゆ
え 'she eat natto every morning' は考えだけになってい
ます。これが事実だとこの話者に分かっていれば、その人
はこのような質問はしませんからね。

後2者の does は、後の「4.代動詞句」の例になります。

3.文の否定化:直後に not を取ってその文を否定文にする。

(例:) She does not like natto at all.
[直訳:彼女(は)-納豆()-全く-好む-ない。]

話者にとってこの場合の like も概念だけであることや、
does not の文法的意味「(現在事実)ない」も、もうお分か
りでしょう。

4.代動詞(句):聞き手に分かっているはずの動詞(句)の代わ
りをする

(例:上の2.の例の後の2文がそう。)

以上の話に関連して、本番の英語運用において最も重要なこ
とは、

「動詞や助動詞の現在形は現在の事実を表し、動詞の原
形は概念(=考え)だけしか表さない。」

ということです。

【ですから、付録2.のクイズ4) の答えは「動詞の(or動
作や状態の) 概念(or考え)だけしか表さない形」
です。

ちなみに、原形動詞が用いられるのは、原則として、
1) 命令文の主動詞として用いる場合の動詞。
2) 助動詞が付く場合の動詞。
3) to や -ing や -en でつなぐ場合の動詞。
この3つの場合だけ
です。

(ただし、助動詞 should が省略されている場合に注意。)

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I.B. 最大の問題は「現在の事実」の意味の理解

(は次回)

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