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40分でわかる英文法の根本法則D. 「英文の骨格と肉付け」

40分でわかる英文法の根本法則D.

「英文の骨格と肉付け」

 

 

次の英文を見てください。
I saw you near Hankyu Department Store this morning.

これは、根本法則B.で紹介し、根本法則C.でも用いたものですが、同
じ文を用いて解説した方が分かりやすいと思ってここでも用いること
にしました。

ちなみにその成り立ちは、
I [=主語] saw [=動詞] you [=相手語] near [=前置詞:名詞仲介語] Hankyu Department Store [=名詞] this morning [=副(時)].
でした。

そして、その語句の和訳は、
I [=私] saw [=見(かけ)た] you [=あなた] near [=の近くで]
 
Hankyu Department Store [=阪急百貨店] this morning [=今朝].
で、これを和文の順に並べると、
「私、今朝阪急百貨店の近くであなた、見(かけ)た。」
となり、和直訳としても不完全で、「私」とその後、それから、「あ
た」とその後が途切れて、中国人の多くが話す日本語のようになっ
いますね。

もうお分かりのようにこれは英文を作る時、その中心の(述語)動詞
に直接全体的に関係するものは
仲介語を用いずに直接並べることにな
っている
からです。
そして、その関係の具体的なあり方は、その動詞の直前か直後かの位
置関係で表している
のでしたね。

I [=私(は)] saw [=見(かけ)た] you [=あなた(を)]
のように。

((注意: 古英語ならいざ知らず、現代英語では I は「私は」ではなく、
また、me は「私を」や「私に」ではありません。それらは共に「私」
であり、その「は」や「を」や「に」は位置で示すことに注意。その
証拠に現代英語では例えば、"Me called you this morning." は「あ
なたは今朝私に電話した。」ではなく「私は今朝あなたに電話した。」
理解されますから。))

この時非常に重要なことは、文を作るとき
「主語と(述語)動詞とその直後に仲介語なしに並べられた名詞(類)や
形容詞(類)が文の骨格をなす。」

ということと、
「その骨格に(自立語である)名詞や動詞や、(自立単位である)文を
(後から)付けてそれを肉付けする時は、それぞれの仲介語を用いねば
ならない。」

ということです。

((注意: この英文の骨格に5つの異なったタイプがあり、それは「(基
本)5文型」
と呼ばれて重宝されていますが、実際に英語でコミュニケ
ートし
ている時には、そのような考えは不要で、
今読んだり、聞いた
り、書いたり、言ったりしている英文が第何文型かなどと一切考えて
はいけません。
そんなことをしていては余計な時間がかかるだけです。重要なのは、
私が
今まで本書で述べてきたことのみで、それに徹して英語を用いる
ようにしてください。
))

ところで少し脱線しますが、ご存知のように、自立語である名詞や動
詞や自立単位である文は付加語である形容詞や助動詞や副詞でも肉付
けできますね。次のように。

形容詞→名詞
例:a;dangerous→park(和訳:(一つの)危険な公園)

(注:「;」は、その前後の単語が同じ働きであることを表します。
まりこの場合、a も dangerous も park に付いているということで
す。結局のところは。
)

(確からしさの)副詞;助動詞;(否定の;頻繁さの)副詞→動詞←(前記以
外の)副詞

例:certainly;does;not→go←there;alone;recently
(和訳:確かに最近はひとりでそこへ行きません。)

副詞→(単)文←副詞
例:Before→she often went←there;alone.
(和訳:前に彼女はよくひとりでそこへ行きました。)

【参考: It's a dangerous park now, so  she certainly doesn't go
there 
alone recently though she often went there alone (=by
herself: aloneの重複を避けたい場合) before. (注: soは「だから」
という意味の「対等接続詞」で、対等接続詞で文と文をつなげば「重
文」
になりますね。また、
though は「けれども」という意味の文の
仲介語「従属接続詞」で、従属接続詞関係詞で文と文をつなげば
「複文」になりますね。そして、この参考文のように重文と複文が組
み合わさった文
「混文」でしたね。)

さて、話を元の戻しますが、これもご存知のように、名詞の仲介語は
前置詞
です。
また、文の仲介語は従属接続詞や関係詞です。

が、これは今までにない発想ですが、
動詞にも仲介語があって、それを to, -ing, -en とするのです。

そうすることによって、英文法が非常に簡単になり、多くの矛盾も解
消されます。

さて、そこで問題になるのは動詞の仲介語の to, -ing, -en の意味と
言うか和訳
でしょう。
が、それは次回に詳しく解説するとして、
その前にこれらに関し3つ
の非常に重要な注意
をしておかねばなりません。

その1つ目は、
1) to, -ing, -en は、原形動詞のみを仲介する(=つなぐ)
こと」
です。
ところで、この原形動詞のつなぎ to は、(名詞のつなぎの)前置詞 to 
のように用いれば良いのです。
beef ← to + buy 〔買う+べき→牛肉⇒買わないといけない牛肉〕
(=beef to buy)のように。

が、その2つ目ですが、
2) -ing -en は、後ろから原形動詞と合体させ、原則として
その直前の語句や文にくっ付けること」
です。
boys  eat-ing 〔食べる-ている→少年たち⇒食べている少年たち〕
(=boys eating)
beef  eat-en 〔食べる-れた→牛肉⇒食べられた牛肉〕
(=beef eaten)

そして最後は、とても厄介なことですが、
3) 
形動詞-enを付けると過去形と同じ『原形動詞-ed』形
なったり『特殊形』になったりする場合が非常に多いこと。」

です。
open(開ける)-en ⇒ opened 
(過去形: opened)
wash(洗う)-en ⇒ washed 
(過去形: washed)
catch(捕らえる)-en ⇒ caught (過去形:caught)
find(見つける)-en ⇒ found (過去形: found)
sell(売る)-en ⇒ sold (過去形:sold)
drink(飲む)-en ⇒ drunk (過去形:drank
)
know(知っている)-en ⇒ known (過去形:knew)

この動詞の「-en形」と「過去形」はその意味概念が次のように
全く逆になる場合も多い
のですが、従来の英文法は文中で、「そのい
ずれなのか」の見分け方はきちんと扱ってない
でしょう。これは重大
な問題
だと思うのですがね。

例:killed ⇒「過去形」の場合「殺した」。「-en形」の場合「殺さ
れた」
bought ⇒ 「過去形」の場合「買った」。「-en
形」の場合
「買われた

この両者の見分け方は簡単です。
なぜなら、「過去形」として用いることができるのは文の「述語動詞」
としてだけですから。また、「-en形」は通常、「形容詞」又は「副
詞」として用い、わずかに、have動詞の後で「名詞」として使える
だけですから。その意味というか、基本的な日本語訳は次回に明記し
ますが、とにかく、
『文の述語動詞となっていれば、過去形で「~した(;していた)」と
いう意味であり、そうでなければ、「-en形」で「~された(;されて
いた)、~され(て)」等の意味』
です。

 

(以下次回)

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40分でわかる英文法の根本法則E. 「動詞の仲介語中心に」

 

40分でわかる英文法の根本法則E.

「動詞の仲介語中心に」

 

 

 

「前置詞」とよばれる on, in, at, of, to, for, from, near 等は、
本当は
その名の通り名詞の「前に置く」だけでなく、その名詞の、
通常すでに言った語句へのつなぎ(:仲介語)として用いる単語です。

同様に、従来の英文法で「不定詞」と呼ばれる 'to + 原形動詞'や、
それから「動名詞」「現在分詞」と呼ばれる '原形動詞 + -ing'
等の to や -ing[アイエヌジー] は1つの独立した品詞(ことばの種
類)とすると英文法が非常に簡単になり、分かりやすくなります。

が、「現在分詞」に対して「過去分詞」と呼ばれるものだけは、そ
の文法的な働きや意味内容が「動詞の過去形」と全く異なるのに、
動詞の過去形と全く同じ '原形動詞 + -ed' 形や特殊形をしている
のが多い
ので非常に厄介です。がしかし、これも「不定詞」や「動
名詞」や「現在分詞」の仲間ですから同様に扱わねばなりません。
そこで、この過去分詞と呼ばれるものの概念形を '原形動詞+ -en
[イーエヌ]'
として話を進めることにします。

さて、以上の to, -ing, -en の文法上の働きと意味内容(ただし、和
訳)
すが、それは以下のとおりです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
to   (1n) こと(,べきこと) /(2a) べき(, ための, ことになっている
)
      /(3ad
) ために(は)(, ように)【形容詞に付いて】て、等 
      ((こと,べき,ために,て))

-ing  (4n) こと, たこと(,(the を伴い)もの,たもの)/(5a) ている
      (途中の)/(6ad) て,ていて、等 ((こと,たこと,ている,ていて))

-en [-ed形,特殊形多し] (7n)【have の直後でのみ】た結果(,たこ
      と)/(8a) れた/(9ad) れ(て)、 等  ((た結果,れた,れて))

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ところで、上の(( ))内は、各仲介語辞の代表的な和訳で、これを念
仏のように何回も続けて唱え、覚えてもらいたい
ものです。

それから、各訳語の前の( )内のnはその仲介語が原形動詞を名詞化
することを表し、aは形容詞化することを表し、adは副詞化するこ
とを表します。
この観点から考えますと、これらの仲介語辞は動詞の品詞変更語辞
とも
言えます。

そういえば、名詞の仲介語である前置詞も、名詞の形容詞や副詞へ
の品詞変更語
とも
言えますね。
(ちなみに、
形容詞:名詞に付くことば、副詞:動詞や文に付くことば)
our cat←on+the sofa〔ソファ+の上の(:形容詞化)→私達のねこ〕
sleeps←under+the sofa〔ソファ+の下で(:副詞化)→眠る〕

平叙文の仲介語である従属接続詞や関係詞も同様です。
my father ←who(:関係詞)+ dislikes cats
〔猫を嫌う(+ところの)(:形容詞化)→私の父〕
(We have the cat at home now ) ←because(:従属接続詞)+ my
father lives in Canada on business.〔私の父は仕事でカナダに住
んでいる +ので(:副詞化)→ 私たちは今(では)猫を持って(=飼って)
います。〕
参考:最後の2者の組合せ: We have the cat at home now be-
cause
 my father who dislikes cats lives in Canada on business.
(:2重の複文)

ところで、以上ののように仲介語等によって形容詞化した単位を
「形容詞類」
と呼び、副詞化した単位を「副詞類」と呼ぶことに
します。

さて、今までの学習英文法が「不定詞*」「動名詞」「現在分詞*」
「過去分詞*」「分詞構文*」と呼んできたものは、上の表の以下の
通りです。(「*」は不適切な命名であることを表します。)

が、それらは現代英語の学習英文法という観点からは、「動名詞」
以外すべて極めて不適切な英文法用語で、学習者の頭を混乱させる
ばかり
ですから、このようなわけの分からない用語はできるだけ早
く適切なものに変えるか、廃止
すべきでしょう。

不定詞*:(上表の) 1~3 の場合の "to + (原形)動詞" のこと
              例: to eat, to wash, to think 

動名詞: (上表の) 4の場合の "(原形)動詞-ing" 
              例: eating, washing, thinking

現在分詞*:(上表の) 5,6 の場合の "(原形)動詞-ing"
              例: eating, washing, thinking

過去分詞*:(上表の) 7~9 の場合の "(原形)動詞-en"
              例: eaten, washed, thought

分詞構文*:特に「前置きの位置」に置かれた 6(:副詞化) の場合の 
              "(原形)動詞-ing" や、9(:副詞化) の場合の "(原形)動
              詞-en" のこと。             
              ただし、必要ならば、それが時をも表すのか、原因「の

              で」をも表すのか、譲歩「けれど」をも表すのか等も文
              脈から判断すること。
              例: Seeing a policeman, he ran away.
                   〔警官を見て(⇒見た時/見たので/見たけれど/等)、
              彼は逃げた。〕

以上は名詞や形容詞や副詞の働きをするもの、つまり品詞類(名詞類
や形容詞類や副詞類)で、文の(述語)動詞にはなれず、文の一部と成
るもの
です。

が、しかし、以下は文の(中心の)述語動詞(句)と成ります。ただし、
「~」は原形動詞を、また「-」は前の語と合体することを表します。
(注: 以下は原形動詞「~」をとる「
助動詞句とも考えられます。)

進行形:"be ~-ing" 〔~ている(途中である)〕
            例: I am writing an essay.

予定形:"be to ~" 〔~ことになっている〕
             "be going to ~" 〔~予定である(~ために準備を進めて
              いる途中である)〕

            例: He was to write a report.
                   I am going to write a book.

完了形*⇒ 結果形:"have ~-en" 〔~た結果を(今)持っている〕
            例: Emi has cleaned the room.
              〔直訳:恵美(が)その部屋(を)掃除し-た結果を今持ってい
              る⇒恵美がその部屋を掃除したからそこはきれいですよ。〕
ちなみにこの「結果形」に関し、副詞 just や already や yet など
が付いていれば「その完了した(結果としての)現在の気持ち」を表
し、once や never などの回数を表す副詞が付いていれば「その

(結果としての)現在における経験度」を表し、また、今までの時間
の長さや期間を表す副詞類の付いた状態動詞(付録3.1.B;C参照)の
結果形は「継続」を表します。が、例のように特別な副詞が何も付
いていなけ
ればこれが基本で、「その現在における純粋な結果
表します。

受動形:"be ~-en" 〔~れ(てい)る〕

            例: The room was cleaned by Emi this morning.
              〔直訳:その部屋は今朝、恵美によって掃除された。〕 

以上(の助動詞句)は組み合わせても使えます。

(be going to ~)+(be ~-en)=be going to be ~-en
(have ~-en)+(be ~-ing)=have be-en ~-ing
(have ~-en)+(be  ~-en)=have be-en ~-en
これらの意味内容は数学的にきちんときまります。
が、もう紙面がありませんので、本書では
残念ながらこれらに関し
ては詳しく
解説できません。

 

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「50分でわかる本物の英文法」ー本文終わりー

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「50分でわかる本物の英文法」の付録(1.)2. 【完成改稿】

「50分でわかる本物の英文法」の

付録(1.)2. 【完成改稿

 

おざなりで、なおざりな今までの英文法」

 

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((付録1.「英文法の根本主原理」の応用例題)) は第2
章「英文法の根本原理」の直後に付けさ
て頂きまし
たね。

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((付録2. おざなりで、なおざりな今までの英文法))

 

さて、現代英語の「英語学」ですが、これは主としてその、
1.語形論(:形態)、2.文の単語の並び方(:統語論)、3.発音や
アク
セント(:音韻論)、それから、4.意味論の4つの分野から
成っていると思います

ところで、「現代英語の文法」はこの「英語学」のうち、主と
して1.の「語形」
問題と、2.の「文の単語の並方」(統語
論)
の問題を扱うものと考えて良い
しょう。

が、しかし、2.の「統語論」の問題、それも、英語受信時
「文の単語の並び方」の問題ではなく、発信時の英文で表現す
る時の「単語の
並べ方」の問題と、それをどう解決したら良い
かはもう本書の本文により分
かりましたね。

そこで、残る問題1.の「語形論」4.の「意味論」ですが、
まず英文法における「語形」の問題とその解決法を次回の「付
録3.」
で扱わせて頂きます。これには意味の問題も少なから
ず関わってきますから、「英語の語形とその意味」と題して。

そして、その「付録3.」では、「英文法の一部として扱うべき
英語の単語のあらゆる形とその意味、それからその発展事項
につ
いて正しい、あるいは適切だと考えられることを全て詳し
お話したいものです。がしかし、紙面の都合上、英語の語形
で最も重要と思われるにもかかわらず、今までの英語学や英
法がこの上なくおざなりな扱いしかして来なかった「I. 
詞と
助動詞
の形とその意味」のみにとどめざるをえません。

そのついでに、皆さんもよくご存じの、私達が「助動詞句」
呼ぶ
英文法において非常に重要なものも問題にさせ頂きます。

そしてその他の重要な「II. 名詞の単数形と複数形」や「III.
形容詞や副詞の比較級や最上級形」に関しては、ヒューコム・
ブログをご覧頂くことにします。

その次の「付録4」では、英語の発音やアクセントや抑揚、そ
れからノンバーバル(:非言語)コミュニケ
ーション等も含め、
「英語コミュニケーションと意味」の重大問題とその解決策
扱いたいと思います。

さて、次の課題の英語の「語形論」に入る前に、以下のクイズ
に答えていただければ幸いです。
それは日本の公立中学1年生レベルの「動詞」と「助動詞」に
関する
英文法の基礎の基礎とも言うべき問題5題ですが、制
時間5分でその解答にトライしてみてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1) 'is (am, are)' のきちんとした意味(:和訳)を書いてください。

⇒(         )

2) 'eats' のきちんとした意味(:和訳)を書いてください。
⇒(         )

3) 上の 'eats' は「3人称単数現在形」と呼ばれるものですが、
「現在」とはいつのことでしょう。きちんと説明してください。⇒(                         )

4) 「動詞の原形」とはどんな形ですか?何を表しているので
しょう?

⇒(                         )

5) 助動詞 'do' や 'does' の意味(:和訳)を書いてください。
⇒(                         )
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

きちんとした英文法教育を受けた方々は、このような質問にす
ぐ正しく答えられないといけません。
が、日本の今までのおざなりで、且つなおざりな英文法教育し
か受けてこられなかった方々はこれらに正しく答えられなくて
も無理有りません。ですからその結果がどうであれ、全く気に
する必
要はありませ
ん。
要は今後正しい英文法をきちんと身に付けて行かれれば、
それ
で良いだけですから。
以上のことを肝に銘じ、次のコメントをご覧ください。。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1) 'is (am, are)' のきちんとした意味(:和訳)は「です」では
ありません。絶対に。
それは非常におざなりな和訳です。

2) 'eats' のきちんとした意味(:和訳)は「食べる」ではありま
せん。
これも1) と同様おざなりな和訳です。

3) 「現在」とは「今のことという説明は非常におざなりで、
ほとんど無意味
です。つまり、英文法学習において何の役にも
立ちません。

4) 「動詞の原形」とは「動詞のもとの形」というのも3)と同
様です。

5) 助動詞 'do' や 'does' の和訳は「する」や「している」で
は全くありません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

以上の正解は本「付録の3」以下をお読みいただければ、よく
分かって頂けると思います。

しかしながら、今までの英文法はその重要な基本的用語の「現
在」や「動詞の原形」の定義や、重要な「動詞の is, am, are

の正しい和訳や「助動詞 do や doesの正しい和訳を中学
レベルではもちろんのこと、高校レベルになっても、大学レベ
ルになっても
えないで、なおざりあるいはおざなりにしてき
ました。

さらに、これらは英文法の数ある品詞(:言葉の種類)の中の基
礎的な動詞と助動詞の意味(:和訳)とそれらに関する文法用語
についての問題のわずか数例にすぎません。

英文法体系の土台ともなるべき最も重要な基礎においてこれ
ほどまでにおざなりで且つなおざりな今までの学習英文法は、
その全体系がいかにいい加減で、訳のわかるはずのないものか
押して測るべきでしょう。
そして、そのような百害あって一利ない英文法の学習は即止め、
訳のよく分かるきちんとした英文法の学習を始めるべきだと私
は思うのですが、いかがでしょう?

(以下次回)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「50分でわかる本物の英文法」の付録3.I.A【完成改稿】

「50分でわかる本物の英文法」の

付録3. 完成改稿

 

 

「英語の語形とその意味: 動詞と助動詞中心に

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

(以下13行は「付録(1)2」へに入れているので、削除くださ
い。)

この((付録3.))では、「英文法の一部として扱うべき英語の
単語のあらゆる形とその意味、それからその発展事項
」につ
いて正しい、あるいは適切だと考えられることを全て詳しく
お話したいものです。がしかし、紙面の都合上、英語の語形
で最も重要と思われるにもかかわらず、今までの英語学や英
文法がこの上なくおざなりな扱いしかして来なかった「I. 

詞と助動詞
の形とその意味」のみにとどめざるをえません。

そのついでに、皆さんもよくご存じの、私達が「助動詞句」
と呼ぶ
英文法において非常に重要なものも問題にさせ
頂きますが。

そしてその他の重要な「II. 名詞の単数形と複数形」や「III.
形容詞や副詞の比較級や最上級形」に関しては、ヒューコム・
ブログをご覧頂くことにします。

(以上は「付録(1)2」へ)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

I. 動詞と助動詞

A. 動詞や助動詞の3人称単数現在形

 

 

次の英文とその和訳を見てください。

I eat  a(=one) banana almost every morning.
But Yuri, my sister eats two bananas.

[直訳:私はほとんど毎朝1つのバナナを食べる
しかし、百合、私の妹は2つのバナナを食べる。]
[意訳:僕はほとんど毎朝バナナを1本食べるのですが、
妹の百合は2本もバナナを食べるんですよ。]

上例の上の英文では、「食べる」に当たる英単語が 'eat' に
なっていますが、下の英文では 'eats' に成っていますね。

この動詞の終わりに '-s' または '-es' の付いた形が、英語
を外国語として学ぶ人達を悩ませるい
わゆる「3単現のs」
と呼ばれるものです。
「3単現」というのはご存知のように
 「3人称単数現在(形)」
を短縮したものですね。

そして、文法事項(:法則)としてのそれは、
「英文を作る時、その主語が3人称単数なら、動詞の現在形
には -s または -es を付けねばならない。」
ということでした。
ただし、厳密には

「英文を作る時、その主語が3人称単数で現在の事実を(;と
して)表現する場合、その述語動詞は原形動詞に
 -s または
-es を付けた形にしなければならない。」

と成りますが。

ところで、「3人称」とは
「話し手 I (を含む人々 we)(1人称)」でもなく
「聞き手 you 
(を含む人々 you)(2人称)」でもなく、
「話の中に出てくる人や物事(第3者) he, she, it, they や
これらに相当するもの」
のことでした。

また、「単数」とは、「ひと1人、あるいは物事1つ」のこ
とでしたね。

そこで、上の英文、
"
 Yuri, my sister eats two bananas (every morning)."
に戻りますが、それは、
「(意訳:)妹の百合は(毎朝)2本のバナナを食べます。」
という意味で、この場合「妹の百合(Yuri, my sister)」は3
人称単数で、「食べる(eat)」(の)は現在の事実(としての表
現)だか
ら、英語の(述語)動詞としては「3人称単数現在形」
の 'eats' を用いねばならないということです。

が、話はここからが重要なのです。
「百合はほんとうに毎朝2本のバナナを食べるんですよ。」
と、特にそれが事実であることを強調して表現したい場合、
その英文は次のようになりますが、それは文法上何を私達
に物語っているのでしょう。
Yuri does eat 2 bananas every morning.

このことから、私達は強調形か通常形かの違いはあります
が、 eats = does eat であることや、-(e)s = does であ
ることが分かるのです。
ちなみに、does は3人称単数現在形の動詞の末尾の-(e)s
を故あって特に助動詞として独立させたもの
と私は考え
ています。(その「故」については次回に触れます。)

さらに、'does eat' の does と eat の上記文中での働きや、
その疑問文や否定文等における働きをよく考えてみると、
does は助動詞の現在形で原形動詞の eat に前から付いて、

原形動詞 eat の代わりに文法的働きの全てをやり、原形
詞 eat は概念を表すだけ
で、それ以外何もしないことが分
かるでしょう

それでは、主語が3人称単数の場合ですが、助動詞 does 
は一般に英文の中でどんな働きをするのでしょ
う。

結論から言いますと、それは主として次の4つです。

1.事実強調、2.疑問文-化、3.否定文-化、4.代動詞(句)

これらについてごく簡単に解説しますと次のようになりま
す。

1.事実強調:これについては上で解説済みですが、これに関
連して非常に重要なことを次に確認しておきたいと思いま
す。それは助動詞 does の和訳についてです。

助動詞の do もそうですが、助動詞 does の和訳「する」
や「している」ではなく、これらには通常和
訳が無いとい
うことです。そして、あえて和訳すれば
「現在事実」、あ
るいは「今ほんとうに」
などと成る
ということです。
【これが付録2. のクイズ5) の答えです。】

がもちろん、事実強調のために用いられた do や does 
和訳として出てきます。

2.文の疑問化:(述語)動詞の代わりに(主語の直前の)「疑問
化」の位置に行って、その文を疑問文にする。

(例:) Does she eat natto every morning?
[直訳:彼女(は)-毎朝-納豆(
)-食べる-(か)。]
No, she doesn't. But my brother, Jiro does.
[直訳:いいえ、彼女(は)-そうしない。が、私の弟、次郎
(は)-そうする。]

この例文の最初の does は助動詞で「疑問化」の位置に行
っていて、「以下は現在の事実か」と「現在の事実か否
か」を取り立てて
尋ねています。
また、その述語動詞 eat は原形で概念だけを表し、それゆ
え 'she eat natto every morning' は考えだけになってい
ます。これが事実だとこの話者に分かっていれば、その人
はこのような質問はしませんからね。

後2者の does は、後の「4.代動詞句」の例になります。

3.文の否定化:直後に not を取ってその文を否定文にする。

(例:) She does not like natto at all.
[直訳:彼女(は)-納豆()-全く-好む-ない。]

話者にとってこの場合の like も概念だけであることや、
does not の文法的意味「(現在事実)ない」も、もうお分か
りでしょう。

4.代動詞(句):聞き手に分かっているはずの動詞(句)の代わ
りをする

(例:上の2.の例の後の2文がそう。)

以上の話に関連して、本番の英語運用において最も重要なこ
とは、

「動詞や助動詞の現在形は現在の事実を表し、動詞の原
形は概念(=考え)だけしか表さない。」

ということです。

【ですから、付録2.のクイズ4) の答えは「動詞の(or動
作や状態の) 概念(or考え)だけしか表さない形」
です。

ちなみに、原形動詞が用いられるのは、原則として、
1) 命令文の主動詞として用いる場合の動詞。
2) 助動詞が付く場合の動詞。
3) to や -ing や -en でつなぐ場合の動詞。
この3つの場合だけ
です。

(ただし、助動詞 should が省略されている場合に注意。)

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I.B. 最大の問題は「現在の事実」の意味の理解

(は次回)

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「50分でわかる本物の英文法」の付録3.I.B【完成改稿】

「50分でわかる本物の英文法」の

付録3. 【完成改稿】

 

 

「英語の語形とその意味

 

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I. 動詞と助動詞

B. 最大の問題は「現在の事実」の意味の理解

 

さて、前回の話で皆さんは、
「動詞の3人称単数現在形」は「現在の事実」を表し、
その '~-(e)s' の '~'(つまり、語幹) は原形であり、
'-(e)s'(つまり、語尾) は独立すると does と成ること

が分かりましたね。

ところで、同様に通常、
「動詞の過去形」は「過去の事実」を表し、
その規則
形の '~-ed' の
 '~'(つまり、語幹) は原形であり、
'-ed'(つまり、語尾) は独立すると did と成りま

例えば、
washed = wash(:語幹)-ed(:語尾) = did(助動詞) wash
(原形動詞)
(日本語の参考:洗った=洗う(:動詞)-た(:助動詞))。

さらに、会話でよく用いられる現在のことを尋ねる、
"What do you do (for work)?"
[意訳:(お仕事は)何をなさっていますか?]
という英文は、

"What[何(を)] do[(か)] you[あなた(は)] do[している] 
(for[として] work[仕事])?"

と分析されますね。
が、「(を)(か)(は)」は位置が表す意味ですから前のdo は
助動詞で、(あえて和訳すれば「現在事実」となりますが、)
通常、和訳のないことや、後ろの do はもちろん原形動詞
で「している」という概念のみを表しているに過ぎないこ
とは、
もうお分かりですね。

その答えの例として、
"I teach yoga." [意訳:ヨガを教えています。]
は直接の答えですが、
"I'm a yoga teacher." [意訳:(私は)ヨガの先生よ。]
は文型が異なるので間接的答えです。

もし相手が
"I do books." [直訳:本をしています。/意訳:本を出版

(/書いて)います。]
などと答えた場合、この do は動詞の現在形で現在の事実
を表しています。

このことから、
「現在形の動詞do(:現在事実している) =現在形の助動詞
do(:現在事実) + 原形動詞のdo(:している)」

ということが分かりますね。

以上が、現在形の助動詞 do と原形の(本)動詞 do と、現
在形の(本)動詞 do のきちんとした解説だと思うのですが、
複雑なので混乱しましたか?
ところで、英語のネイティブスピーカー達はなぜこんなや
やこしい英文法を
発達させたのでしょう?

この原因理由に関する私の推測は、次の通りです。
すなわち、

「ある発言が概念や考えだけを表しているのか、それとも
(それと共に)それが事実であることをも表しているのか」
という違いの問題
ですが。

歴史的に見て、英語のネイティブスピーカー達はこの違い
を非常に重んじたがゆえに、
「あらゆることを述べる場合に、それが概念や考えだけ

表しているのなら必ず
動詞の原形を。そして、(それらと
共に)事実をも表してい
るのなら必ず動詞の現在形や過去
形を。」
と、まず絶対的原
則を作り、それから生じる問題は助動詞
の現在形や過
去形、あるいはその他の方法で解決するとい
う方法を編み出したのではなか
ろうか、というものです。
(これが私が推測する、前回述べた「故」です。)

いずれにせよ、以上の解説によって、
「英語のネイティブスピーカー達が英語での表現
内容が事
実か、それとも概念や考えだけかの違いを非常に重んじて
いるこ
と」と、それから、
「私達が英語で様々なことを表現する場合も、その内容が
事実か単なる考えかの違いをきちんと判断してそうしなけ
ればならない」

ことがお分かり頂ければ幸いです。

このことは準備できる英語コミュニケーションはもちろん
のこと、英語での本番の会話やディスカッション、質疑応
答やインタビュー、様々な交渉や即席のスピーチなど、即
座の英語コミュニケーションにおいても同様です。

そしてこのことは外交交渉や国際ビジネス交渉、外国留学
や外国生活時はもちろん、外国でのホームステイや外国旅
行時も重要なことでしょう。
にもかかわらず、このことをきちんと教えている英語英会
話クラスの皆無に近い現状は、まことに嘆かわしいもので
す。

まず、「現在」とはいつのことかということも、きちんと
教えている所は私達の学校や教室以外、無いようです。

私が、「動詞の現在形は、通常現在の動作や状態を表すの
ですが、『
現在』っていつのことでしょう?」と尋ねると
ほとんどの方
は「『』のことでしょう。」とお答えにな
る。そこで「
』っていつのことでしょう。」と尋ねる
『現在』と『今』という言葉の間で堂々巡りが起こり
ますが、結局それは「
発言している時(=発話時)のこと」
と思っ
おられることが分かります。

なんとおざなりな知識なのでしょう!

そこで私がしばしば出す英文例は
"The sun rises in the east."[意訳:太陽は東から昇りま
す。]です。
この英文の述語動詞 'rises' は現在形ですが、通常、発話
時に太陽はそうしていませんね。では、いつそれが昇って
いることを表しているのでしょう。

この考察から分かる大事なことは、
「現在」とは通常「(いつからでもよい)過去のある時から
(いつまででもよい)未来のある時にわたる時間」
のこと

【これが付録2. のクイズ3) の答え】
あり、

「発話時」はその特殊な時であること。それから、
その動詞が「状態動詞」の場合「その間、ずっと発話時
も含めてその状態が続いている」ことを表す
が、
「動作動詞」の場合「その間、その動作をしたり、して
いなかったりし、通常発話時はしていない」ことを表す

いうことです。
そして、これらのことは逆もまた真なりです。
つまり、「発話時に(も)そうしている(あるいは、そうあ
る)ことを表す現在形の動詞は状態動詞」
ですが、「発話
時には通常そうしていないことを表す現在形の動詞は動作
動詞」
です。
このことを以下の英文で確かめておいてくださいね。
ただし、[ ] 内はご参考用の
直訳です。

Shiro is a lawer. [史郎は(1人の)弁護士である。]
He has two daughters. [彼は2人の娘をもっている。]
They live in Ashiya. [彼らは芦屋に住んでいる。]
He likes to play golf. [彼はゴルフをすることを好む。]

以上は状態動詞で、以下は動作動詞です。

The two daughters speak English, but he does't.
[その2人の娘は英語を話す、が、彼はそうしない。]
He learns English in Osaka now.
[彼は今大阪で英語を習っている。]
He usually plays golf on Sunday afternoon once a
month. [彼は通常月1回日曜の午後にゴルフをする。]

さて、今上で私は「動作動詞の現在形は、通常発話時はそ
の動作をしていることを表さない
」旨を述べましたね。

がしかし、実際の日常あるいは社会生活においては、発話
時にそうしている最中や途中であることを表したい時が
くあります。
そのような時はどう表現するのか、それが次回の課題です。

ところで、念のために言っておきますが、
「過去」とは、「発話時を含まずにそれ以前のときやこと」
です。また、
「未来」とは、「発話時を含まずにそれ以後のときやこと」
です。
そして、これらの概念に関しては、ほとんど問題はないよ
うです。
それは「過去」「未来」も、それぞれ「ったこと
やとき」や、「ないことやとき」のように、その意
味概念を適切に表す、分かりやすい言葉だからでしょう。

 

(以下次回)

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「50分でわかる本物の英文法」の付録3.I.C【完成改稿】

「50分でわかる本物の英文法」の

付録3. 【完成改稿】

 

 

「英語の語形とその意味

 

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I. 動詞と助動詞

C. 「現在進行形」の論理的必然性

 

 

さて、ここでもう1度、前回の最後から2番目の英文例
He learns English in Osaka now.
と、その直訳
[彼は今大阪で英語を習っている。]
を見てください。

私はその述語動詞 learns の直訳を「習っている」としま
したが、
ほとんどの英和辞典はその基本的和訳を「習う」
や「学ぶ」
としています

この直訳を「彼は今、大阪で英語を習う。」としても、そ
の意訳の「史郎さんは今、大阪で英語を習います。」とし
ても、
「今、まさに英語を習おうとしている」と、つまり習うの
は未来に聞こえ
ませんか。
また、その和訳から「今」を取り去った、「(直訳:)
彼は大
阪で英語を習う
」も「(意訳:)史郎さんは大阪で英語を
います
。」も、習うのは未来のことに聞こえるでしょう。
ですから、上の「現在の事実」を表す英文の和訳は、直訳
「習う」ではなく「習っている」とし、意訳も「習って
います」
としたのです。
(ただし、くっ付いている時や頻
度を表す副詞や文脈から「現在の事実」表現が明白な場合
は、「~している」でなく「~する」形で良いのですが。)

【ここで、付録2. のクイズ2) の答ですが、それは「現在
(or普段) 事実
食べている」です。

が、しかし、今度はその直訳の彼は今、大阪で英語を習
っている。
も、その意訳の史郎さんは今、大阪で英語
を習っています。」「ふだん」のことなのか、それとも、
「今、その
最中」
なのかあいまいですね。

このように意味があいまいな場合は、そのどの意味かを話
者に尋ねるか、そうできない場合は話の状況や文脈からそ
のいずれかを判断しなければなりません。

が、この「ふだん~している」なのか、「(今)~している
最中(:途中)」なのかは、英語では明確に異なった形を用
ます。

前者はには「現在形」を、そして後者には皆さんもよくご
存じの「現在進行形」と呼ばれている形を。

このように、ある言語文化(J)で1つの言語形式(例「して
いる」)を用いているのに、これに対応する他の言語文化
(E)では2つ(以上)の異なる言語形式(例:「現在形」と「現
在進行形」)を用いている場合、後者の言語文化ではその
違いが非常に重要であるとしているからでしょう。

ところで、上のようにきちんと分析すれば、日本語の
「(今)~している最中(:途中)である」に当たる英語の

在進行形
」という形は、英文法における基本的語句をきち
んと定義しておくことによって、次のよう
論理的必然的
に導き出せる形
です。

(ただしこの時、
ている途中(=最中)のという意味の、
原形動詞を形容詞化する仲介辞-ingを用いることに注意し
て下さい。⇒本書の本文「英文法の根本法則E.「動詞
の仲
介語
中心に」を参照)

(今)習っている最中(:途中)である
=(今)-習う-ている途中(で)-ある
=(今:now), 習う:learn, ている途中の:-ing, (で)ある:is

(注:形容詞化する-ing「ている途中の」を動詞is が持っ
ている「(で)」の位置に入れると、位置の意味が勝ち
「-の」が「-で」になります。
)

=(now,) learn, -ing, is [日本語発想英単語]
=is -ing learn (now)[英語発想英単語]
=is learning (now)

これで、「ふだん習っている」という意味の learn が、is
learning とすることによって「(今)習っている最中(:途中
)
である」と、状態動詞の現在形と同じように発話時にもそ
うしている形になり
ましたね。
このことは、動作動詞は進行(=最中;途中)形にすることに
よって、状態動詞化する
ということを表しています。

ところで、動作動詞を進行形にすれば、全て、その動作の
最中や途中を表すわけではありません。
動作動詞には、その動作をする場合、それが終わるまでし
ばらく時間がかかる「持続」動作を表す動詞と、それから
一瞬にしてして終わってしまう「瞬間」動作を表す動詞が
あります。
「持続動作動詞の進行形」は、通常その最中や途中を表し
ますが、「瞬間動作動詞の進行形」はその動作のすぐ前の
状態「もうすぐ~する」や「今まさに~しようとする」等
を表し
ます
ので、ご注意ください。

次の英文例を見て以上のことを確認しておいてくださいね。

He is turning off the television by remote control.
[意訳:彼はリモコンで、今正にテレビを消そうとしていま

す。(turn off は「(を)消す」という意味の瞬間動詞句)]

He is leaving (home) for the English school soon.
[意訳:彼は間もなく英語学校へ出かけます。]
(leave はこの場合「(を)去る、離れる」という意味の瞬間
動詞)

ここでもう1度、上の「(今)習っている最中(:途中)である」
から "
is learning (now)" を導いた過程をご覧ください。
その途中に「(で)ある:is」というのがありますが、この意
味は、「is に当たる日本語は『ある』であり、is は後ろに
『で』(:補語)の位置を持っている」ということを表してい
ます。

ちなみに、is, am, are に当たる日本語は「ある(、いる)」
です。そして、その根本的意味は、「存在している」です。
それを「です」としてはいけません。絶対に。
このことは、重要な意味の問題として次回「付録4.A」の
最初に取り上げます。

さて、この「進行形」については、既に本書の本文の「英
文法の根本法則E.」の『動詞の仲介語中心に』の終りの方

で触れましたね。
その時、この「進行形:"be ~-ing"」はその他の
予定形:"be to ~" 〔~ことになっている〕 
"be going to ~" 〔~予定である(~ために準備を進めて

る途中である)〕

結果形(:完了形*):"have ~-en" 〔~た結果を持ってい
る〕

受動形:"be ~-en" 〔~れ(てい)る〕
等と共に「原形動詞『』をとる『助動詞」とも考えら
れることを述べました。

以上の他に、"be able to ~"〔~ことができる〕も、"have
to ~〔ねばならない〕"
もこの仲間と考えられますが、この最
後の have だけは本動詞のように働き、助動詞doを取ります。

が、これらは全て進行形と同様、その本当の意味がそれを
構成する基本英単語辞の定義から導き出せるのですが、本
書では紙面の都合上その解説は省略させて頂きます

ただなぜ、これらの「助動詞」と私達が呼ぶものを、
のように厳密に解説しようとするのかと言いますと、非常
に多くの方々が、
is going to と will; is able to と can;
have to 
と must 等それぞれ重要な意味上の違いがあ
るにもかかわらず、同じ意味だと思っておられるからです。
そして、そのために、
本番の英語コミュニケーションにお
いて重大なものを含め様々な問題が生じているからです。

その重要な違いについては、「付録4.B」で取り上げます。 

         

(以下次回)           

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「50分でわかる本物の英文法」の付録4.A 【完成稿】

「50分でわかる本物の英文法」の

付録4.  【完成稿】

 

「英語コミュニケーションと意味の問題

 

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この「付録4」では、英語の発音やアクセント
抑揚、それからノンバーバル(:非言語)コミュニケ
ション等も含め、「英語コミュニケーションと意味」
の重大問題とその解決策を扱いたいと思います。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

A. 日本語の敬語とノンバーバル・コミュニケーション

 

さて、私が "I live in Amagasaki (City). Where do you live?"
[直訳:私は尼崎市に住んでいる。あなたはどこに住んでいるか。
/意訳:僕は尼崎市に住んでいるのですが、どちらにお住まいで
すか?] と新しい生徒さんに尋ねた時、"I am Ashiya (City)."
[直訳:私は芦屋市(自体)である。]とか、そのお友達に関しては、
"She is Itami (City)." [直訳:彼女は伊丹市(自体)である。]
などとお答えになる方が多いのには、驚かされます。
これは「私は芦屋市です。」とか「彼女は伊丹市です。」とい
う日本語発想の和文を am や is (や are) を「です」だと思っ
て英訳して発話なさっているのでしょうけれど。
付録の3.I.C で触れましたように、is, am, are に当たる日本
語は「です」ではなく、「ある(、いる)」で、その根本的意味
は「存在している」
です。
【これが付録2. のクイズ1) の答えです。】

それを「です」としてはいけません。絶対に。

これは日英文法上の重大問題です。

「です」は日本語の敬語の一種で丁寧語です。
「私は芦屋です。」は本当は、一部省略した短い丁寧な答えな
のです。
その省略された部分を( )内に補うと、その答えは

「私は芦屋(に住んでいるの)です。」と成るでしょう。

これで、日本の言語文化は事実関係を表す述語動詞部より、相
手と良い人間関係を維持しようとする敬語の「丁寧語」
の方を
重んじる文化であることが分かる
でしょう。

がしかし、和文を英語に直訳するのなら、英語には日本語のよ
うな敬語がないので、全ての敬語を取り去り、さらに「よ」
「わ」
「の」「わよ」「のよ」などの軽い感情を表す終助詞に
当たる言葉もないので、これらを除去し
「ある」「いる」「す
る」中心の言い切り形にし
て英訳しなければなりません

日本語の敬語に当たる気持ちや終助詞に当たる軽い感情は、
語の話し言葉の場合はその音調と目線や表情、ジェスチャーや
態度を含めたその言い方(つまり、ノンバーバル・コミュニケ
ーション)で、
そして、書き言葉の場合は言葉による説明(:描
写)によって表現するのです。

ということは、話し言葉の場合、そしてとくに会話の場合ノン
バーバル・コ
ミュニケーションも非常に重要になってきますね

そうです、このノンバーバル・コミュニケーションは、単に日
本語の敬語や助詞の一部の代わりをするだけではありません。

これをを上手に使えば、本番の英会話などごく簡単になります。
特に英語を外国語として学ぶ私達日本人が、日本語の分からな
いネイティブスピーカーを相手にした場合の会話は。

なにしろ、英語表現は話しかける時の
1."Excuse me."[意訳:恐れ入りますが。]と、
聞き取りや理解用の
2."Sorry?"[意訳:えっ、何とおっしゃった?/理解できませ
ん。]と、何をどう答えて良いか分からない時の
3."Please guess."[どうか言い当ててください。]
の3つのをマスターするだけで、それがどんな話題であっても
英語句1つずつ言って行くだけできちんとできます。

ただし、これには絶対的条件があります。
それは、
1) 相手の発言が終わったら、(:遅くとも2秒以内に)きちん
と相手に向かって
発言を始めること。
2) 困ったときには
(:遅くとも2秒以内に)上の2.や3.の問題
解決表現
相手に向かって心をこめて言うこと。
(とにかく、ネイティブスピーカー達は会話やディスカッショ
ン、質疑応答等の即座の英語コミュニケーションでは、原則
として2秒以上待つのを嫌います。
)
そして、これが1番重要ですが、
3) エチケットを守ること。
この3つです。
この本番英会話の基礎的方法の詳しい解説は、その中・上級
レベルの方法にも触れた、拙著バイリンガル脳で英会話:誰
でもすぐできる
(2016,せせらぎ出版)をご覧ください。

ということで、英語を外国語として学ぶ人々の基礎的な英会話
法はこれくらいにして、話を次の英文法事項に進めるべきでし
ょうが、この基礎的英会話法は高度な英語力習得の土台となる
非常に重要なものですから、もう少しこの話を続けさせて頂き
ます。

例えば、相手が
"Istherealaunderettenearhere?"
などと言ってきてよく聞き取れなかった時、悩んだり考えたり
してはいけません。
即、相手に向かって心を込めて"Sorry?"とはっきり言うこと
が重要です。できれば微笑みながら。
そうすればきっと、気持ち良く今言ったことをゆっくりはっき
りと言ってくれます。

"Is there a launderette near here?" のように。
が、そうしてもらっても 'launderette' って何か分からない時
はまたその単語の1部だけでもまねて、
"Launder... Sorry?" [ローンダ何々(が)理解できません]

と、即相手に向かって心を込めてはっきりと言うのです。
そうすれば、相手はそれをきちんと発音してくれますから、そ
れをまねて言わせてもらうことが肝心です。

そうして、うまく発音できれば、相手は
"Very good!" とか、"Excellent!" などと言ってほめてくれ、
coinwash 等のやさしい単語をつかいながら、ジェスチャ
ーや表情等でコインランドリー探していることを伝えてくる
でしょう。その時も、私達がコインランドリーがどこにあるか
伝える時も、その状況やジェスチャーが文法の代わりをしてく
れるので、英語句1つずつだけで大概言いたいことが正しく伝
わります。(間違った英文を言わない限り。)

このようにしていけば、通常相手は喜んで同問題解決に協力し
てくれ、きちんとコミュニケーションができていきます。
そして、その相手の協力から、英語やノンバーバル・コミュニ
ケーション法を学ぶようにするのです。できるだけ相手の表情
やジェスチャーをまねながら、相手の言ったことをまねて言わ
せてもらって。
相手の言ったことを、『今こう言いましたか』という気持ちで
まねて言えば、相手は自分の言ったことを私達がきちんと理解
しようとしているとし、きっと喜んでくれます。

この時、それが "Sorry?" であろうが、 "Please guess."
あろうが、問題解決の表現を言った時、 相手に協力を求めて
いるのですから、心
(:頭)を空にして待ち、相手の言うことを
きちんと聞くのがエチケットです。
心がよそへ行ってはいけま
せん。英語句の和訳を思い出そうとしたり、考えたりしては絶
対にいけません。そんなことしたら、相手の協力を無視し大変
失礼
なことになりますから。
ネイティブスピーカー達には、私達の心がよそに行っているか
いないかなど、
私達の目線や表情や態度やジェスチャー等のノ
ンバ
ーバル・コミュニケーションによってほとんどいつも完全
に分かっています。私でさえ分
かるのですから。

ここで私が言いたいのは、会話に伴うノンバーバル・コミュニ
ケーションは、主として私達の
目線や表情や態度やジェスチャ
ー等の働きによるものであり、これらはほとんど全て私達の心
の働きの自然な表れ
であるということです。
ですから、英語のネイティブスピーカーやバイリンガル相手の
本番の会話に臨み、
心を楽にして相手に集中し、今上で言った
ようにきちんとコミュニケートしていけば、相手の表情やジェ
スチャー等のノンバーバル・コミュニケーション法は
もちろん
のこと、

英語の発音や抑揚や発声法まで、自然に私達に乗り移って、身
に付いてくるということ
です。

本番の英会話の場を離れて、私達日本人のジェスチャーと欧米
人のジェスチャーの違いを取り立てて習ったり、練習したりす
るようなことはやめましょう。本番の英会話の場を離れて英会
話の対話例をいくつ練習し覚えても、英会話用の
語句英文
くら発音し覚えても、それらを思い出して本番の英会話をし
うとする限り、上手くいかないのと同様です。

これは本番の英会話は主として広義の英語学ではなく、広義の
心理社交学だからです。

 

(以下次回)

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「50分でわかる本物の英文法」の付録4.B 【完成稿】


「50分でわかる本物の英文法」の

付録4.  【完成稿】

 

「英語コミュニケーションと意味の問題

 

 

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B. 言葉の社会的意味[実践義]

 

 

さて、今回は英語コミュニケーションにおいて最も重要と考え
られる「意味」の問題です。

英語を外国語として学ぶ日本人のほとんどは、英単語の意味と
は英和辞典や単語集に載っている、それに相当する和単語で、
それが全てのように思っておられるようです。
例えば、「a chair= いす」(英和義:
EJM)のように。

しかしながら、英英辞典を引くと a chair とは「足も背もたれ
もある1人用の腰掛け」(英英義:EEM)ということが分かりま
す。

さらに、英語国で生活をしていたり、英語国民と本番の会話や
ディスカッションをしていたりすると、a chair は
「それを日常生活で実際に用いる時、その
人はそれに座り、
その後多分その背もたれにもたれるであろう」ということ(実
践義B)
や、

「目の不自由な高齢者に背もたれのないいす(:a stool)を、
"Here's a chair for you."[意訳:はい、いすですよ。] などと
言って差し出すと、背もたれ
にもたれようとしていすから落ち、
大けがをなさり、当事者間に
悔恨恨みの念がおこり、裁判沙
汰に成ったり、莫大な金銭問題になったりするかも
知れない

ということ(実践義A)
が分かります。

外国語の学習と教育における、この私達が最も重要とする「実
践義」(Practical 又は Pragmatic Meaning)」と呼ぶものには、
「基本的(B:Basic)ものと「発展的(A:Advanced)
認めています。
前者は学習者たちが主として会話を通してできるだけ早く
すべき
味であり、
後者はこれを特に、その時の文脈(:Context)における「社会的
利害義」
(Meaning of Potential Social Interests)、あるいは
「最終的な意味」
(Ultimate Meaning)と呼び、これについて
できるだけ早く英語で正しく話し合える(ディスカッション
できる)
ようになるべきだと思っています。

そして、私達はこの英語句の正しい「実践義」の獲得も簡単に
可能にしてくれるような英語での会話法や質疑応答法、さらに
はディスカッション法を身に付けて行かなければ、英語の速く
且つ本当のマスターはないと思っています。
ところで、本「日英バイリンガル脳シリーズ」は、そのための
ものでもあることをご理解いただければ幸いです。

さて、この「実践義」に関することですが、共に「ねばならな
い」という英和義の 'have to' を使うべきところを 'must' を
使ってしまい、相手を非常に怒らせてしまったという話
を時々
耳にします。それで、その相手と絶交になっただけでなく、そ
のルームメートはさっさと荷物をまとめて部屋を出て行ってし
まったという話まで聞いたことがあります。

例えば、ネイティブスピーカーに毎週火曜日の夜に英語を習っ
ていて、前に相手の都合で抜けたレッスンの補講を今度の金曜
の夜にしてもらう約束があっても、その確認のために「今度の
金曜の夜も教えてくれないといけないね。」というつもりで、
"
You must teach me this Friday night, too."
などと言ってはいけません。
"You have to teach me this Friday night, too."
なら良いのですが。

これはなぜかと言いますと、(現在形)must の「ねばならない」
「ねば(現在事実)私の気が済まない」という主観的な意味内
で、主語が you の場合、
「だから、私の言う通りしなさい。」
というような身勝手な、命令的な
含意があるからでしょう。

他方、(現在形の) have to は、「have[(を)(現在事実)持って
いる] to[べきこと(:文脈より「約束、事情」)]」
ということか
ら、後者は「(直訳:)あなた
はこの金曜日の夜にもまた、私を
教えるべき事情を(現在事実)
持っている。/(意訳:)(あなたは)
今度の金曜日の夜にも私を
教えねばなりませんね。」という
観的
な会う約束の確認に
なって、その発言は通常喜ばれます。

一般に、can, will, must, may, shall 等の本来の(1語)助動
詞は、直後に取る原形動詞が表す動作や状態に対する「主観や
心理」を表し、客観的事実は表しません。
その主な意味をきち
んと日本語で示すと次のようになります。

can: ことができる(能力がある、許されている);ことがあり
える

will: (心)つもりである;だろう
must: ねばならない(=ねば気が済まない);に違いない
may: てもよい;かもしれない
shall: (よ)う(;ものとする)

これに対して、「客観的事実的」な「助動詞句」である
be -ing; be to; be going to; be -en; be able to; have
to; have -en
等は頭の原形動詞を現在形や過去形にすること
によって、これらが後にとる原形動詞が表す動作や状態が事実
であることも表せます。
その助動詞句にも依りますが。
例えば、

He is able to drive (a car). の助動詞句 'is able to' は、
『is[(現在事実)ある/いる] able[(が)できて] to[こと]

分析
でき、同文は厳密には、
「彼は(現在事実)車を運転することができている。」
という意味になりますね。
また、

He is driving (his car) now. の助動詞句 'is ~-ing' は、
『is[
(現在事実)ある/いる] ~-ing[ている最中で]』と分析で
き、同文は厳密には、
「彼は
(現在事実)車を運転している最中である。」
という意味になります。
更にまた、
His car has hit(:hit-en) a cat. の助動詞句 'has ~-en' は、
has[(を)(現在事実)持っている] ~-en[た結果]と分析で
き、同文の厳密な和訳は
「彼の車は(一匹の)猫に当たった結果を(現在事実)持っている」
となり、また、

A cat is hit(:hit-en) by his car. の助動詞句 'is ~-en' は、
is[(現在事実)ある/いる] ~-en[れて]と分析でき、
同文は
「(一匹の)猫が彼の車によって当たられて(現在事実)ある(:い
る)。」
のようになり、
以上全て、その助動詞句の意味内容によって、それが取ってい
る原形動詞が表す動作や状態は事実ある、あるいはあったこと
となります
ね。

しかしながら、以下の場合の to は、原則として直前のことよ
りも時間的に後の動作や状態を表す
原形動詞のつなぎですから、
以下の 
give a speech は全て未来の動作で、「スピーチをす
る」という概念(:考え)だけを表しています。が、しかし、いず
れもその実現に向かう、何らかの事実が現在にあることが表現
されていることにご注意ください。

She is to give a speech.
[彼女はスピーチを与えることになって(=to)(現在事実)いる
(=is)。
]
She has to give a speech.
[
彼女はスピーチを与えるべき事情(=to)を(現在事実)持って
いる(=has)。
](意訳:彼女はスピーチをせねばなりません。)]

She is going to give a speech.
[
彼女はスピーチを与えるために(=to)行く(=go)途中で(=
-ing)(現在事実)ある(=is)

or ために(=to)準備を進めている最中で(=going)(現在事実)

ある(=is)。(意訳:彼女はスピーチをする予定です。)]

残念ながら、もう紙面がありません。

それで、ここでぜひ申し上げて置きたいことは、このように
密な和直訳を
尺度(:基準)にして、現代英語の文法をきちんと
考え直していくことによって、
もちろん、関係詞や仮定法*や
話法*も含め、あらゆる英文法問題が矛盾なく解決し、英語のリ
ーディングやリスニング(:メッセージ受信)はもちろんのこと、
英語でのライティングやスピーキング(:メッセージ発信)も確
固たる自信を持ってできるようになる
ということです。
(ちなみに、「
仮定法*」や「話法*」はその意味内容上不適切
な命名です。前者は
「反実法」あるいは「反実仮想法」とし、
後者は「伝達法」とでもすべきものです。)

そこで、後は目下のところ皆さんには、私達の「ヒューコム・
インター」へ来て頂いて私のレッスンを受けて頂くか、「ヒュ
ーコム・ブログ」をご覧になって自習して頂くかです。
ただ、皆さんもよくご存じのように、「分かること」と「でき
ること」は全く異なります。

正しいことが基礎の基礎から良くわかり、基礎の基礎から正し
く百回、千回と練習して行って初めて、その達人への道が開け
るのです。

1人ではなまけ心が出て、なかなかそうできないものです。
英語をマスターする必要のあるお友達と何人かでサークル(英
語ではclubですが、)を作るのも1つの良い方法です。

スポーツ、芸術、芸能方面を見れば、日本は世界でトップクラ
スです。なのに、英語の表現力は世界
でずーと最下位クラスの
ままです。今までの英語の教育学習
法が根本的に誤っていると
は思いませんか。そして、今お話ししている方法によれば、私
達日本人は英語の表現力でも世界のトップクラスになれるとは
思いませんか? 私は必ずそうなれると確信しています。

 

 

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(参考)
ところで、最近テレビで「天皇は車を降りました。」などと言

う若いアナウンサーが増えていますが、私はそのアナウンサー
だけでなく、このことに関して何の手も打たないテレビ局や国
語教育、つまり国に対しても、非常な憤りを覚えます。

この発言は、単語に分けると「天皇-は-車-を-降りる-ます-た」
となり、敬語は話し相手、すなわち視聴者に対する丁寧語の
「ます」だけです。天皇のご行為には敬語が付いていません。
つまり、これは視聴者には敬意を表するが、日本国の象徴であ
られる天皇には敬意を表さないものです。即ち、それは日本国
やこれを構成する国民をテレビの視聴者よりも見下した発言で
しょう。

私的な会話においてはいざしらず、公共性の強いテレビでの教
養のあるはずのアナウンサーによるこのような発話は、重要な
日本の社会問題だと私は思うのですがね。
あるいは、このようなことを問題視せず、誰も何の手も打たな

ということは、日本国はすでに心理的にというか、精神的に
滅びているのかもしれません。

同表現は、「車」を「お車」としないまでも、少なくとも動詞
「降りる」に尊敬を表す助動詞「れる」を付け、「天皇は車を
降りられました。」とすべきです。
(ちなみに、そのアナウンサーが「天皇は車を降りた。」と言
えば、天皇と視聴者の対等表現となり、「天皇は(お)車を降り
られた。」と言えば、天皇だけに敬意を表する表現になります
ね。)

そこで、私はもう高齢で余命も少ないのですが、日本語も英語
も大切にする、つまり、正しく用いる運動を起こしたいと思っ
ています。
私事を例に出して恐縮ですが、以上のように、「用
いられた言葉が人々に与える、あるいは、与えるであろう(心
理的)社会的影響」がその最も重要な「最終的意味」です。

 

(以下次回)

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「50分でわかる本物の英文法」の付録5. 【完成改稿】

「50分でわかる本物の英文法」の

付録5. 【完成改稿

 

「『英語教育大論争後も無為無策の結果」

 

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さて、本書を終えるにあったて、ぜひとも皆さんにお話
しておきたいのは、
1) 
なぜ今までの『英語英会話の教育学習が問題を引
き起こ
して止まないのか、その根本的原因と、
2) その解決のための、同教育学習の内容と方法の根本
的改良に関す
の考えと訴え、
の2つでした。

1) の問題は、根本的には
「すでに英語英会話の教育学習は、何年も、いや何
十年も前からその学習者達が、重大な利害関係が生じ得
る実生活や実社会において、英語で問題なくコミュニケ
ートできるようになることを主目的とした上での真剣な
科学的で人間的な教育や
研究すべき時に来ているのに、
そのような目的意識は
英語の研究者にも、教師にも、ほ
とんど全くなかったから」

でしょう。

そういう正しい教育や研究は遅くとも1974年~1975年
の平泉渉氏と渡辺昇一氏の、日本全国だけでなく外国ま
で巻き込んだ「英語教育大論争」の後、数年以内に真剣
に始まるべきでした。
(その大論争については後述)
がしかし、その後、誠に残念ながらそれとは逆行して、
少しは残っていた直訳による教育学習も次第になくなり、
脱法ドラッグのような暗記暗唱による詰込み教育や学習
一辺倒になってしまいました。

その結果が、中国や韓国だけでなく、北朝鮮にも劣る世
界で最下位クラスの speaking や writing の英語発信
能力でしょう。

2) に関しては、1) にも関連していますが、
現行の英語の教育や研究が、
特に英語での会話やディス
カッションや
交渉、質疑応答やインタビューや即座のメ
ールでのやり取りなど、学習者たちの
英語での即座の正
しいコミュニケーション力の短期間での育成という真剣
な目
的意識に欠けていることが大問題です

いや、英語の教師や研究者だけではありません。
英語の学習者自身やいわゆるグローバル企業もそうです。

なぜなら、そのような真剣な目的意識があれば、従来の
暗記暗唱中心の英語の教育学習は、実生活や社会におけ
る即座の英語コミュニケーションにとっては百害あって
一利ないことぐらいすぐ分かるはず
ですから。
そして、上の目的を達成するためにはどうすべきか、
らゆる先入観を捨て、英語
英会話の教育学習法のあるべ
き姿も、英文法学を含む英語学のあるべき内容も、根本
から科学的人間学的に真剣に考え直される
でしょうから。

要は、「英語を外国語として学ぶ人達の、即座の正しい
語コミュニケーション力の短期間での育成」を可能に
する
ような、英語教育や英語学や英文法学もできるだけ
早く
必要だということです。これには社会学者や特に心
理学
者の協力も必要でしょうけれど。

ちなみに、上のような言わば真剣勝負とも言える即座の
英語コミュニケーション力が正しく身に付けば、リーデ
ィングやリスニングはもちろんのこと、
時間をかけるこ
とのできる英語での論文書きや
ビジネス・コレスポンデ
ンス、前もって準備したり、練習したり、リハーサルし
たりできる
スピーチやレクチャーやプレゼンテーション
などは難なくできるはずです。

さて、上で触れた「英語教育大論争」についてですが、
正しい英語学習の参考として頂くために、その大論争の
きっかけとなっ
平泉渉氏の、「外国語教育の現状と改
革の方向ー1つ
の試案ー」の序論部を次に引用し、一言
コメントさ
せて頂きます。

我が国における外国語教育は、中等教育・高等教育が
国民のごく限られた部分に対するものでしかなかった当

時から、すでにその効率の低さが指摘されてきた。旧制
中学・旧制高校を通じて、平均八年以上にわたる、毎週
数時間以上の学習にもかかわらず、旧制大学高専卒業者
の外国語能力は、概して、実際における活用の域に達し
なかった。

 今や、事実上全国民が中等教育の課程に進む段階を迎
えて、問題は一層重大なものとなりつつある。
それは第
一に、問題が全国民にとっての問題になったことであり、
第二に、その効率のわるさが更に一段と悪化しているよ
うに見える
ことである。

 国際化の進むわが国の現状を考え、全国民の子弟と担
当教職者とが、外国語の学習と教育とのために払ってい
る巨大な、しかもむくわれない努力をみるとき、この問
題は今やわが文教政策上の最も重要な課題の一つとなっ
ているといわねばならぬ。
』 (ゴシック体、現著者)

いかがですか。
これは一瞬、『現在の英語を中心とする外国語の学習と
教育の的確な実情分析ではないか』という錯覚に陥りま
せんか?
40年以上も前に、よくこれ程までに日本における外国語
の学習と教育の実情を正しく把握され、その改革を政府
文教政策上の最も重要な課題の一つとして提案された
ものだと、私は感服しています。

ちなみに、結果としてですが、私は米国からの帰国後40
年間、この問題に正面から取り組み、その具体的な解
決法の発見のために努力を続け、数年前にこれに成功し
つもりす。

そして、その結果を本の出版やブログ、献本や訪問、チ
ラシや小冊子の配布等によって広報してきましたが、ど
うも私の尊敬する平泉先生同様、英語の教育界や実業
界からは、真面目に相手にはされないようで、残念なこ
とこの
上ありません。

が、この「50分でわかる本物の英文法」は、その広報
の一環で、これによって1人でも多くの方が本物に目を
覚され、英語学習を根本から正しくやり直し、少しでも
速く英語を正しくマスターされんことを願って止みませ
ん。

 

(次回は「おしまいに」)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

50分でわかる本物の英文法:おわりに(完成稿)

50分でわかる本物の英文法:

 

 

 

 

ーーーおわりにーーー     (完成稿)

 

「正しいことの速く正しい習得」

 

 

 

英語を外国語として学ぶ私達が目指すのは、ネイティブスピーカー
やバイリンガルの人達のように英会話や英語ができるように、でき
るだけ速くなることでしょう。
そのためには、正しい英会話法や正しい英文法を能率の好い方法で
学び、身に付けていかねばなりません。

ところで、正しい英会話法や正しい英文法のあり方、そしてその最
速の習得法は、
本書(や拙著「バイリンガル脳で英会話」)によって
わかりましたね。

しかしながら、「わかること」と「できること」とは違います。
このことは、2つの意味で重要です。それも全く逆の意味で。

英会話法も英文法も特に習ったことがなく、ほとんど全く「分かっ
ていない」のにこれらを何の苦も無く正しく「できたり」、用いた
り「できる」人達
がいます。
それは英語のネイティブスピーカーや、幼少のころ英語国で育った
バイリンガルの人達です。

このことは、日本語のネイティブスピーカーである私達が、日本語
での会話法も国文法も特に習ったことなく、それらが良く「分か
っていなく」ても、文法にかなった和文を用いて何の苦も無く正し
く会話が「できる」のと同様です。

これは4,5才をピークとし、生まれた時から12才位までしか働
かない、
天が私達人間すべてに
与えてくれた言語獲得の能力による
ものです。

ですから、その獲得力は天才的です。
何の苦労も、つまり努力も訓練もなしに、日常生活でその言語に接
しているだけでその言語(=母語)の語句も文法も会話法も正しく猛
スピードで
に付けてしまいます。

この場合、その母語話者は、無意識的直感的にはそれらが「分かっ
ている」と言えるかもしれませんが、意識的理知的には「分かって
いません」。

その証拠に、その言語の文法的なことを尋ねても、通常母語話者は
「文法的なことは
分からない。」と言って答えることができません。
直感的に「この文脈では、この英語句や文は良いが、それは良くな
い。」と言うことができても。
これが、「できること」と「わかること」とは違うというこの話の
1つ目のあり方です。

しかしながら、12才を過ぎてしまうと新しく習得しようとする言
語(=外語)の正しい
語句の意味や正しい文法や正しい会話法を取り
立てて学習しないと、その言語の正しい習得はありません。絶対に。

ですから、12才を過ぎてしまい、英語を母語としてではなく外語
として学ぶ私達日本人は、まず、英語の
正しい語句の意味や正しい
文法や正しい会話法やその速い習得法が分からねばなりません

が、しかし、それらがきちんと「分かった」としても、残念ながら
それだけではネイティブスピーカーのように英会話や英語が「でき
るようにはなりません」。
さらにこれらの正しく速い習得の努力や訓練をしない限り。
ものにも依りますが、何十回、何百回、何千回、何万回と。
スポーツで言えば、少なくとも地方大会で優勝できるほどの努力や
訓練を。
これがもう1つの意味の「わかること」と「できること」の違い
す。

が、今上で言ったように努力や訓練をすれば、正しいことが習慣化
して行き、しまいにはネイティブス
ピーカー達のように直感的に正
しいものや適切なものが分かり、英語ができるよ
うになります。
そうなれば皆さんは、理知的にも直感的にも英語が分かり且つでき
るようになり、その意味で英語の母語話者を超えることに
ります
ね。

ですから、そうなることを目指して、一緒に頑張ってみませんか。

さて、本書を終えるにあたって、前回拙著「バイリンガル脳で英会
話:誰でもすぐ出来る」を出版した時と同様、
今回の出版において
せせらぎ出版の山崎亮一社長さん、それから同編集担当の原智子さ
んからいろいろ貴重な提案や助言を頂くと共に、大変お世話になり、
ここに心から感謝の意を表したいと思います

 

 

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