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本物の英文法の概要 I (やり直し英語)

やり直し英語・初級:本物の英文法の概要I




ここで、入門レベルの方々には難しいかも知れませんが、
主として初級や中級レベルの方々のために、
私が 『本物の英文法』 と呼ぶものの概要
「統語論」(=語句の並べ方)を中心に、
次に示しておきたいと思います。

これを、私達の入門者用の 「ゼロからの表現英語」 の最初の
レッスンの、
This is a watch.
からゆっくり解説して行けたら、きっとどなたにでもご理解頂
けると思いますが、なにぶん概要となるとそうはいきません。

かと言って、以下の英文法の概要を飛ばして次の初級や中上級
レベルの記事に行くのではなく、よく分からなくても気にしな
いで、頑張って、一応お読み頂ければ幸いです。
そうして、少しでも分かる所があったら儲けものです。
なぜなら、本当の英語力を身に付けようとする限り、以下の解
説の理解や、どの項目の理解と習得も、避けて通れないものば
かり
ですから。
たとえ今はわけが分からなくても、少しでもそれに慣れておけ
ば、後でその理解と習得が早くなりますから。

入門レベルの方々には、
そのうち、上記の 「ゼロからの表現英語」 に当たる
この無料講座「入門・本物の英語と英会話」 の1番最初の、
This is a watch. からゆっくり優しく、
「英語の語句の本当の意味」 「本物の英文法」 を解説して
行きますから。

それでは、本題に入りますが、次の英文はどういう意味でしょ

う。

This is chiken.

そうです。「これはチキン(=鶏肉)です。」 (=意訳) という意
味ですね。

前にも言ったように、chiken 「鶏肉」 で、
a chiken 「(1匹の通常生きた)にわとり」 で、
chikens 「(複数の通常生きた)にわとり」 でしたね。

このことがしっかりと分かっていないと、
皿に盛られた料理の鶏肉を指し示して、
This is a chiken. [これは、1匹の(生きた)にわとりです。]
と言ってしまいかねません。
そうすると、意味内容上とても変で、表現上完全な誤りと成り
ます。
このように、名詞 [ひとものことば] に、 a 1つ付いているか
いないか、-s 1つ付いているかいないかで重要な意味内容の
違いが生じるのです。
つまり、本当の英語力を身に付けようと思ったら、
a(n) 1つ、 -(e)s 1つ、疎かにできないということ
です。

又、is 「です」 ではありません。
と言うより 「です」 だと思ってはいけません。

なぜなら、日本語の 「です」 は丁寧語で、敬語の1種で、
英語には日本語のような敬語はありませんし、
それより何より、is は丁寧語ではありませんから。
is を 「です」 だと思っている限り、
本当の英語や英文法は見えてきませんから。

どう理解しなければならないかというと、
isamare も、
「です」 の言い切り形の 「である」 から 「で」 を取り去っ
「ある」(=在る;存在している)
としなければなりません。

このように、きちんと考えて行くことによって、
英語の語句や文の本当のところが分かり、
わけの分からないあらゆる英文法の問題がスッキリと解決して
行くのです。

ですから、
This is chiken.
は、「これは鶏肉である。」 (=直訳:英語らしい和訳)
としてこの英文を考えて観るのです。

そうすると、「this = これ」、「is = ある」、「chiken =
鶏肉」
で、その日本語訳の 「は」 や 「で」 に当たる英単語は
ありません
から、
上の英文の更に厳密な直訳は、これら3つの和単語を日本語の
順に並べて、「これ 鶏肉 ある」 と、言葉が続いて行かなくな
って、つまり、途切れ途切れになって、
上の英文は完全に 「中国語式成り立ち」 になっていることが
分かる
のです。

この時、
日本語の 「は」 や 「で」 で表される (主要な) 言葉と言葉の
間の関係は、英語も中国語も、動詞 [あるすることば] を中心
とした前後の位置関係で表されているのです。

このようにして、他の様々な英文を見てみると、

英文は全てその骨格部 (=根幹部) は

中国語式に成っており、

それ以外の肉付け部 (=枝葉部) は

日本語式に成っていることが

はっきりと分かるのです。

 

それでは、どのような表現内容が英文の骨格部 [根幹部] と成
り、どのような表現内容がその肉付け部 [枝葉部] と成るの
しょう。

ある状態 (⇒「動詞V」:is; stay; feel; look [見える] 等) に在
る主体 (⇒「主語S」) 自体の、そのあり方の説明は「補語C」と
呼ばれる骨格語として表現
されます。

と言っても何が何だかよく分からないかもしれません。

その場合、次のように、()内の解説を取り去り、その文例を見たら
何とかお分かり頂けるでしょう。

『ある状態に在る主体の、そのあり方の説明は「補語C」 と呼ば
れる骨格語として表現されます。

のようにすれば。以下同様です。

[文例]
Kenji[S] feels[V] cold[C]. (=第2文型の文)
[健次(は) 寒い(と) 感じる(=今感じている)。] 

(が、以下、よく理解できなくても気にしないでください。
現在では「完全な英語発想順」の発見により、この複雑な「基本

文型」の考え方も不要になりました。⇒「50分で分かる本物
の英
文法」をご覧下さい。)


ある動作 [行為] (⇒「動詞V」:wash; break; write等)
する主体
(⇒「主語S」) の、その動作 [行為] が直接全体的に
かかわる
(つまり、影響する) 相手のものは、
私が 「相手語O」 と呼ぶ骨格語として表現
されます。

Kenji[S] washes[V] his clothes[O]. (=第3文型の文)      
[健次(は) 自分の衣類(を) 洗う(=普段洗っている)。]

ある主体 (⇒「主語S」) の動作 (⇒「動詞V」:give; send;
teach等)
の相手に直接全体的にかかわるもの (⇒「(直接)
相手語Od」)
 の他に、間接的ではあるが全体的にかかわる
ものがある場合、これも動詞の直ぐ後、相手語の直ぐ前の
位置で「間接相手語Oi」という骨格語と成る
ことができます。

His grandmother[S] gave[V] Kenji[Oi] the washing
machine[Od]. (=第4文型の文)

[彼の祖母(が) 健次(に) その洗濯機(を) 与えた。]

ある動作 [行為] (⇒「動詞V」:name; find [分かる]; elect
等)
をする主体 (⇒「主語S」) の、
その動作が直接全体的にかかわる相手
(⇒「相手語O」) 自体
のあり方の説明は、その 「(相手語の)補語Co」 と呼ばれる骨
格語として表現
されます。

His grandmother[S] named[V] him[O] Kenji[Co].
(=第5文型の文)

[彼の祖母(が) 彼(を) 健次(と) 名づけた。]

ある主体 (⇒「主語S」) の動作や状態 (⇒「動詞V」: go;
swim; laugh 等)

なにものにも直接全体的にはかかわりを持たない時、これを
表現する文の骨格語は、「主語S」 と 「動詞V」 だけ
です。

Kenji[S] goes[V] to his office pretty early every
morning. (=第1文型の文)

[健次(は) 毎朝かなり早く 自分の事務所(=会社)に 行く (=行
っている)。]

アパートを出てから事務所 [会社] に着くまでの、健次のこの
「行く」
という動作[行為] は、彼の事務所や会社 (や毎朝) に間接部分
的にはかかわっても、直接全体的にはかかわりませんね。

そして、to his office も、 pretty early も、 every
morning も
(英文の成り立ち上、) 上の和訳の通り、日本語的に goes に
続いて行きます。

「自分の事務所に→行く」「かなり早く→行く」「毎朝→行く」
のように。

ですから、これらは、
私が 「副えことば」 [副詞類] と呼んでいる肉付け部 [枝葉部]
に過ぎません。


このように、英文の肉付け部 [枝葉部] は、
(主語が表す) 主体や、その (動詞が表す) 動作や状態が、
直接全面的にはかかわらない、つまり、間接的一部的にしか
かかわらないものの表現
で、その内容は主として、
その動作や状態の 「様態」 や 「場所」 や 「方法」や 「時」、
さらには、その 「目的」 や 「原因・理由」 や 「条件」
で、
その和(直)訳はその動詞(句)に続いていくものでなければなり
ません。


以上が、英文の骨格部となるあらゆる表現内容を中心とした英
文の骨格部 [根幹部] と肉付け部 [枝葉部] の解説です。
そして、英文の骨格部の型は、基本的には以上の5つしかなく、
これがいわゆる英語の 「基本5文型」 です。

(が、上でも述べましたように、現在では「完全な英語発想順」の発
見により、この複雑な「基
本5文型」の考え方も不要です。
⇒「50分で分かる本物
の英文法」をご覧下さい。)

 

(以下次回)

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本物の英文法の概要 II

やり直し英語・初級:本物の英文法の概要 II


 

前回の解説から多分皆さんにお分かり頂ける
英文法上非常に重要なことは、
「文」 として表現したいある動作や状態があり、
これに直接全体的に関係する人や物事は、
「動詞」 を中心にその前後に (前置詞など介さないで) 直接、
その人や物事を表す 「名詞」 を並べ、
これに間接的一部的にしか関係しない人や物事を表す
「名詞」 は、その関係を表す前置詞を介して (つまり間接的
に)後から付けるように並べる、ということでした。



このことを含め、前回の話 「英文法の根本」 に関するもの
常に重要
です。
しかし、英文法の本当のところ [本質] を出来るだけきちんと解説
しようとしたがために話が難しくなり、特にその後半の「基本5文
型」の解説は理解に苦労なさった方や、結局、訳がよく分からなか
った方も多いのではないでしょうか。

でも、あまり気にしないでください。
今回から、それを例文を用いて具体的に解説して行くのですが、
これをよくお読み頂ければ、きっと濃霧が次第に晴れてきて、
そこには素晴らしい英文法の景色がはっきりと観えて来ると思い
ます。

それでは、先ずは、
「入門レベル中心・英語での表現法」 の終わりの方で1度解説し
ました「say [(と)言う]」 という動詞 [あるすることば] を中心
とする別の英文例を考えてみることにします。
(ちなみに、「(と)言う」という和訳の「(と)」は、say が後ろに「と」
の位置(;部屋)を持っていることを表しています。)

私達日本人が朝起きて、最初に言う言葉は何でしょう?
その前に1人ごとを言うこともあるでしょうけれど、
大概、「おはよう。」 とか、「おはようございます。」 と言って
いますね。でも、英語国民なら、"Good morning." でしょう。
言うまでもなく、これらは朝に人に会った時の挨拶のことばです。

解説の都合上、英語国民をアメリカ人絞って、
上のことは次のように英語で表現できます。
(もちろん、表現は自由で、他にもその表現法はありますが。)

We say "Ohayo" in the morning in Japan .
[ 直訳: 私達(は) 日本では 「おはよう。」 (と)言う。]

But in the U.S. people say "Good morning."
[ 直訳: しかし、合衆国では 人々(は) 「グッドモーニング」 (と)
言う。]


ところで、
この say [言う] という行為人がいないと起りませんね。
また、その 「おはよう。」 とか、"Good morning." とかいう言
葉は、say [言う] という行為の結果、直接全体的に生まれたもの
ですね。

このようにある行為 [動作] があって、
これと直接全体的に関係する人や物事の表現は、
英語では全て中国語式に言葉を並べ、
この並びが文の骨格を成し、
それらの言葉の間の文法的関係はそれらの位置関係で表し、
日本語の 「てにをは」 [助詞] に当たる言葉 [前置詞] を用いない

のでしたね。

上の英文例では、
和訳の ( ) 内の 「は」 や 「と」 に当たる英単語はなく、say
の直ぐ前の名詞が
「言う」 という行為の主(ぬし)を表す 「主語S
[ーは]」
であり、その直ぐ後ろの "___" が、この場合その行為に
よって直接全体的に生み出される言葉を表す 「相手語O[ーと]」
です。

が、しかし、前者の英文のこの骨格部の後の、the morning [朝]
Japan [日本]、それから、後者の英文のこの骨格部の前の、the
U.S.
[合衆国] は、人々の say [言う] という行為 [動作] に間接的
部分的にかかわっても、直接全体的には影響しませんね。

そこで、このような人や物事の状態や動作 [行為] に、
間接的部分的にかかわっても、
直接全体的にかかわらない人や物事を表す言葉 [名詞] は、
英語では、その間接的部分的なかかわり方をあらわす前置詞を
用いて付けなければならない
のでしたね。

We say "Ohayo" in the morning in Japan .
[ 直訳: 私達(は) 日本では 「おはよう。」 (と)言う。]

But in the U.S. people say "Good morning."
[ 直訳: しかし、合衆国では 人々(は) 「グッドモーニング」
(と)言う。]


さて、以上のことを踏まえ、様々な英文に当たって分かる
英文法の一般的 (統語) 規則
は、以下の通りです。

1) きちんとした形の文を作れるのは、動詞 [あるすることば]だ
であり、動詞は自分が中心となって文を作りたがる言葉であるこ
と。

2) 動詞 [あるすることば] は、自分が中心と成って文を作るため
に、そこに適切な言葉が入ったら、直ぐにきちんとした文になるよ
うな言葉の位置をその前後に用意
して持っているということ。

3) その言葉の位置とは、前から順に言うと、

英文

まえおき、」 「wh-語(句)」 「(助動詞aux)

「(主語S)は;が」「(動詞V=)ある/ する

「(補語C)で/ (相手語O)(と;) に;を;(補語C)

「(前の動詞(句)への様々な)副えadv

であること。

ところで、私達は、
この動詞中心の英文の語順を表にしたものを特に 『英文語順表』
と呼んでいます。

4) ただし、「(主語S)は;が」 以降の発想表現順は、
そのもの自体から、それに最も身近なものを通って、次第に
より疎遠なものへという順になる
こと。

5) 「There [存在(紹介)] 構文」 や 「倒置構文」 と呼ばれる
極く一部の特殊なもの以外、あらゆる英文が上の成り立ちに
成っている
こと。

6) 中心の 「動詞V」 が表す動作や状態と直接全体的関係に
ある、人や物事を表す 「主語S」 から 「補語C」 または
「相手語O」 までは、その文の骨格部を成し、中国語式に
「てにをは[前置詞]」 無しに言葉を並べる
こと。

7) その骨格部以外は、自立している(=「てにをは」 を持って
いない ) 言葉(=名詞や動詞)や文は、日本語式に 「てにをは」
を頭に用いてその言葉や文を並べる
こと。
(これには次の3つの場合があります。)

8) 文の骨格部 (、あるいはその1部) が出来、そのどこかに
(文の骨格語(句) とは成らない) 名詞(句) を付ける時は、
「名詞のつなぎ」 [前置詞] を頭に用いて、後ろから付ける
こと。
(これを 「まえおき」 とする場合以外は。)

9) (初・中級レベル) 同様に、 動詞(句) を付ける時は、(それを
原形にして) 「動詞のつなぎ」 [to または -ing または -en] を用
いて、後ろから付ける
こと。
(これを 「まえおき」とする場合以外は。)

10) (初・中級レベル) 同様に、(平叙)文を付ける時は、
「文のつなぎ」 [従属接続詞、あるいは 関係詞] を頭に用いて、
後ろから付ける
こと。
(これを 「まえおき」 とする場合以外は。)

11) 以上以外は、日本語と同様であること。

以上が、
私の唱える 『本物の英文法』 の、英文を作る時の単語の並べ方
[統語法] の全て
です。

さて、次回は、『品詞』 と呼ばれている 「英単語の種類」 につい
ての話です。

しかし、上の、英文を作るための単語の並べ方 [統語法] のうち、
9) 『動詞のつなぎ』 という発想は、[ 3)『英文語順表』
とともに、] 今までの英文法には無いものですから、
この 『動詞のつなぎ』 の to, -ing, -en についても次回に少し詳
しく解説します。

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本物の英文法の概要III

やり直し英語・初級:本物の英文法の概要III



 

あらゆる英単語を、文法的に [統語上の特徴を中心に] 大きく分類
しますと、次の5種類 [I.~ V.] になり、
より詳しく分類しますと次の12種類 [1)~12)] (の 「品詞」 )
になります。

((全品詞に、その文法的な働きを明記しました。この働きの解説を、
「ーとは」 から始め、少し修正し、「ーすることば」 で締め括れ
ば、その品詞の定義となります。))


I. 自立心の強い、自らは他の語句や文にくっ付かない 「自立語」

1) 名詞 [(独立している) ひとものことば]:
【働き:名詞は、人や物事を表し、
動詞の求める 『主語』 や 『相手語』 や 『補語』
あるいは前置詞の 「相手語」 になります。
また、他の名詞と共に 「複合名詞」 を作ることもあります。

a man [男の人], a desk [机], tennis [テニス] 等
(代名詞もこの1種: I [私、僕], this [これ], it [それ] 等)

2) 動詞 [(自立していて文を作りたがる) あるすることば]:
働き:動詞は、動作や状態を表し、
そこに適切な種類の言葉 [品詞 (類)] が入れば文ができる、
幾種類かの言葉 [文構成要素や単位] の位置をその前後に
持っていて、主として文の中心となって文を作ります。
が、(原形)動詞のつなぎの to や -ing や -en によって、
前の言葉や文にくっ付けられることもよくあります。

is [(で)ある;いる], eat [(を)食べる], give [(に)(を)与える] 等


II. 依存心の強い、自ら他の語句や文にくっ付きたがる 「従属語」

3) 形容詞 [(名詞に付く) いなのことば(注↓)]:
【働き:形容詞は、動詞の求める 『補語』 に成ることもよくあ
りますが、主として名詞に通常、前からくっ付いて、それが表す人
や物事の性質や特徴や状態を表現します。

(注:名詞につづいていく、和訳した場合「い」や「な」や「の」で終わ
ることばだけでなく、動詞のようなことばも名詞につづいていく場合
この仲間。)

good [良い、優れた], new [新しい], kind [親切な] old [古い、
年取った]等  (冠詞:a [ある1つの], the [その、あの])

4) 副詞 [(動詞への) 副えことば]:
【働き: 副詞は、動詞 (句) にその前後からくっ付いて、
その動詞 (句) が表す動作や状態の様々な (=広義の) あり方を
説明しますが、
その大概は 『副え』 の位置からこれを行います。

here [ここに、ここで], slowly [ゆっくり(と)], then [その時] 等

5) 程度詞 [(形容詞や副詞に付く) 程度ことば]:
【働き: 程度詞は、形容詞や副詞に前から付き、
これらが表す性質や特徴や状態や様態の程度を表現します。

very [とても], pretty [かなり], a little [少し], so [それほど] 等

6) 助動詞 [(動詞に付く) 動詞の補助ことば]:
【働き: 助動詞は、原形動詞に前から付き、(あるいは原形動詞
を前後から挟み、)
その動詞の代わりに文法的なあらゆる仕事をしながら、
その動詞と主語の関係を表します。

can [ことができる;ことがありえる], will [つもりだ;だろう],
may [てもよい;かも知れ
ない];
is -ing [ている(最中である)], is -en [れ(てい) る], has -en [た
(結果を持っている)]等

III. 自立語や文を他の語句や文に従属的にくっ付けたがる
「従属(的)仲介語」

7) 前置詞 [名詞のつなぎ (ことば)]:
【働き: 前置詞は、後ろの名詞 (類) を前の語句や文にくっ付け、
それらの間の関係を表します。

at [(の点)に、で], in [(の中)に、で], on [に(くっ付いて)]等

8) 助接辞 [動詞のつなぎ (ことば)]:
【働き: 助接辞は、後ろの原形動詞 (句) を前の語句や文にくっ
付け、それらの間の関係を表します。

to, -ing, -en 【これらの意味内容は後述】

9) 従属接続詞 [(完全な) 文のつなぎ (ことば)]:
【働き: 従属接続詞は、後ろの完全な (平叙) 文を前の語句や
文にくっ付け、それらの間の関係を表します。

if [(もし)~なら、たら], because [(なぜなら)~から、ので],
that [と;という;こと]等

10) 関係詞 [(不完全な) 文のつなぎ (ことば)]: 
【働き: 関係詞は、基本的には、
後ろの平叙文の(代)名詞や形容詞や副詞の働きをしながら、
その(代)名詞や形容詞や副詞の欠けた平叙文を
意味内容上直接関係する前の名詞にくっ付けます。

who [(ところの)], that [(ところの)], where [(ところの)]等

IV. 同種の語句や文同士を対等にくっ付ける 「対等仲介語」

11) 対等接続詞 [対等なつなぎ (ことば)]:
【働き: 対等接続詞は、同種の語句や文同士なら何でも、
幾つでも対等の関係でつなぎ、それらの間の関係を表します。
が、全体としては、そのつながれた同種のものと同じ働きをし
ます。

and [と;そして], or [または;あるいは], but [が;しかし]等

V. 他の語句や文からは全く孤立していて、それ自体が1つの文
となる 「孤立語」

12) 間投詞 [(文からの) 孤立ことば]:
【働き: 間投詞は、それ1語で独立した意味内容を持ち、
1つの文のような働きをします。
が、他の文に付くと多少とも副詞的になります。

Oh! [あっ!;あら!], Ouch! [痛い!], Wow! [すごい!]等

以上です。

ところで、このあらゆる英単語をより詳しく分類したものは、
今までの英文法の 「品詞」 と呼ばれるものに当たります。

今までの英文法の品詞の数は8つですが、

「8品詞」 では、古(期)英語の文法はいざ知らず、
(近代や) 現代の英文法は決して正しく捉えられません。

(現代) 英文法を正しく捉えるためには、
充分な根拠があって、
品詞の数はどうしても上の12
(または、「疑問詞」を1つの品詞として加え、13)
必要
です。

さて、上の 8) の、私が 「助接辞」 と呼ぶ 「(原形) 動詞のつな
ぎ(ことば)」 to, -ing, -en の意味内容
ですが、これは基本的には
次の通りです。

to: こと、べきこと 〈名詞化〉;
べき、ための、ことになって(いる) 〈形容詞化〉;
ために、ように (、〈形容詞について〉て) 〈副詞化〉

-ing: (た)こと、〈the を伴って〉(た)もの 〈名詞化〉;
ている(最中の) 〈形容詞化〉;
て(いて)、て、ながら〈副詞化〉

-en: 〈have の直後で〉た結果、た状態、たこと 〈名詞化〉;
れた(、れる) 〈形容詞化〉;
れ(て) 〈副詞化〉

以上です。

ところで、これらには少し発展的な意味もありますが、
上の基本的な意味や用法が分かれば、
それらは簡単なもの
で、すぐ分かるでしょう。

それより、最後の -en と、その基本的意味と用法が大きな問題
です。

この -en については、to や -ing と共に、次回からしばらくの間
簡単な英文例を用いて少し詳しく解説
して行きます。

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本物の英文法の概要IV

やり直し英語・初・中級レベル:
本物の英文法の概要IV

 




動詞のつなぎ to, -ing, -en で基本的に大事なことは、

1.これらは、今言ったばかりの (つまり、前の) 語句や文に、
後ろから原形動詞 (句) をくっ付けるつなぎであること。

I want ← to + be here (till four o'clock). 

[解説: be は is, am, are [(で)ある、いる]の原形(動詞)です。
to は、前の (I) want に後ろの be (here) をくっ付けています。]

(ちなみに、「(で)ある」という和訳の「(で)」は、be (is, am, are) が
後ろに「で」
の位置(;部屋)を持っていることを表し、以下同様です。
が、この場合は「で」の位置を用いていません。)

[直訳: 私(は)(4時まで)ここに いる + こと → (を) 欲している。]
[意訳: 私は (4時まで) ここに居たいんです(が)。]

She went there ← to + see Ichiro. 

[解説: see は原形(動詞) [(を)見(かけ)る; (に)会う]。
to は、前の went there に、後ろの see Ichiro をくっ付けてい
ます。]

[直訳: 彼女(は) 一郎(に)会う + ために → そこへ行った。]
[意訳: 彼女は一郎に会いにそこへ行ったんです。]

ここで注意しておきたい非常に重要なことは、
主語以外の単語の並びが英文と和直訳では、
ほとんど完全に逆順に成っていることです。

これは、今まで何度も言ってきたように、
英語国民は問題の人や物事自体や、これに、より密接なものから
次第により疎遠なものへと発想して行くのに対し、
私達日本人は問題の人や物事から発想が突然ある疎遠なものへと
飛び、そこから次第に、問題の人や物事により密接なものや、

のもの自体に戻って来るという、ほとんど正反対の発想順
を表

ているということです。

 

2.to は1つの単語であるが、
-ing と -en は接尾辞なので後ろから原形動詞と合体し、
原形動詞と一緒に1つの単語と成って前の語句や文にくっ付くこと。

Jiro is answer + -ing  the phone now. 

[解説: answer は原形(動詞) [(に)答える、(に)応答する]で、
-ing answer(Jiro) is にくっ付けています。]
[完成文: Jiro is answering the phone now.]

[直訳: 次郎(は) 今 電話(に) 答える + ている最中の → (で)ある。]
(is が後ろに持つ位置の意味「で」が「~最中の」の助詞「の」の
意味に勝ち、「~最中である」となることに注意。)
[意訳: 弟は、今、電話に出ているんです。]

He was take + -en  to the police. 

[解説: take は原形(動詞) [(を)取る、(を)持って行く、(を)連れ
て行く]。-en take(He) was にくっ付けています。]
[完成文: He was taken to the police.]

[直訳: 彼(は) 警察に 連れて行く + れ(て) → (い)た。]
[意訳: かれは警察に連れて行かれ (てい) たんです。]

3.ところで、今までの英文法は、この -en と原形動詞が合体し
たもの
「過去分詞」 と呼んでいますが、 この 「動詞の-en 形」

が、英文法全体の中で、最も難解なものではないかと私は考えてい
ます。その原因は主として次の3つです。

a) 先ず、「過去分詞」というその名前が現代英語の文法用語とし
て非常に不適切
だからです。それは過去だけでなく現在や未来の
動作の名詞化にも、形容詞化にも、副詞化にも使えるのになぜ「過
去」
なのでしょう。また、これを学習するのに的確な「分詞」の定
義(や意味)
も与えられていません。ですから、「過去分詞
」という
ものが難解になるのも当然です。

b) 次に、この -en は原形動詞と合体すると、その日常会話用の非
常に多くは、特殊な形 (=「特殊形」) になる
からです。

break [壊す] -en [=【have の後のみ】た結果、【have の後以
外全て】れた、れて]broken [壊した結果、壊された、壊されて]

catch [捕える] -en ⇒ caught [捕らえた結果、捕らえられた、捕
らえられて]
drink [飲む] -en ⇒ drunk [飲んだ結果、飲まれた、飲まれて]
put [置く] -en ⇒ put [置いた結果、置かれた、置かれて]
teach [教える] -en ⇒ taught [教えた結果、教えられた、教えら
れて]
等々

c) 最後に、実は、その規則形は、原形動詞に -en を付けて作るの
ではなく、
動詞の規則的な過去形を作る 「(過去に事実)~た」 という意味の
-ed と全く同形の -ed を付けて作る
ので、それが動詞の 「過去形」
なのか、それとも 「-en形」 なのか非常に紛らわしい
からです。

cook [料理する] -encooked [【have の後のみ】料理した結
果、
【have の後以外全て】 料理された、料理されて]
⇔ 過去形 cooked [料理した]

wash [洗う] -en ⇒ washed [主に洗われた] ⇔ 過去形 wash-
ed [洗った]
kill [殺す] -en ⇒ killed [主に殺された] ⇔ 過去形 killed [殺
した]

そして、驚くべきことに、この 「過去形」 と 「-en形」 は全く同
であるのに、その意味内容は大概、正反対なので、
この両者はきちんと区別できなければなりません。

特に中・上級レベルの方々は一瞬にしてそうできねばなりません。
その方法は本項の終わりにお話します。

「特殊 -en 形」 もその大多数がその過去形と同形なので、
同じ問題が生じます。

catch [捕らえる] -en ⇒ caught [捕らえられた] ⇔ 過去形
caught [捕らえた]
put [置く] -en ⇒ put [置かれた] ⇔ 過去形 put [置いた]
teach [教える] -en ⇒ taught [教えられた] ⇔ 過去形 taught
[教えた]
等々

ところで、私達は (概念上は、) 「動詞の過去形」 を 「-ed 形」
と呼び、
「動詞の原形とそのつなぎの -en の合体形」 を 「-en 形」 と呼
んでこの両者を区別
しています。
しかし、
実際に英文を聞いたり読んだりしている時に(つまり、実践上)非
常に重要なのは、
前者の 「-ed 形」 すなわち 「動詞の過去形」 は、あくまで 「動
詞」
であるということです。

しかし、後者の 「-en 形」 は 「後ろに、(で)や、(に)や、(を)や、
(と)の位置を持つ」 という意味では動詞の働きを残してはいるが、
「全体としてはもはや動詞ではなく、名詞または形容詞または副詞
になってしまっている」

ということです。
ということは、文中ではそれ以外に
その文の中心の動詞(:述語動詞)
があるということです。

ということは、さらに、
英文において、それ以外に文の中心の(述語)動詞があれば、それは
「動詞の-en形」だ
ということです。

これが両者の区別法です。
このことの理解と習得によって、
私達は両者の区別を
瞬時に (:直感的に) しているのです。


それでは又。

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本物の英文法の概要V

やり直し英語・初・中級レベル:
本物の英文法の概要V




前回の最初でも言ったように、
動詞のつなぎの to, -ing, -en で基本的に大事なことは、
これらは、今言ったばかりの (つまり、前の) 語句や文に、
後ろから原形動詞(句)をくっ付けること
です。

この時、どのような場合に to を用い、どのような場合に -ing を
用い、どのような場合に -en を用いたら良いのか、
その基本的な
ところは、前々回の終わりの方で示したそれらの和訳から、大体
お分り頂ける
でしょう。

しかし、もっと簡単で重要な方法は、次の通りです。
すなわち、

1) 今言ったばかりの (つまり、直ぐ前の) ことよりも
時間的に後の動作や状態を表す原形動詞は、to でつなぐ
(=くっ付ける) こと。


Emiko wants ← to + study in Paris.

[解説: 「(恵美子が) 欲している」 のは現在で、「(パリで) 勉強
する」のはそれより後ですね。ですから、to でつないでいるので
す。]

[直訳: 恵美子 (は) パリで勉強する + こと → (を) 欲している。]
[意訳: 恵美子さんは、パリに留学したがっているのよ。]

Do you have something cold ← to + drink?

[解説: 「(あなた方が) 何か冷たいもの (を持っているかどうか)」
は現在のこと。「飲む」 のはそれより後のこと。ですから、その
つなぎは to です。]

[直訳: あなた方 (は) 飲む + べき(=ための) → 何か冷たいもの
(を) 持っているか?]
[意訳: 何か冷たい飲み物、ありますか?]

I rushed to the station ← to + catch the train.

[解説: 「(駅へ) 急いだ」 のは過去のことですが、「(電車を) つ
かまえる (=乗る)」 のはそれよりも後のことですから、そのつな
ぎは to となります。]

[直訳: 私 (は) その電車 (を) つかまえる + ために → 駅へ急い
だ。]
[意訳: 私はその電車に乗るために大急ぎで駅へ行った。]

2) 今言ったばかりの (つまり、直ぐ前の) ことの時に
最中の動作(や、それよりも前の動作)を表す原形動詞は、-ing で
つなぐ
こと。


They enjoyed  eat + -ing and  talk + -ing at the
restaurant.


[解説: 「(彼女らが)楽しんだ」のは過去のことですが、「食べた
り、しゃべったり」 している最中に、つまり、そうしているのと
同時に楽しい思いをしているので、これらは -ing でつなぐので
す。]

[直訳: 彼女ら(は)そのレストランで 食べる + こと → と、しゃべ
+ こと → (を)楽しんだ。]
[意訳: 彼女らは、そのレストランで食べたりしゃべったりして、
楽しい思いをしたのです。]

Did you see Eiji  swimm + -ing in the lake this morn-
ing?


[解説: 「(あなたが英次さんを) 見かけた」 のは 「(その湖で彼
が)泳いでいる最中(つまり、同時)(かどうか)」が問題になっていま
すから、-ing でつなぐのです。]

[直訳: あなたは今朝あの湖で 泳ぐ + ている(最中の) → 英治 を
見(かけ)たか?]
(ただし、see 「(が) (のを) 見(かけ)る」 という意味内容を認
めると、骨格部の型が SVO から SVOC に変わり、この直訳
は次の意訳に近くなります。)
[意訳: 今朝、英治さんがあの湖で泳いでいるのを見(かけ)た?]

I remember  eat + -ing lunch with you on that bench.

[解説: remember [覚えている、思い出す] 等の回顧的意味の動
に、原形動詞を -ing でくっ付けると、それは「たこと」という
意味になり、remember の場合は「~したことを覚えている;~
したことを思い出す」
という意味になります。
しかし、to [こと、べき、ために] でくっ付けると、
「~すべきことを覚えている; ~すべきことを思い出す」 という
意味になることに注意してください。]

[直訳: 私 (は) あのベンチにくっ付いて、
あなたと一緒に昼食(を) 食べる + たこと → (を) 覚えている。]
[意訳: 僕はあのベンチに座って、君と一緒に弁当を食べたことを
覚えているよ。]

-en の用法と例文は、次回に解説することにします。

それでは、又。

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本物の英文法の概要VI

やり直し英語・初・中級:
本物の英文法の概要VI



今回は、前回の続きで、
「(原形) 動詞のつなぎ」 の3つ目の "-en" について
英文例を用いて解説するのでしたね。

前々回にも言ったように、
この動詞のつなぎの -en, あるいは、
これが 「原形動詞」 と合体した、今までの英文法 「過去分詞」
と呼んでいる、
「原形動詞 + -en」 形は、英文法全体の中で最も難解なものだと
私は考えています。

ですから、
これや、これに関係するものがきちんと分かれば、
英文法や英語のマスターはたいして難しいことではない

と思います。

先ずは、今回の記事の内容の理解です。

それでは、早速、本題に入ります。

3) 今言ったばかりの (つまり、直ぐ前の) 人や物事の
受動の後の状態を表す場合、その (動作や状態を表す) 原形動詞
は-en [れた、れて] でつなぐ
こと。

The vase was  break + en into pieces.
[完成文: The vase was broken into pieces.]

[解説: 「その花瓶があった」 のは過去であるけれど、
それまでに 「壊す」 動作を 「受けていた」 ので、
受動の 「れた、れて」 という意味の -en で
後ろから break を was にくっ付けているのです。]

この英文の分析的な意味 [和訳]
「その花瓶 (は) (多数の)断片に変わって 壊す + れて → あった。」
となるでしょう。
そして、その直訳 (的意味内容) は、
「その花瓶は粉々に壊されていた。(=受動後の状態)」 です。

しかし、これは又、
「その花瓶は粉々に壊れていた。(=純粋の状態)」 という意味で

もよく用いられます。

この場合、
broken 「壊れて (いる)、壊れ(た)」 という意味の形容詞[い
なのことば] の仲間に成っていると考えられます。

ですから、「壊れた花瓶(=壊れている花瓶)」 のことはbroken
を通常の形容詞のように用いて、
a broken vase と言うことができるのです。

ただし、「その花瓶は壊れている。」 「その花瓶は壊れた。」
などという意味の英文を作る時は、
broken形容詞ですから、これを文の中心の言葉にして、
文を作ることができません。

そこで、この場合、
他に文の中心と成り、文を作ることができる最も基本的な、
「ある、いる」 や 「(あっ)た、(い)た」 という存在の意味を表す
is や was が必要なのです。

これは、丁度、「その絵は美しい(です)。」 と英文で言いたい時、
The picture beautiful. [美しいその絵] (=The beautiful pic-
ture. [その美しい絵] )

ではなくて、

The picture is beautiful.

と言わねばならないのと同様です。

ですから、私は、
形容詞 broken の和訳語の 「いる」 や 「た」 を ( ) で括ること
によって、これを動詞としては使えないことを示し、
動詞として使うためには、
その ( ) の中の 「いる」 や 「(い)た」 に当たる be 動詞 [is や
was 等] が必要であることを示しているつもりです。

このような、和訳が 「い」 や 「な」 や 「の」 で終わらず、ま
るで動詞のような和訳の形容詞がたくさんあるので注意
して
くださいね。

例えば、「主人は今朝は疲れている (んです)。」と言いたい時、
tired [疲れて (いる)] という形容詞を用いて、

My husband tired this morning.

のように言ってはいけません。
そのようなことをすれば、
tired (this morning)my husband に (後ろから) くっ付い
ている形容詞 (句) と思われ、
「今朝は疲れている主人(は)」 という意味に取られ兼ねません。

あるいは、
tired は過去形の動詞 「(を) 疲れさせた」 と同形なので、これを
過去形の動詞と取り、 
「主人は今朝、(誰かを) 疲れさせ (まし) た。」
という意味に誤解され兼ねません。
この時、疲れる人がご主人から他の人へと逆転していることに注
しておいてください。

ちなみに、動詞 tire の意味は 「疲れる」 ではなく、
「疲れさす;疲れさせる」 であることにも注意しておいてくださ
いね。

以上のようなわけで、上記の問題の英文を作る時は、
文の中心となって文を作ることができる動詞 is を用いて、

My husband is tired this morning.

としなければなりません。

同様に、「その花瓶は壊れている」 は、

The vase is broken.

そして、「その花瓶は壊れ (てい) た」 は、

The vase was broken.

と言わねばなりません。

さて、話を動詞のつなぎの -en に戻しますが、次の英文を見てく
ださい。
これは 「(ある特定の) 花瓶がどこにあるのか」 を尋ねているの
ですが、
その花瓶に 「今朝、志郎によって壊された」 という説明を加えて
いる場合です。

Where is the vase broken by Shiro this morning?
[分析文: Where is the vase ← break + -en by Shiro this
morning?
]

[解説: 「その花瓶がどこにあるか」 は現在のことを尋ねている
のですが、
その花瓶は 「それよりも前に (志郎によって、) 壊す行為を受けて
いるもの」 なので、
「れた」 という受動の意味の -en breakthe vase にくっ
付けているのです。 ]

[直訳: 今朝、志郎によって 壊す + れた → (その) 花瓶はどこ
にあるか?]
[意訳: 今朝、志郎が壊した花瓶はどこにあるの?]

以上の解説、難しいでしたか?
詳し過ぎて返って分かりにくかったかもしれません。
しかし、これで、私が英文法で最も難しいと思う所をきちんと解
説したつもりです。

よく理解できたと思われる方は、万々歳です。
しかし、よく理解できなくても、次の英文の成り立ち通りの和訳

[直訳] がきちんと分かれば大丈夫です。

The picture drawn by Goro at the kindergarten yester-
day is over there.

(注: drawn = draw [描く] + -en )

次回までにこの直訳を考えておいてくださいね。

 

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本物の英文法の概要VII

やり直し英語・初・中級:

本物の英文法の概要VII




早速ですが、前回の終わりの宿題の回答です。

The picture drawn by Goro at the kindergarten yester-
day is over there.

この英文の成り立ち通りの和訳 [直訳] は次のようになります。

きのう幼稚園で悟郎によって描かれた絵はあそこにあります。」

ちなみに、その日本語らしい和訳 [意訳] は
きのう悟郎が幼稚園で描いた絵はあそこにありますよ。」
などとなります。

なぜ私がここで直訳を求めるのかと言いますと、
英文の直訳がきちんとできるかできないかは、(日本語を介してで
はあるけれど、)英文の成り立ちがきちんと分かっているか否か
表し、さらにまた、英語や英文法自体の学習がきちんとできてい
るか否かを表す
からです。

それゆえ、直訳をきちんとできない日本人の英語学習者の方々は
英文の成り立ちがきちんとお分かりになっておられず、自力でき
ちんとした英文が作れない傾向
にあられるからです。

ちなみに、意訳がきちんとできない方々は
その英文の実際的な (=現実の社会生活的な) 意味が
きちんとお分かりになっていない
傾向にあられ、

これはどちらかと言うと、英語や英文法自体の学習の問題という
よりは、社会生活上の事実認識力や、意思伝達上の話の流れの
理解力の、英語や英文への応用力の問題
だからです。

さて、余談はこれくらいにして本題に戻りますが、
次はいわゆる、英語の 「受動形」 についてです。

4) 英語の 「受動形」 について

次の英文例を見てください。

(1) The vase was not broken when I was leaving home.
(2) It (=The vase) was broken by someone when I came
home.
(3) It (=The vase) was broken by Shiro soon after you
left home.


又、次のそれぞれの和直訳を見てください。

(1) 「その花瓶は、私が家を出ようとしていた時、壊れていなか
った。
[純粋の状態] (broken は形容詞)

この場合の和訳として、実際上
「壊されていなかった」 「壊されなかった」 も少し変ですね。

(2) 「それは、私が(家に)帰って来た時、誰かによって壊されて
あった (=壊されていた)。
[受動後の状態] (broken は動詞の
-en 形)

この場合の和訳としては、実際上
「壊れていた」 「壊された」 も少し変ですよね。

(3) 「それは、君が家を出た後すぐ、志郎によって壊された(ん
だ)。」
[受動の動作/ 純粋の受動 (表現)] (broken は動詞の -en 形)

また、この場合の和訳としては、実際上
「壊れていた」 「壊されていた」 も少し変ですね。

以上のことから分かる重要なことは、
これらの和直訳の相違、つまり、この場合、was broken が
「壊れていたこと」 [純粋の状態] を表しているのか、
「壊されていた (=壊されてあった) こと」 [受動後の状態] を表
しているのか、
それとも、「壊されたこと」 [純粋の受動] の表現なのか、その意
味の相違は、その前後 (の意味) 関係で決まる
ということです。

そして、今までの英文法は、
この (2) の 「受動後の状態」 [~れている(=れてある)] と
(3) の 「純粋の受動」 [~れる]
を表す

「be (, is, am, are; was, were) + 原形動詞 -en」形

「受動態」 あるいは 「受動形」 と呼んでいます。

厳密には (⇒下の研究 「本当の受動形」 で述べるように)、
この (3) の場合のみを 「受動形」 と呼ぶべきなのですが、
ここでは大まかに、私も今までの英文法通り、
(2) と (3) を 「受動形」
呼ぶことにします。


*************** 研究 「本当の受動形」 ***************
この 「研究」 は、複雑なことを特にきちんと分かりたい方々のた
めの記事ですので、ややこしいことが苦手な方は、気にせずこの
項を飛ばして次に行って下さい。

***********************************************

さて、興味のある方々のために、
上の (2) の場合や、一般に 「受動後の状態」 を表す 「be 原形
動詞-en 形」
を、なぜ 「受動形」 としない方が良いのか、私の
考えを少し述べさせて頂きます。

その前に、「川石」 は 「石」 であって、「川」 ではありません
ね。同様に、「受動の後の状態」 は 「後の状態」 であって、
「受動」 そのものではありません。

上の (2) の英文、
The vase was broken by someone when I came home.
は、

その発言者が家に帰って来た時、
出かける時に壊れていなかった花瓶が壊れているのを見て、その
間に花瓶が勝手に (=自分で) 壊れるなどということは有り得な
いし、その壊れ方から判断して、家族か訪問客の誰かに壊された
のだと思って、

「それは、私が家に帰って来たとき、誰かによって壊されていた
(=壊されてあった) のよ。」

という 「受動後の状態」 の表現となったのでしょう。

この場合 was broken [壊されていた] は、

「was ← break + -en 」 つまり 「壊す + れて → あった (=
いた)」

と分析するのが妥当でしょう。

つまり、その成り立ちは、was [あった] が 「 (要語)」 であり、
broken [壊されて] はそれ にくっ付いている 「 (属語)」 であ
ると分析するのです。

この分析こそ、同文 (2) の表現意識と合致しているでしょう。 そ
の表現者は「(その花瓶が誰かによって) 壊された」その受動の出
来事自体を表現しているのではなく、その後の状態を表現してい
るのですから。

しかし、上の (3) の、
The vase was broken by Shiro soon after you left home.
は、受動の出来事自体を表現しています。
ですから、この英文の was broken [壊された] は、
「was ← break + en」 つまり 「壊す + れ → た」 と分析す
るのは不適切でしょう。

つまり、その成り立ちを、was [た] を 「 (要語)」 とし、
broken [壊され] は それにくっ付いている 「 (属語)」 である
と分析するのは良くありません。

なぜなら、
この場合の was [た]動詞 [主要語] としての意味内容を持た
ず、「助詞」 か 「助動詞」 程度の意味しか持っていないからで
す。
ですから、この was broken [壊された] は、
"was -en"「れた」 という意味の 「受動の助動詞」 とし、
「was -en → break」 つまり 「壊す ⇒ れた」 と分析するのが
良いのです。

(ただし、英語分析の → は助動詞と動詞の主従関係を表し、
和直訳分析の ⇒ は主従関係ではなくて、和訳の順序を表すもの
とします。)

ですから、この見解では、一般に
「れる」 という意味の "be -en" のみを 「受動の助動詞」 と見
なし、「~される」 という意味の 「"be 原形動詞-en" 形」
けを「受動形」 とするということです。

それでは、上の 「壊されていた」 という意味の "was broken"
は何形なのかと言いますと、「受動後の状態形」 ということにな
りますね。

以上ですが、お分かり頂けたでしょうか?

******************************

本物の英文法の概要VIII

やり直し英語・初・中級:

本物の英文法の概要VIII





さて、今回の 「(原形) 動詞のつなぎ」 の解説も最後になりまし
たが、今までの英文法が 「完了形」 と呼んでいる
「have + 原形動詞-en 形」 に当たるものの解説です。

ところで、
これを 「完了形」 と呼び、その英文例とその日本語らしい和訳
を覚えているだけでは、
その本当の意味や正しい使い方良く分からないでしょう。

これを 「結果形」 と呼び、その成り立ちがどうなっているのか、
よく分からない限り。

5) ある動作や状態の(広義の)結果を表す時はhave の直後に、
その動作や状態を表す原形動詞の -en 形を置く
こと。

ところで、have の直後の原形動詞のつなぎ -en 「た結果」 
という意味でしたね。
この「結果」は以下のすべての場合を含む「広義の結果」を表し
ます。
つまり、主として、a) 直接の結果(:結果)、b) 完了した結果(:完
了)、 c) 体験した結果(:経験)、d) 状態の結果(:継続)
の4つの。

a) I have cleaned the room. [直接の結果(:結果)]

[分析文:I have clean + -en the room.]

[分析訳:私(は)その部屋(を) 掃除する + た (直接の) 結果 →
(を) (現在事実) 持っている。]

[直訳:私はその部屋を掃除した結果を持っている。] 

[意訳:1.その部屋は (私が) 掃除しました (。だから、きれい
になっています) よ。
2.その部屋は (私が) 掃除したので、きれいになって (い) ます
よ。]

[解説:掃除はきれいに (=清潔に) するためのものですから、そ
直接の結果は、言うまでもなく、掃除されたものがきれいにな
っているということですね。
ところで、この ’have ~-en’ 形
直接の結果を表すのは、それに
以下の
b)~d) で解説するような、特定の副詞(句)が何も付いてい
ない場合で、この直接の結果を表す場合が以下の基本です。]

 

さて、この例文a) の場合、have「現在形」 ですから、この
「have ~-en形」 を私達は 「現在結果形」 と呼んでいます。
「現在結果形」 とは 「現在に結果があることを表す形」 という意味
です。

現在に結果があれば、当然その原因は過去にありますよね。
これを 「過去原因形」 と呼ばないで 「現在結果形」 と呼ぶのは、
それが 「現在の結果」 をとし、「過去の原因」 をとした表
だからです。
ですから、この形と過去の時をはっきりと表す表現とは一緒に使
えない
のです。以下の b) c) d) も同様です。

 

ちなみに、’has ~-en’「現在結果形」で、'had ~-en'「過
去結果形」です。が、前に助動詞の付いた ’will have ~-en’ 等の
 ’have ~-en’ 「現在結果形」ではなく、「原形結果形」である
ことにご注意ください


b) Have you finished your homework yet?
[完了した結果(:完了)]

[分析文、分析訳:省略]

[直訳:あなたはもうあなたの宿題を終えた結果を持っているか?]

[意訳:もう、宿題終わった?]

[解説:現在結果形に 「もう」 「すでに」 を表す yet
already 
「たった今」を表す just などが付いていると、その
「動作や行為が単に完了したことではなく、その結果としての
放(感)や気持ち
を表します。]


c) They have been to (=visited) Nikko several times.
[体験した結果:経験]

[分析文:省略]

[分析訳:彼女らは、数度、日光に ある+ た結果 →
(を)(現在事実) 持っている。]

[直訳:彼女らは、数度、日光に行った結果を持っている。] 

[意訳:彼女らは、何回か日光に行ったことがあるんですよ。]

[解説:人生や今までの非常に長い期間中にしたことで、回数が問
題になっていることの直接の結果は、そのことの 「経験や体験と
しての現在の知識」
です。]

 

d) Tom has lived in Japan for five years. [状態の結果(:継続)]

[分析文:Tom has ← live + -en in Japan for five years.]

[分析訳: トム (は) 5年の間、 日本に 住んでいる+ た状態
(を) (現在も事実) 持っている。]

[直訳:トムは5年間、日本に住んでいた状態を今も持っている。] 

[意訳:トムは今まで5年間、ずーと日本に住んでいます。]

[解説:今 (発話時) も含みうる期間を表す表現を伴った
「過去の状態を結果として今も持っている」 という表現は、過去のあ
る時から (発話時) 現在までの、その 「状態の継続」 を表します。
ちなみに、「have 原形動詞-en」 の -en が 「た状態」 という意味
に成るのは、原形動詞が状態動詞の時
です。]


「(原形) 動詞のつなぎ: to, -ing, -en」 の解説は、
基本的には以上
で終わりです。



********** 研究 「単純助動詞と複合助動詞」 (1) ***********

前回の 「研究」 で、
私は、「れる」 という意味の 「受動の助動詞: be -en」 に触れ
ました。

(日本語の助動詞は、動詞に後ろから付いて文を終える言葉ですが、
これに当たる) 英語の 「助動詞」 というのは、本来、次のような
動詞に前から付き、動詞の代わりに文法的に働く単語です。

can [ことができる; ことがありえる]
will [(心)つもりである; だろう]
shall [う; ものとする]
may [てもよい; かも知れない]
must [ないといけない; にちがいない]

もう少し詳しく言うと、
「助動詞」 とは、
「動詞に、文法的には全く働かず、
概念だけを表す 『原形』 という形になってもらい、
自分が代わりに、上記のような意味を持って文法的に働く言葉」

のことです。

また、「動詞の代わりに文法的に働く」 とは、
「動詞の代わりに、現在や過去の事実であることを表したり、
後ろに not [ない] を取って否定文を作ったり、
『か』 の位置に行って疑問文を作ったり、
それ以下その文の終わりまでの代わりをしたりする」

ということです。

ところで、助動詞の do や does はかなり新しく、通常和訳があ
りません。

あえて和訳をするとしたら、「現在事実;普段実際に」 となりま
す。

私達は、これら 「本来の助動詞」do (や does) をまとめて、
「単純助動詞」 と呼んでいます。

これに対して、「受動の助動詞: be -en」 のような、
「基本動詞と動詞のつなぎ [to; -ing; -en]」 で助動詞と認めら
れるもの
を、「複合助動詞」 と呼んでいます。

(ちなみに、この「複合助動詞」は一昨年(2014年)以来私達は「助
動詞句」
とも呼んでいます)。

この 「複合助動詞」 には、
「受動の助動詞: be -en [れる(; れている)]」 の他に、

「進行形」 を作る
「進行の助動詞: be -ing [ている(最中である)]」 や、

「準備進行形」 を作る
「準備進行の助動詞: be going to [(ために準備を進めている)
⇒ 予定である; つもりである]」
や、

「結果形」 を作る
「結果の助動詞: have -en [た結果を持っている]」 や、

「有能実行の助動詞: be able to [ことができ(て、実際にす)る;
ことができ(て、実際にしてい)る]」
や、

「予定の助動詞: be to [ことになっている]」

等を私達は認めています。

(この研究は次回に続きます。)

******************************

本物の英文法の概要IX

やり直し英語・初・中級:

本物の英文法の概要IX



 

さて、この 「本物の英文法の統語法の概要」 大詰めに来ました。
ちなみに、「統語法」とは「語句の並べ方」でしたね。

今回の
「文を作る場合の、中心の動詞が持っているそれぞれの位置に、ど
のような種類の言葉や、言葉の並びが入って、あらゆる種類の英文
ができるのか」
つまり、
「『英文語順表』 の各位置 [部屋] に、
どのような種類の言葉 (、つまり、品詞) や、
言葉の並び (、つまり、単位) を入れれば、
あらゆる種類の英文を作ることができるのか」

の解説を持って、この 『本物の英文法の統語法の概要』 終わり
たい
と思います。

が、先ず、本題に入る前に、
私達が 「単位」 と呼ぶものと、「類」 と呼ぶものを説明しておか
ねばなりません。
ここで、私達が 「単位」 と呼ぶものは、
「全体としてある特定の (品詞の) 働きをする、いくつかの単語(=
要素) の並び」

のことです。

例えば、
「名詞単位」 と言えば、「全体として名詞の働きをする単語の並
び」のことですし、
「形容詞単位」 と言えば、「全体として形容詞の働きをする単語
の並び」 のことですし、
「副詞単位」 と言えば、「全体として副詞の働きをする単語の並
び」のことで、以下同様です。

ここで、私達が 「類」 と呼ぶものは、
「(それが単語 (⇒「要素」) であれ単語の並び (=単位) であれ)
ある特定の (品詞の) 働きをするあらゆるもの (の1つ)」

のことです。

例えば、
「名詞類」 と言えば、「名詞の働きをするあらゆるもの (の1つ)」
のことであり、
「副詞類」 と言えば、「副詞の働きをするあらゆるもの (の1つ)」
のことです。

それでは本題に入りますが、

『まえおき』 の位置には、

文を作る時に、一番後ろの 『副え』 の位置に入る 「副詞類」 の
うち前もって (=先に) 言っておきたいものを通常1つ入れます。


『まえおき』 の位置に入るものの例:

【時を表す語や単位】 Tomorrow(,) [明日、]

(この後、例えば I'll stay (at) home all day. [1日中家にいるつ
もりです。] などと続けることができます。
ちなみに、この場合の tomorrow は 「副詞」 で、
そのまま 「動詞」 や 「文」 にくっ付く言葉です。)

In the morning(,) [朝には、]

(この後、例えば I'll work in the garden. [庭をいじるつもりです。]
などと続けることができます。
ちなみに、 in は直後の「名詞 [the morning] のつなぎ」(=「前
置詞」)
で、その名詞を副詞化(=動詞や文にくっ付く単位化)して
います。)

【目的を表す単位】 To return the books, [本を返すために、]

(この後、例えば did you go to see him at his apartment yes-
terday?
[昨日彼のアパートに彼に会いに行ったのですか?]
などと続けることができます。
ちなみに、 最初の to は直後の「(原形)動詞 [return] のつなぎ」
で、その動詞を副詞化しています。)

【原因を表す単位】 Seeing a policeman, [警察官を見かけ
(=見かけたので)、]


(この後、例えば she decided to ask him the way.
[彼女は彼に道を尋ねることにしたのです。] などと続けることが
できます。ちなみに、 最初の -ing は直前の「(原形)動詞 [see]
のつなぎ」で、その動詞を副詞化しています。)

【条件を表す単位】 If it's rainy on that day, [もし、その日が
雨だったら、]


(この後、例えば what will you do over there?
[あちらで、何をするつもりですか?] などと続けることができま
す。ちなみに、最初の if は直後の 「(平叙) 文のつなぎ」 で、
その文を副詞化しています。)

【譲歩を表す単位】 Though they are rich now, [今では、彼
らは裕福ではあるけれど、]


(この後、例えば they are not so happy as before.
[以前ほどは幸せではありません。] などと続けることができます。
ちなみに、 though は直後の「(平叙) 文のつなぎ」で、
その文を副詞化しています。)


『wh-語』 の位置には、

「wh-語」 や 「wh-単位」 を必要な場合に、通常1つ入れます。

『wh-語』 の位置に入るものの例:

who [誰], what [何、何をしている人], which [どちら],
how [どのように(して)、どれほど], where [どこに、どこで、
どこの],
when [何時], why [なぜ];
whose car [誰の車], what book [何の本、どんな本],
which lady [どちらの婦人], how old [どれほど古い];
what kind of animal [どんな (種類の) 動物], in which box
[どの箱の中に]


ところで、この位置には 「文のつなぎ [従属接続詞や関係詞]」 を
入れて、後ろの (平叙) 文を名詞単位や形容詞単位や副詞単位
にする場合もあります。

『か』 [=疑問化] の位置には、疑問文を作る場合ですが、

「助動詞」 または 「助動動詞」 を通常1つ入れます。

助動詞の例:
do, does (以上通常和訳なし。 あえて和訳すれば 「現在事実、
普段実際に」);
did [た、(過去に事実)た]
can, will, shall, may, must (和訳は、前回の研究参照);
could, would, should, might (それぞれ直ぐ上の過去形、また
はその控え目形。
ただし、must にはこの形がありません。)

助動動詞 (=助動詞と動詞を兼ねる語) の例:
is, am, are (以上の和訳 「ある;いる;る」); was, were (以
上の和訳
「あった;いた;た」)
(後に 「原形動詞-en」 を取る) have, has (以上の和訳 「持って
いる、た」);
had [持っていた、ていた]


『は、が』 [=主語] の位置以下は次回です。


******* 研究 「単純助動詞と複合助動詞」 (2) *******

さて、
「ねばならないだろう」 とか、
「ねばならないかも知れない」 とか、
「ことができるだろう」 とか、
「ことができるかも知れない」 とか、
「ことができるにちがいない」 などと言いたい時に、

本来の単純助動詞を組み合わせて、それぞれ
"will must", "may must", "will can", "may can", "must
can"

などとすることはできません。


これは多分、
動詞が表す動作や状態に、
「主観的心理的判断」 を表す 「本来の助動詞」 が重なって付くと、
その意味内容が信頼性の少ない、とりとめも無いものになってしま
うと英語のネイティブスピーカー達が感じるからでしょう。

このような場合、
彼らは、「主観的心理的判断」 を表す 「本来の(心理)助動詞」
1つしか使わず、
後は 「客観的事実的判断」 を表す、私が 「複合助動詞」 と呼ぶ
ものをこれに組み合わせて、上のような意味内容を表現する
のです。

それぞれ、
"will have to" [ねばならないでしょう],
"may have to" [ねばならないかもしれません],
"will be able to" [ことができるでしょう],
"may be able to" [ことができるかもしれませn],
"must be able to" [ことができるにちがいありません]
の様に。

この時、和訳の後の方の言葉が、英語では単純助動詞となって先に
来ていることに注意しておいてください。
というよりは、英語では、主観的心理判断を
客観的事実判断と期待さ
せてはいけないから、前者
の場合、述部の先頭に本来の心理助動詞を
持ってくること
に特に注意しておいてください。



 (続きは次回です。)

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本物の英文法の概要X

やり直し英語・初・中級:

本物の英文法の概要X


 

前回の続きです。

『は、が』 [=主語] の位置には、「名詞類」 を入れ、
それ以外は入れてはいけません。


名詞類の例:

【代名詞】 I, we, you, he, she, it, they; this, that, these,
those; someone [ある人], something [あるもの、あること]


【名詞、複合名詞と、それらに前から冠詞や形容詞や代名形容
詞が付いたもの】

English, English conversation, conversation(al) English,
Japanese English;
our school, Toyo Building [東洋ビル], Yodobashi (Camera)
Osaka, Hotel New Hankyu, Umeda, Osaka;
our office, our classrooms, our students, our staff, our
teachers;
that desk, my chair, your desk, your chair;
(some) English tea [紅茶], (some) instant coffee,
the earthern coffee cup [陶器製のコーヒーカップ],
lemon, sugar, cream [フレッシュ], (some) cake(s),
the thermos [ポット], the refrigerator;
the women's room [女性用トイレ]等々

【名詞単位】
(名詞に後ろから限定単位が付いたもの)
a conversation in English [英語での会話];
English for conversation [会話用の英語];
that desk with a computer (on) [コンピュータが載っている
あの机];
the computer on my desk [私の机の上のコンピュータ];
the papers beside the computer [コンピュータのそばの書類];
the desk with an answering phone [machine] [留守番電話
を持っている机];
the chair with a lovely red cushion [可愛く赤い座布団のある
椅子];
milk with ice (= iced milk = milk and ice) [アイスミルク];
the pretty teacups in the cabinet [飾り棚の中のきれいな紅茶
茶碗]
students learning English here [こちらで英語を習っている
徒達]
the English spoken by them [彼らによって話された英語 ⇒ 彼
らが話した英語]等々

(「関係詞 + 文」 によって限定された名詞単位は省略)

(動詞のつなぎ to [こと], -ing [(た)こと] による動詞句の名詞化
⇒動名詞句)

to learn English at our school [私達の学校で英語を習うこと],
learning English at our school [私達の学校で英語を習う(た)
こと
]等

(文のつなぎの従属接続詞や疑問詞や関係詞による文の名詞化)
whether (=if) he learns English at our school
[彼が私達の学校で英語を習っているかどうか],
that he learns English at our school
[彼が私達の学校で英語を習っている(という)こと],
what he learns at our school
[彼が私達の学校で何を習っているのか
習っている(ところの)もの;こと]
when he learns English at our school
[いつ彼が私達の学校で英語を習っているのか]
why he learns English at our school
[なぜ彼が私達の学校で英語を習っているのか
彼が私達の学校で英語を習っている(ところの)理由]等 

この最後の3例から、『か』 [疑問化] の位置を用いない
「疑問詞+平叙(=普通)文」 が名詞単位に成ることに注意
してお
いて下さい。
私達はこれを 「疑問名詞節」 と呼んでいますが、
その 「wh-語」 の和訳を 「(ところの)もの; こと」 や 「(とこ
ろの)理由」 とすると、それは 「関係詞節」 となります。

"how to learn English" of our school [私達の学校の (=が提
唱する生徒さん達の)
どのように英語を習うべきか」⇒ 私達の学校の 「英語を習う
ための方法」⇒
私達の学校の 「英語の習い」⇒ 本校の 「英語学習」] 等


『ある、する』 の位置には、「動詞類」 を入れます。

動詞類の例

【助動動詞】 is, am, are, was, were;
(直後に 「原形動詞-en」 を取る) has, have, had

【動詞】 go, come, wait, work, play;
get, take, put, eat, drink, use, wash, clean, study, enjoy,
see, surprise;
live, like, love, want, know, think, understand, ;
give, send, tell, teach; call, name, find 等々

【動詞に副詞や助動詞が付いたもの】 
(
ただし、赤字が中心の動詞で、'not'以外の副詞の和訳が動詞の和
訳よりもに行き、助動詞の和訳が動詞の和訳よりも後ろに行くこ
とに注意。)

don't know [知らない];
can surely use [もちろん使ってよい];
often drink [しばしば飲む];
sometimes eat [時々食べる];
doesn't understand [理解でき(てい)ません];
will be waiting [待っているだろう];
would like to have [頂きたいのですが];
have long been studying [長い間勉強 [研究] し続けてきた]
等々。
(その他、この最後の3例のように、
研究(2) や (3) で述べた単純助動詞と複合助動詞の組み合わせが
原形動詞に付いたものも動詞単位 [動詞類] です。)


残りの 『に』 や 『を』 [相手語] の位置や、『で』 や 『と』 [補
語] の位置、それに 『副え』 の位置については、次回に解説
します。


******* 研究 「単純助動詞と複合助動詞」 (3) *******


前回の研究では、文を作る時、
(本来の) 単純助動詞は1つしか (その文の中心の) 動詞に付ける
ことができない
ことをお話しました。
ですから、単純助動詞を2つ重ねて動詞に付けたい時は、日本語
とは逆順にして、後の方を複合助動詞にしなければならない
ので
したね。

しかし、複合助動詞は (通常2つまでですが) 重ねて (=組み合わ
せて) 動詞に付けることができる
のです。

She has been learning French for three years now.

[解説: 「結果の助動詞」「進行の助動詞」 の組み合わせ:
has -en + be -ing ⇒ has 「-en + be」 -ing ⇒ has be-en
-ing :
「~ている最中である+た状態を今も持っている」]
[意訳: 彼女は、ここ3年間ずっとフランス語習っています。]

The misleading notice has already been taken away.

[解説: 「結果の助動詞」「受動の助動詞」 の組み合わせ:
has -en + be -en ⇒ has 「-en + be」 -en ⇒ has be-en
-en :
「~れる+た結果を持っている」⇒ 「~れてしまっている」]
[直訳: その、人を誤らせる告示は既に取り去られてしまっている。]
[意訳: その誤解を招きかねない告知はもう取り去られています。]

The old building is going to be pulled down next week.

[解説: 「準備進行の助動詞」「受動の助動詞」 の組み合わせ:
is going to + be -en :「~れる+準備が進行している。」]
[直訳: その古い建物は、来週、引っ張り降ろされる準備が進行し
ている。]
[意訳: その古い建物は、来週、取り壊されることになっています
(=予定です)。]

ちなみに、この最後の例では、「準備進行の助動詞」 "is going
to"
自体が、基本動詞と動詞のつなぎから成る "is -ing" と "go
to" の組み合わせ
ですから、理論的には、複合助動詞はいくつ組
み合わせても良いようです。

もちろん、意味は変わりますが、これら複合助動詞の組み合わせ
の前に、1つなら単純助動詞を付けることもできます。


She will have been learning English for five years next
spring.

[意訳:来年の春には、彼女は5年間ずーと英語を習っていること
になるでしょう
。]

The misleading notice must have been taken away by
now.

[意訳:その誤解を招きかねない告知は、もう取り去られている
違いありません
。]

重要な注意:
この例文の述部 'must have been taken away' は、その副え'by
now'
によって、「受動の現在結果の強い推量」だと分かりますが、

The misleading notice must have been taken away yesterday.
[意訳:その誤解を招きかねない告知は、昨日取り去られたに違いありま
せん
。]
述部 'must have been taken away' はその副え 'yesterday' によっ
て、「過去の受動の強い推量」
であることに注意してください。
また、以上の 'have been' は断じて「現在完了形」ではありません。
前2者は「原形結果形」で、後者は「原形前時制形」とでも呼ぶべ
きものです。

以上です。


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