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本物の英文法の概要XI

やり直し英語・初・中級:

本物の英文法の概要XI


 

前回の続きです。

『に』 や 『を』 [=相手語] の位置には、「名詞類」 を入れ、
それ以外は入れてはいけません。

(名詞類の英語例については、
前回の 『は、が』 [=主語] の位置のものをご覧下さい下さい。)

ただし、ご存知のように、『に』 や 『を』 [=相手語] の位置に
入れる 「人称代名詞」 と呼ばれる語は、次のようにその形を変え
て入れねばなりません。
つまり、
I ⇒ me ; we ⇒ us ; he ⇒ him ; she ⇒ her ; they ⇒ them


『で』 [=主語の補語] や 『と』 [=相手語の補語] の位置には、
「名詞類」 または 「形容詞類」
を入れます。

(名詞類の英語例については、
前回の 『は、が』 [=主語] の位置のものをご覧下さい。)


形容詞類の例:

【形容詞】 big, small, long, short, round, square; new,
old, soft, hard, heavy, light, dark, hot, cold, wet, dry,
good, bad; polite [礼儀正しい], rude [失礼な], easy,
difficult, kind, smart [賢い], famous; eatable, natural,
thankful, careless, friendly; Japanese, American,
French, Spanish 等々


【形容詞単位】
(少数の前置詞による名詞の形容詞化)

in good shape [良い状態の中に(いる) ⇒ 体調が良い]
(=in good condition [良い状態の中に(いる)] / in good
health [良い健康の中に(いる) ⇒ 元気で(ある)] healthy/ fine)

of great importance [とても大きな重要さ]
(=very important [とても重要な])

of great value [とても大きな価値]
(=very valuable [とても価値の高い、貴重な])

文例:This vase is of great value now.
[この壷は今ではとても大きな価値の(壷)である⇒
この壷は今ではとても大きな価値があります。]

(動詞のつなぎ to [べき、ことになって(いる)], -ing [ている(最
中の)], -en [れ(た)]
による動詞(句)の形容詞(句)化⇒「動形容
詞(句)」)

to clean the bathroom

これを 「be-動詞」 が直後に持つ 『で』 [主語の補語] の位置に
入れると 「予定(決定)形」 が出来ます。
Yoshiko was to clean the bathroom last night.
[佳子は昨夜風呂場を掃除することになっていた。]

cleaning the bathroom

(これを 「be-動詞」 が直後に持つ 『で』 [主語の補語] の位置に
入れると 「進行形」 が出来ます。
Yoshiko was cleaning the bathroom then.
[佳子はその時風呂場を掃除してい(る最中だっ)た])

cleaned by Yoshiko

(これを 「be-動詞」 が直後に持つ 『で』 [主語の補語] の位置に
入れると 「受動形」 が出来ます。
The bathroom was cleaned by Yoshiko last night.
[直訳: 風呂場は昨夜佳子によって掃除され(てあっ)た。]
[意訳: 風呂場は昨夜佳子が掃除してくれたのよ。])

(これらの 「動形容詞単位」 を 『と』 [相手語の補語] の位置に
入れる場合は省略します。)

(文のつなぎの) 関係詞によって形容詞化された文 [形容詞節/
形容詞単位] は、前の名詞に直接付けてその説明を行うもので、
そのままでは、動詞を介した説明の位置である 「補語」 の『で』
や 『と』 の位置には入れられません。



******* 研究 「英文における根本的に重要なことの表現」 *******

「文」 とは、「ある意味内容を伝えようとするもの」 です。
英語国民が 「英文」 で 「ある意味内容」 を伝えようとする時、
根本的 [基本的] に重要なことから表現し始め、
次第に枝葉的 [発展的] に重要なことへと進んで行くようです。
そして、その根本的に重要なことは、
その文の中心の動詞 (=主動詞;述語動詞) を含めそれまでの、
前の方で表現
してしまいます。

「文」 で伝える内容の 「根本的に重要なこと」 とは、
先ず、その内容が 「平叙」 か 「疑問」 か 「感嘆」 か 「命令」
(や 「依頼」) か、
ということです。


英語国民は、これを1番先に知らせますが、
彼らはこれをどのようにして知らせているか分かりますね。
そうです。
英文語順表でいうと、「まえおき」 以外のどの位置から、
あるいは、どの位置とどの位置から言葉を発し始めるか
で、
1番先にそれを知らせているのです。

"Where is ~?" ; "What do ~?" ; "How beautiful are ~?" :
『wh-語』 と 『か』 の位置から ⇒ 疑問詞疑問文

"How beautiful they ~!" :
『wh-語』 と 『は』 の位置から ⇒ 感嘆文、(あるいは疑問名詞
節)

"Do you ~?" ; "Did ~?" ; "Is ~?" "Was ~?" ; "Will ~?" :
『か』 と 『は』 の位置から ⇒ Yes/No疑問文、または選択疑問

"Betty ~" ; "We ~" ; "The saleswoman ~" :
『は』 の位置から ⇒ 平叙文

"Give ~." ; Don't ~." ; "Please make ~." :
『ある、する』 の位置から ⇒ 命令文や依頼文


次に、それが 「平叙」 なら、彼らは
それが 「事実」か、「心(理的判)断」 か、「意見」 か、「推量」
か、「想像」 かや、
「肯定」 か 「否定」 かや、「確か」 か 「頻繁」 か
等を重要とし、
これらを出来るだけ早く、矛盾しないように知らせます。

その方法は次の通りです。

伝える状態や動作が 「事実」 であることは、
その文の主動詞を 「現在形」 「過去形」 にして表します。

伝えることが 「心断」 であることは、
その文の主動詞を原形にして、これに前から 「本来の助動詞」
will, shall, can, may, must のうちの1つを付けて
表します。

伝えることが 「意見」 であることは、
その前に(= 『まえおき』 の位置に) "I think (that)" 等を置い
て表します。

伝えることが 「推量」 であることは、
その前に "I guess (that)" 副詞の maybe や probably 等
を置いて表します。

伝えることが 「想像」 であることは、
その前に "I imagine (that)" 等を置いて表します。

伝えることが 「否定」 であることは、
できるだけ前の方で、助動詞に副詞の not を付けたり、
形容詞の any を 形容詞の no(=not any) にしたり
して表しま
す。

伝えることが 「確か」 であることは、
その前に "I am sure (that)" 等を置いたり、
助動詞の位置に、助動詞があればその直ぐ後に
副詞の sure(ly) や certainly 等
を置いたりして表します。

伝えることが 「頻繁」 であるか否かは、
助動詞の位置に、助動詞があればその直ぐ後に
副詞の always や often や never 等
を置いて表します。


ところで、日本語ではこのようなことは大方、
文末でしている
ことに注意しておいてください。


******************************

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本物の英文法の概要XII

やり直し英語・初・中級:

本物の英文法の概要XII


 

前回の続きですが、

『副え』 の位置には、「副詞類」 を入れます。

ところで、前にも言ったように、
『副え』 の位置に入る名詞や代名詞が表す人や物事は、
その文の中心の動詞 (句) が表す動作や状態に直接全面的に
関係せず、わずかに間接的部分的に関係するだけでしたね。

ところで、その間接的部分的な関係のあり方は様々ですから、
この 『副え』 の位置に 「名詞や代名詞」 を入れる時は、
その関係のあり方をきちんと表すことによって、これらを 「副え」
の働きに変える 「名詞のつなぎ: 前置詞」 が必要なのです。

また、
この 『副え』 の位置に 「動詞」 や 「文」 を入れる時は、
これらとその文の中心の動詞 (句) の関係を表すことによって、
これらを 「副え」 の働きにする、それぞれ、
「動詞のつなぎ: to, -ing, -en」 や 「文のつなぎ: 従属接続詞」
が必要
なのでした。

ですから、『副え』 の位置に入る 「副え」 には様々な意味内容の
ものがある
のです。
そして、その主なものは、

「様態」 「方法、手段」 「場所」 「目的」 「時」
「原因」 「条件」 「譲歩」

などです。

ところで、「『副え』 の位置に入らない 「副え(=副詞)」 につい
ては、前回の 「研究」 をご覧下さい。

さて、副詞類は、今上で言ったように、大概、
その文の中心の動詞 (句) との関係を表すつなぎ語を頭に
(あるいは接尾辞を語尾に) 持っていますから、
その位置が多少変わっても誤解が生じ難いので、
その位置は比較的自由です。

しかし、これらを文の中心の動詞 (句) 1つに、幾つも重ねて用い
たい場合、その最も違和感のない順序は、
その文の主語と動詞が表すことに密接な (=最も身近な) ものか
ら、次第に疎遠なものへと並べたもの
です。
ですから、皆さんも出来るだけそう並べるようにしましょう。


それでは、その副詞類の例を次に挙げてみます。

副詞類の例:

【副詞】(様態) well, hard, easily, slowly, fast, quickly,
warmly, beautifully [美しく⇒見事に];
(場所) here, there, home [家へ、家に], out, near, far, away,
somewhere;
(時) now, then, before, soon, yet, early, today, yesterday,
tomorrow, recently, this week, last week, next week, this
summer, last summer, next summer,
these days (時を表す慣用語句には名詞が副詞化したものが
多いことに注意);

【副詞単位】
(形容詞単位の付いた名詞の副詞化)
(時)
the day before yesterday [昨日の前の日⇒一昨日],
the week after next (week) [来週の次の週⇒再来週],
the month before last (month) [先月の前の月⇒先々月]

(名詞のつなぎの前置詞による名詞の副詞化)
(様態)
with ease [容易に], with pleasure [喜んで], with great care
[とても注意深く]; 
(同伴) with a friend;

(方法、手段)
with a pen, in ink, with a knife, by bike (=bicycle), by car,
by train, in English, on television;
(場所)
on the floor, in my room, at home, to school, by the tree,
through the park, to the supermarket, at the station, in
Kobe (City);
(ここで特に注意しておきたいことは、例えば、'at a park' や 'in
the park' は場所の表現ですが、a park や the park はものの
表現だということです。一般に)
(時)
at six o'clock, around midnight [真夜中頃に], in the morn-
ing, at night, on Friday, on August the eighth [8月8日に],
in 1998, for three months, until October [10月まで(ずー
と)], in the first year of this century [今世紀の最初の年に];
toward the end of Tokugawa Period [江戸時代の終わり頃に]
等々。

(動詞のつなぎ to [ために], -ing [て、ていて], -en [れて、れて
いて] による動詞の副詞化)

to see him at his office [(彼の) 事務所 (⇒会社) にいる彼に会
ために] (目的);
turning left at the third corner [3番目の角を左に曲がると/
て/たので
] (条件/ 時/ 原因);
written in simple English [簡単な英語で書かれていて=れてい
るので/ れているけれど
] (原因/ 譲歩);

ところで、このシリーズの10回目 「本物の英文法概要IX」 の
「『まえおき』 の位置」 で解説したように、英文を作る時、
前もって言っておきたい 「副え=副詞類」 は、
通常1つ、『前置き』 の位置に置く
ように言いました。

そして、上例の最後の2つのような 「-ing 形」 や 「-en 形」
副詞単位を 『まえおき』 の位置に置いた場合を、今までの英文法
は特に 「分詞構文」 と呼んでいますが、これを特にそのような
の分からない名前
で呼ぶ必要は全くありません。

ただ、特に
「『まえおき』 の位置で副詞類として使われた動詞句のつなぎの
-ing -en は、 (to も含めて、)
副えの位置の 『目的』 や 『時』 や 『原因』 や 『条件』 や 『譲
歩』 等の意味を帯びることが多い。

としておいたら良いだけです。

そして、それらが、そのどの意味帯びるのかだけでなく、
あらゆる場合の、to -ing -en の意味は、これらが使われている
状況や話の流れ、すなわち、文脈によって決まる

のであるということを、特に強調して注意しておきたいと思いま
す。

(文のつなぎの従属接続詞による文の副詞化)

if it is very hot and humid there
[(もし) そこがとても暑くて湿度が高い (=蒸し暑い) なら] (条件);
when it is very hot and humid there [そこがとても蒸し暑い
](時);
because it is very hot and humid there [そこはとても蒸し
暑いから] (原因、理由);
though it is very hot and humid there [そこはとても蒸し暑
けれど] (譲歩);

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本物の英文法の概要XIII

やり直し英語・初・中級:

本物の英文法の概要XIII


さて皆さん、私はこのシリーズを前回で終わりにしようと思ってい
ましたが、今1つ、ここでお話しておいた方が良いことがあります。
いや、どうしてもお話しておかねばならないでしょう。

それは、私が 「意味要足語」 と呼ぶものと、
これと密接に関係した 「(意味) 補足統語」
あるいは 「(意味) 補足`類[単位、語]」 と呼ぶものです。


次の英文を見てください。

I have enough money (with me now). [私は (今手元に) 充
分なお金を持っている。]

この英文は、文法的に完全であっても、これだけではほとんど意
味を成しません。
つまり、一体、幾らぐらい持っているのか全く見当がつきません。
『何のために』 あるいは 『何をするのに』 充分なお金なのかの
説明が無い限り。

100円ライターを買うのなら、105円あれば充分ですが、
55万円のダイヤの指輪を買うのなら、50万円持っていても不
充分でしょう。

そこで私は、この enough [充分な] のような、
その意味内容の一応の完結に不足があり、
それに説明を加えないと、それだけでは意味を成さないような単
語を 「意味の不足を補う必要のある単語」、略して 「意味要足語」
と呼んでいます。

そして、その意味の不足を補うために、例えば、

to buy a (100 yen) lighter
[(100円) ライターを買う (ために⇒) のに]
for our lunch [僕らの昼食のために]
for us to go to (see) a movie [僕らが映画を見に行くのに]

の様に、英単語を並べることや、その並べ方を
「(意味) 補足統語」

と呼び、そのように英単語を並べたものを特に
「(意味) 補足単位」

と呼んでいます。

もう1つ例を挙げますが、

She is older. [彼女はより年を取っている。]

という英文も、これだけでは無意味でしょう。

older「より年を取って(いる); より古い」 という意味の比
較 (した) 結果を表している語ですが、
このような比較結果を表す語は、例えば、
「(1歳の) 絵理より」 とか、「(80歳の) 郁恵より」 のように
比較している相手が述べられなかったら、それだけでは意味を成
しません。

ですから、それには、

than Ikue (who is 80 years old)
[直訳: (80年古いである (ところの)) 郁恵よりも]
[解説: who は関係代名詞、和訳無しか 「ところの」]
[意訳: (80歳の) 郁恵さんよりも]
あるいは、
than Eri (who is one year old)
あるいは、
than Ai (who is ten days old)
[(生まれて10日(目)の) 愛より]

などの、「(意味) 補足単位」 が要るのです。

もちろん、それまで話をしていて、
その話の流れからその比較の相手が、
話している相手に分かる場合はこの限りではありません。

M: You know, Kayo is 7 years old. [あのね、佳代は7歳なの
よ。]
N: Oh, then, Miki is older. [あら、それじゃ、美貴の方がお姉
ちゃんね。]

のように。
そしてこのような場合は、通常、"than Kayo-chan" [佳代ちゃ
んより]
を付けません。
もちろん、上の enough の場合も同様で、次の英文の ( ) 内は通
常言いません。

R: Let's go to a movie. [映画に行こうよ。]
I still have enough money for us two (to go to a movie).
[(僕達) 2人分 (そうするのに) まだ充分お金、あるよ。]
S: Well, sorry, I don't have (enough) time (to go to a
movie).

[そうね、残念だけど、(そうするのに充分な) 時間が無いの。]

そして、この 「意味要足語」 と 「(意味) 補足単位」 に関して注
意しておきたいことは、
これらの性質上、この両者は慣用的なつながりを成すということ
です。

enough N for M; enough N to do
A-er than N; more A than N

のように。
(ただし、N や M は名詞を、to do の do は(原形)動詞を、そして、
A は形容詞または副詞を表すものとします。)

他の例:

go ← to N [N に → 行く]
stay ← at/ in N [N に → いる、滞在する]
agree ← with N [人]/ to N [物事] [N に → 同意する、賛成す
る]
prefer N ← to M [Mより → N を好む]
require N ← to do [~することを → N に要求する]

afraid ← of N/ to do [N を/ ~することを → 恐れて (いる)]
the same N ← as ~ [~ と → 同じ N]
such N ← that ~ [~ ような → そのような N]

so A ← that ~ [~ ほど → それほど A]

等々。

以上です。

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本物の英文法の概要XIV:「反実仮想は前時制形で」

やり直し英語・初・中級:

本物の英文法の概要XIV:

「反実仮想は前時制形で」



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「(君は今東京にいるけれど、)
君が今大阪にいたら(良いのに)なあ。」とか、
「(あなたは今東京にいらっしゃるけれど,)
あなたが今大阪にいらっしゃったら良いのですが。」
などというのは、英語では次のように表現しなければなりません。

(Though you are in Tokyo now,)
I wish (that) you were in Osaka now.

と。
つまり、厳密な英語発想(=和直訳)では、
「(あなた(は)今(事実)東京にいるけれど、)
私(は)あなた(が)今大阪にいた(こと)を願う。」と。

この厳密な直訳において、特に注意すべきことは
「英文では、その(述語)動詞の現在形で
現在の事実を表わし、
現在の事実に反すること(=仮想)は述語動詞の過去形で表わして
いること」

でしょう。

ちなみに、I wish の wish は(述語)動詞の現在形で、その厳密な
和直訳は「現在、事実願っている。」です。

ところで、通常「現在のこと」は「現在形」で表すのが、英文法
の最も重要な法則の1つです。
にもかかわらず、「現在のこと」なのに「過去形」を用いるのは、
その重要な法則に反しています。

そして、このように、重要な法則に反する時制形(:時を表す形)を
用いることによって、その内容が事実に反していることを表現す
るのが、英文法のもう1つの重要な法則です。

ただし、それは「表現内容よりも1時制古い(:前の)形を用いる」
という反し方でなければなりませんが。

つまり、英語の動詞には「未来形」という形はないので、
1.通常現在形で表す現在や未来の事実に反する、あるいは、
あり得ない表現内容は、それより1時制前の(:古い)過去形を用い、
2、過去の事実に反する、あるいは、あり得ない表現内容には大
過去形(:過去のその時から見た過去形) "had 原形動詞-en" を用
いねばなりません。
また、これは、現在から見た場合、2時制前の形であることにも、
注意
しておいてください。
3.それから、この反実仮想(法)では was は用いず、主語が3人
称単数でも were を用いることも要注意
です。

英文例:

I wish your brother were in Osaka now.
[和直訳: 私(は)あなたの弟(が)今大阪にいた(と)願う。]
[和意訳: 君の弟さんが今大阪にいたら(良いのに)なあ。]
(この場合、Your brother is in Osaka now. は事実に反する(内容
の)文であるので、その述語動詞 is を1時制古い、それも was 

はなく、 were にしていることに注意。)

Then, I could take him to USJ tomorrow.
[和直訳: それなら、私(は)明日USJに彼(を)連れて行くことができ
るのに。]

[和意訳: そうしたら、明日USJに弟さんを連れて行ってあげられ
るのに。]

(この場合、I can take him to USJ tomorrow はあり得ない内容
の文であるから、その述部 can take を1時制古い could take
にしていることに注意。
また、could は can [ことができる]の過去形ですが、その過去の
要素の和直訳が「た」ではなく「のに」になっていることにも注
意。)

以上の2文の意味内容は、次のような1文にしても伝えられます。

If he were in Osaka now, I could take him to USJ tomorrow.
[和直訳: (もし)かれ(が)今大阪にいたなら、私(は)明日USJに彼
(を)連れていくことができるのに。]
[和意訳:弟さんが今大阪にいたら、明日USJに連れて行ってあげれ
るのに。]

(この場合も同様に、最初の述語動詞の is ⇒ were 、次の述部の
can take ⇒ could take に注意。
また、could 和直訳「できるのに」にも注意。)

次は、過去の事実に反する想像を表現する英文です。

I wish you had been in Osaka last Saturday.
[和直訳: 私(は)あなた(が)この前の土曜日、大阪にいた(ことを)願
う。]

[和意訳: 君がこの前の土曜日大阪にいたらなあ。]

この場合、you were in Osaka last Saturday. は事実に反する内
容の文であるので、その過去形の were を、1時制古い大過去形
の had been にしていることに
注意しておいてください。 

Then, I could have introduced you to one of my close friends, 
Fred.
[和直訳: それなら、私(は)私の親友の1人、フレッドにあなた(を)
紹介することができたのに
。]
[和意訳: そうしたら僕の親友のフレッドに紹介できたのに。]

この場合、can have introduced [紹介することができ(る事情に
あっ)た]は事実に反することですから、1時制古い形の could
have introduced にしていることに注意してください。

また、この have introduced は「現在完了形」では絶対ないし、
私の言う「現在結果形」でもなく、それは
「原形前時制形」とで
も言うべきものであることに注意。なにしろ、前に can や could
(:助動詞)が付いているのですから、have は現在形でなく原形で
す。

さらに、上の can have introduced は、例えば、He must have
eaten the cake last night.[彼は昨夜そのケーキを食べたにちが
いない。] という文の、must have eaten の have eaten と同形
「原形前時制形」であり、must は現在形ですから、それより
も1時制前の「過去の動作」を表し、last 
night はこれに掛かっ
ていることにも注意してください。

以上の2文の意味内容は、次のような1文にしても伝えられます。

If you had been in Osaka last Saturday, I could have 
introduced you to a close friend of mine, Fred.
[和意訳:この前の土曜日に大阪にいたら、親友のフレッドに紹介
してあげれた
のに。]

If USJ were in Tokyo, he would have visited it more
than 100 times by now.
[和直訳: もしUSJが東京に(現在事実)あったなら、彼は今までに
100回よりも多くそれを訪れてきただろうのに。]

[和意訳: USJが東京にあったら、彼は今までに100回以上そこ
へ行ってる(こと)でしょう。]

この場合、if がくっ付けている(:導いている;従えている)のは現
在の事実に反する
(:仮想の)内容の文で、主文の would have 
visited は「経験
を表す現在結果」の仮想の推量を表しているこ
とに注意してください。
そしてまた、以上の解説から、'have ~-en' には、1)現在結果形、
2)原形前時制形、3)原形結果形、の3つの場合がある
ことにも注
意しておいてください。

以上の他に、未来のことでもありえないことや、ほとんど全くな
い、つまり、万に1つぐらいしかない出来事の仮想もこの形式を
用います。あり得ない場合はその述部に ’were to ~’ を、「万が
一」の場合は 'should ~' を用いて。

If he shoud come to Osaka this year, would(又は、will) you
tell it to me 
as soon as possible?
[和意訳:もし万が一、彼が今年大阪に来るようなことがあったら、
できるだけ早くそう
言ってくれますか。]
(このような未来の「万が一」の場合、近年では主文の述部を
'will ~' のように、直説法にする場合が多いことに注意。)

以上は、事実に反することやあり得ないことを前提にとした上で
の仮の想像や思考を述べる方法であることに特に注意してくだ
さい

あり得ることの仮定や思考は、これまで述べてきた直説法で表現
しなければなりません。

I hope (that) it will not rain tomorrow.
[直訳:私は明日雨が降らないだろうことを希望する。]
[意訳:明日、雨が降らないといいですね。]
If it rains tomorrow, I will stay home.
[直訳:もし明日(事実)雨が降ったら、私は家にいるだろう。]
[意訳:明日雨が降ったら、家にいます。]
のように。
この最後の英文については、次の「if-節と仮定法」で詳しく解説し
ます。

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If he will come to Osaka, will you tell it to me as soon as you can?
If he comes to Osaka, will you tell it to me as soon as possible?
If he is going to come to Osaka, 
 will you tell it to me as soon as
possible?

When he comes to Osaka,  will you tell it to me as soon as possible?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

以上です。

ーーーーーーーーーーーーーーー

(参考)
I wish USJ were in Tokyo
 now.
和直訳: 私(は)USJ(が)今東京にあった(と)願う。
和意訳: USJが今東京にあったら(良いのに)なあ。
(この場合、USJ is in Tokyo now. は事実に反する(内容)
文であるので、is ⇒ were に注意。)

Then, he could go there every weekend.
和直訳: それなら、彼は毎週末そこに行くことができるのに。
和意訳: そうしたら、弟さんは毎週末そこに行けるのだが。
(この場合、He can go there every weekend はあり得ない内容
の文であるので、can go ⇒ could go 
に注意。)

本物の英文法と理解と表現(14)

今までの学習英文法と本英文法I
(2008年8月12日作成コミュプラスに投稿)


今回は、本シリーズ 「本物の英文法の概要」 を終えるに当たって、
是非お話しておきたいことを取り上げます。

先ず、今までの実用的な英文法は、「学校文法」 とか 「学習文法」 とか呼ばれている、
皆さんが今までに習って来られた英文法です。

ところで、このような英文法をまとめて、学問的な 「研究英文法」 とは区別して、
「学習英文法」 あるいは 「実用英文法」 と呼ぶことにします。

ちなみに、学問的な英文法は、ノーム・チョムスキーという有名な学者のものを筆頭に
実用的には全く役に立ちません。
つまり、私達一般の外国人がそれを習い、英語力を身に付けるためにはです。
すなわち、英語を正しく聞き取り、正しく話し、
英語を正しく読み取り、正しく書けるようになるためには全く役に立ちません。


さて、世界中で教えられたり、独習されたりしている
「学習英文法」 あるいは 「実用英文法」 ですが、
それらは、枝葉は多少異なっても、その根幹 (=根本) は
8品詞 (又は、これに 「冠詞」 を加えて9品詞) を中心とし、

矛盾に満ちた、全く不適切なものばかり

です。

(ちなみに 「8品詞」 とは、
名詞、代名詞、形容詞、動詞、副詞、前置詞、接続詞、間投詞の8つです。
これらの 「8品詞」 では、どのように不適切で、どのような矛盾を引き起こしているかは
いずれお話します。)


ですから、
それらの学習英文法は真面目に学習すると、

ごく一部の天才的な (感覚の) 人々以外、

学習すればするほど頭が混乱し、

英語や英文法が益々分からなくなるのです。


その結果でしょう、
多くの人達が 「英文法」 と聞くだけで 拒否反応 を起こされるのですが、
今までの学習英文法では、そう成ってしまうのも無理ありません。


なぜ、「学習英文法」 が、このような酷い状態のままになっているのでしょう?

これは、一言でいうと、
今までの 「学習英文法」 は全て、

古代ローマで使われていたラテン語の 「文法の枠組み」 を、

全く合わない現代英語に無理やりに当てはめたもの

だからです。
あるいは、そうした後、その枝葉を変えただけのものだからです。


オランダ語を弟としドイツ語を従兄とする 「英語」 の祖先は、ラテン語ではありません。
ゲルマン語です。
フランス語やイタリア語、それにスペイン語やポルトガル語の祖先がラテン語です。

ここに2つの重大な疑問が生じるでしょう。

1つは、何故、そんな系統の違う文法の枠組みを英語に当てはめているのか?
もう1つは、何故、そんなに古い文法の枠組みを現代英語に当てはめているのか?
この2つです。

これにはもちろん歴史的な原因というか、理由があるのですが、
この原因や理由に興味のある方々には、英文法あるいは英語学の歴史に関する書物を
読んで頂くとして、

ここで私の言いたいのは、

「ラテン文法の枠組みでは、

現代英語の成り立ちは絶対に正しく捉えられない。

だから、ラテン文法の枠組みを土台にしている

今までの学習英文法は、

英文を正しく聞いたり、話したり、読んだり、書いたりするのに、
言い換えると、正しく英文を理解 (=解釈) したり、英作文したりするのに、

役に立つどころか、返って障害となる。」

ということです。


英語の祖先は西ゲルマン語で、インド・ヨーロッパ語族のゲルマン(語)系です。
ラテン語は、インド・ヨーロッパ語族のイタリック(語)系です。

そこで、ラテン(語)文法の枠組みを、
同じインド・ヨーロッパ語族に属する同時代 (=古代) のゲルマン語に、
いや、さらに1歩譲って、
それより遥かに後の (世界史の時代区分では中世初期の) 「古 (期) 英語」 に
当てはめるのなら、未だかなり意義があるでしょう。

しかしながら、

「古英語」 は

「中英語」 期 と 「近代英語」 の初期にかけて

大変身をしたのです。

そして 「現代英語」 に成ったのです。

それはまるで、
毛虫がさなぎの時期を経て蝶に成ったかのような大変身でした。

つまり、(語と語の) 文法関係を表すのに、
ラテン語やギリシャ語のような語形変化中心の 「古英語」 から、
まるで中国語の文法を主とし、日本語の文法を従としたような、
語順と仲介語中心の 「現代英語」 に大変身をしたのです。

毛虫の行動を理解し予測する規則群で、
蝶の行動を正しく理解し予測することは決してできないでしょう。

同様に、

『語形変化』 中心の 「ラテン語」や 「古英語」

の文法規則群で、

『語順』 と 『仲介語』 中心の 「現代英語」

の成り立ちを正しく理解し、正しく作文する

ことなど決してできません。


以上のようなことは、英語と英文法の歴史をザーッと観るだけで、
素直な英語の研究者や先生方なら、誰にでも分かることではないでしょうか?

なのになぜ、「学習英文法」 が未だに 「ラテン文法」 の枠組みを当てはめたままに
なっているのでしょう?

それは、世界中の英語の研究者や先生方が
未だにラテン文法の亡霊に取り付かれていらっしゃるからでしょうと、
ここでは言っておくことにします。

本物の英文法と理解と表現(15)

今までの英文法と本英文法II
(2008年8月16日作成コミュプラスに投稿)


前回の話に関連したことですが、

上智大学文学部教授の渡部昇一博士は、
大学院生の時に学習英文法の8品詞の起源に強い興味を抱かれ、
ドイツに留学し 「英文法の歴史」 を研究されました。

その結果、大きな成果を収め、博士号を取得され、ついには
「(8) 品詞というものは、古代ギリシャ以来、
読めない文献を読むための言語分析の方法として発達したのだ」
という悟りに至られたそうです。
(渡部昇一 『英文法を撫でる』 PHP新書, 1996
の、第3章 「英語の基本ー 『読み書き』 能力」 より。)

ならば、

私達一般の英語学習者は、何も、
古代ギリシャ以来の読めない文献を読むために英語を学習しているのではないから。
そして、私達は、現代英語の文を正しく聞き、話し、読み、書き、
そして現代英語で自由に会話をするための、
まともな能力を身に付けたいのだから。

博士は、私達一般の英語学習者のためには、
8品詞を中心とするラテン文法の枠組みを持つ今までの学習英文法を捨て、
現代英語により適切な枠組みの学習英文法を発見して推薦したり、
あるいは自ら開発しようとなさるだろうと思っていたのですが。

なんと、なんと、
30年以上も、私達一般の英語学習者のためにも
今までの8品詞中心の学習英文法を徹底して擁護し、
推奨して止まれないようです。

全く訳が分かりません。

古くは、1975年に、
当時自民党の政調審議委員だった平泉渉氏との 『英語教育大論争』 において、
博士は 「私の英語上達法」 の2で、

「英語教育の改善のためには今の制度をそのまま活用するのが最も効果的である。
ー中略ー 教室で立派に出来ることの第一は基本的な文法を叩きこむことである。
そのうち特に重要なのは8品詞と基本文型である。8品詞というのは学校文典 (=文法) の
悪しき標本みたいなものに仕立てられている傾向があるがそんなことは絶対にない。
ー中略ー いわゆる学校文典は、ありとあらゆる試みの結果そこに落ち着いたので、
これを変えたらもっと別のより大きいマイナスが出てくるようなものであることを
私はこの本の中で十分に証明したと信じている。ー後略ー」
(平泉渉・渡部昇一 『英語教育大論争』 文藝春秋, 1975)

と言っておられます。

それから、博士の先ほどの 『英文法を撫でる』 (PHP新書, 1996) は、
英語・英文法の歴史と日本の伝統的な漢文学習をこよなく愛し、
今までの8品詞中心の学習英文法を徹底して弁護し推薦する内容の本です。

これらは、
博士の研究結果や悟りから、
良識によって導き出せるものとは完全に矛盾する発言や内容と言うか、
正反対の結論の主張ではありませんか。

全く訳が分かりません。

前回にも言ったように、古 (期) 英語は文法的に根本的な
それゆえほとんど全面的な変化を経て現代英語に成ったのです。

ですから、
8品詞中心のラテン文法の枠組みを持つ学習英文法は、
古英語の学習や、ラテン語やギリシャ語の学習への橋渡しとしては
適しているかもしれないが、現代英語の学習、それも
「聴解」 (⇒聞き取って (即、) 理解すること) や 「読解」 には極めて不適切で、
話す場合も、書く場合も (即、) 「英作文」 するには全く不適切なものです。
そして、
このことを1番よく分かっていらっしゃるのは博士のはずです。

なのに、その博士をして、
私達一般の英語学習者が現代英語を学習する場合の
より適切な英文法の可能性をすべて排し、
8品詞中心のラテン語の枠組みを持つ学習英文法を
徹底して擁護し推奨させているものは、
一体全体何なのでしょう?

先入観? 独断? 偏見? 迎合??


いずれにせよ、博士は、日本国内だけでなく海外でも多大な影響力を持って、
今までの8品詞中心の学習英文法を徹底して擁護し推奨なさって止まれないのです。

これは本当に困ったことです。

なぜなら、前回にも言ったように、「今までの8品詞中心の学習英文法」 は、
現代英語の文法としては、全く不適切で矛盾に満ちているからです。
そのため、この英文法自体を学習する場合も、
この英文法を使って英語の現代文を聞いたり、読んだりする場合も、
現代英語で話したり、書いたりする場合も、英語で会話をする場合も、
ごく一部の天才的な感覚の人々以外、私達一般の英語学習者は、
まじめにこれらをすればするほどよけい頭が混乱し、
英語や英文法や英会話法がますます分からなくなるだけだからです。

そして、私達一般の英語学習者は、
多大なお金と労力と時間を浪費する結果となっているからです。

それだけではありません。
その不適切な知識が、
より適切な英文法を学習する場合だけでなく、
現代英語の4技能自体や英会話を正しく学習する場合も
大きな障害と成って止まないからです。

ですから、
同博士が、日本国内だけでなく世界中の一般英語学習者達に
直接あるいは間接及ぼしてこられた悪影響には
計り知れないところがあるのです。

以上のようなわけで、
博士が早急に、先ず、一般の人々の英語教育に対する考えをお改めになり、
次に、世界中の一般の英語学習者に、いままでお与えに成って来た不都合に対し、
心から謝罪されんことを、私は期待します。

そうでない場合は、次回にお話する私の要求にお応え頂かねばなりません。

今までのラテン文法の枠組みの8品詞英文法で
英語も、ドイツ語もマスターされた
博士のような方は、特殊であられるのです。
天才であると同時に、非常な努力家でもあられるようです。
そのような方々のみが、
今までの8品詞英文法によってでも、その言語の本質を感知し、
優れた語学力を身に付けられるのだと思います。

問題は私達一般の英語学習者です。

ところで、
英語に苦労している一般の学習者の身に成って、
今までの学習英文法に疑問を抱き、
どうしたらよく訳が分かった上で、
本物の英語力を身に付けることができるのかを真剣に考え、
先入観や独断や偏見無しに現代英語のあるがままの姿を観察し、
これに適切な枠組みの英文法を構築しようとし、
成功なさった英語の先生方や研究者が、
今までおられなかったようであるのは残念なことです。

本物の英文法と理解と表現(16)

今までの英文法と本英文法III


前回私は、
ラテン文法の枠組みを持つ従来の8品詞英文法を中心とする
渡部昇一博士の英語教育論を厳しく批評させて頂きました。
なぜそうさせて頂いたのかと言うと、
現代英語の一般的教育に対する博士のお考えが極めて不適切なので、
一般の英語学習者が多大な被害を蒙っているからだけではありません。


前回にも引用しましたが、
博士が 『英語教育大論争』 (平泉渉・渡部昇一著 文藝春秋, 1975) の中で
「これ (=従来の8品詞と基本文型を中心とする学校文法) を変えたら
もっと別のより大きいマイナスが出てくるようなものであることを
私はこの本の中で十分に証明したと信じている。」(「私の英語上達法」の2.)
とおっしゃっているからです。

言い換えると、私達一般の現代英語学習者にとって、
基本文型と8品詞を中心とする従来の英文法よりも、
より適切な学習英文法などありえないとおっしゃってるからです。

それもありえないと 「思う」 ではなくて、
ありえないことを 「十分証明したと信じている」
とおっしゃっているからです。

この言葉は、英語や英会話に悩む学習者一般を救おうとして、
より良い学習英文法を研究しておられる、
誠実で思いやりのある人達の意気を消沈させたり、
意欲を抑圧したりするもの以外の何ものでもないからです。


私は、1975年の4月から同10月にかけての 『英語教育大論争』 から
約10年後の1986年の3月に、英文法は従来のままではいけないので、
この 『本物の英文法の概要』 と大体同じ枠組みの13品詞を中心とした
『実用生成英文法』 という専門書を開文社から出版しました。

これは専門家相手の書物なので難解なところが少なくないのですが、
そこで私は、
(文法的に正しい)  あらゆる現代英文がどのように成り立っているのかを
完全に解明したつもりです。

つまり、
そこでは、それがどんなに複雑な文であれ、
1つの英文のすべての単語に関して、
どの単語がどの単語に対してどんな働きをし、
互いにどんな関係を持ってその英文を成り立たせているのかを、
1つの単語も漏らさず
正しく解明あるいは規定 (する方法をきちんと示) したつもりです。

この意味は、
その逆をきちんと辿れば、
あらゆる種類と複雑さの文法的な現代英文が
誰でも自力で作り出せるということです。

つまり、『英借文』 や 『盗作文』 ではなくて、
本物の 『英作文』 ができるということです。

その考えをさらに推し進め、一般の英語学習者の方々のために解説したものが
私が 『本物の英文法』 とか 『本物の現代英文法』 とか 『本物の表現英文法』
などと呼んでいる新しい学習英文法です。
そして、その概要がこの13回にわたった 『本物の英文法の概要 』 (I~XIII) です。


ところで、
なぜ、これらにいちいち 「本物の」 という言葉を
頭に付けているのかを次に少し説明したいと思います。

それは、今までに数え切れないほどの数の
『現代英文法』 とか 『表現英文法』 とか 『何々英文法』 という名の
現代英語?の学習文法書が出版されていますが、
それらはほとんど皆、8品詞中心のラテン文法の枠組みを持つ英文法書だからです。

それらでは、今上で言ったような本物の 『英作文』 はできるようになりません。
『英文解釈』 も極めて少数の天才的な人達以外、早く正しくできるようになりません。
これは、それらが本物の現代英語の文法ではないからです。

このことを踏まえて、それらの英文法と本英文法をはっきりと区別する場合、
この 「本物の」 という言葉を頭に付けることが、最も適切だと判断したからです。


話を元に戻しますが、
平泉渉氏と渡部昇一博士が英語教育について大論争なさっていた頃、
私は米国に留学していたので、その論争については全く知りませんでした。

私がこの 『英語教育大論争』 について知ったのは、
今上で触れた 『実用生成英文法』 を出版してからです。
そしてその 『大論争』 を読んだ時、
同博士の上の発言などに少なからぬ憤慨を覚えたのですが、
お二人のあまりにも的外れで、実りのない論争に、
呆れ返ってそのまま捨て置いたのです。
そのうち渡部博士も、
学習英文法についての考えを大きく変えられるだろうと期待して。

しかし、それから更に10年余りの年月が経って、
1996年の12月に出版された博士の 『英文法を撫でる』 を拝読しても、
博士のお考えは変わるどころか、今までの8品詞中心ラテン文法枠の学習英文法
を益々愛し、擁護し、推奨して止まれないようでした。

それでも、お偉い博士の英語教育論を批評するなどということは、
遠慮し、差し控えさせて頂いていたのです。

しかし、ここさらに10年以上、今までの8品詞英文法を習っているはずの
一般の英語学習者の方々が話したり書いたりされる英語や英文を見聞きしてきたところ、
それらはあまりにも酷いままです。

そして、その原因の根本に
不適切な今までの8品詞英文法があると私は確信しています。
それで、この 『本物の英文法の概要』 を終えるに当たって、
博士の8品詞英文法を中心とする英語教育論を批評させて頂くことにしたのです。


さて、英語や英会話に悩む一般の人々のために
私が長年研究を重ね開発した 「本物の現代英文法」 は、
この概要でも述べたように、
現代英語の枠組みの 「12(~13)品詞」 と 「英文語順表」 中心の学習英文法です。

これを、博士の擁護し推奨なさって止まない、今までの
ラテン文法の枠組みの 「8(~9)品詞」 と 「基本文型」 中心の学習英文法と
比べてもらいたいのです。

そして、おっしゃっているように、
これらの違いによって出てきている、あるいは出てくるであろうより大きいマイナスを
是非とも明示あるいは証明してもらいたいものです。
独断的にではなく、客観的にです。

いや、そうしてくださることを私は博士に要求します。

公言なさったことに責任を持って頂くためにも、
英語や英会話に悩む一般の学習者の方々のためにも。
そして更に、
美しい文法体系あるいは素晴らしい文法組織を持つ現代英語自体のためにも。

現代英語が泣いています。 怒りを通り越して。
「私の成り立ちは、もはやラテン語や古英語のそれではない。」 と言って。
私にはその泣き声が聞こえるのです。

まるで蝶が泣いているようです。
「私の姿は、もはや毛虫や蛹のそれではない」 と言って。

誰も気付いていないようですが、
現代英語の文法は素晴らしい容姿をしているのです。
その (現代) 英文法をラテン文法の支配から
独立させてあげようではありませんか!!
いや、是が非でもそうしなければなりません。

 

Toward A Real Modern English Grammar 0

ーPage 1ーFebruary 1, 2012 
(
Toward A Real Modern English Grammar 0
 
(綴り修正済の改訂版は⇒2017,8,10))



February 1, 2012

To whom this may interest,


Toward
A Real Modern English Grammar


For The Benefit Of English Learners
As A Foreign Language
All Over The World



-------------------

The grammer of the English language has changed
completely from the old through the middle to the
the modern.
The change seems revolutionary to us like that
of the bodily mechanism of a caterpillar through
that of the chrysalis into that of a beautiful
butterfly.

But even so, school grammars of English have
never gone through any fundamental reforma-
tions successfully ever since.
As the result, serious students of English all
over the world are forced to apply the old
English grammar to the modern or present-day
English confusing themselves significantlly.

The activities of a butterfly will never be ex-
plained or realized with the bodily mechanism
of a caterpillar.

Besides, the English language is Germanic.
It does not come from Latin.
But even so, all the prevailing school grammars
of English are forced applications of Latin
grammar to the modern and present-day English
language, we hear.



To whom this may interestーPage 2ーFebruary 1, 201

 

The words of modern and present-day English
are
 ordered very simply and sensibly semantically, 
i.e. from the very things in question through things
directly 
and totally involved through and to things
indirectly and partially related 
according to their
proximity, except for the top of the sentence, where
it shows whether it is interogative, exclamatory,
indigative, 
or imperative. 
(This paragraph alone is added on February 7, 2013 )



In conclusion, we would be very happy if you would
collaborete with us in organizing scientifically*,
a better "Real Modern English Grammar" than the
following, and also in publishing it worldwide to
help students of the English language all over
the world.

(*rationally and empirically starting with obser-
vations of the present day English)

------------------


------------------

Very truly yours,



Kiyoshi Hirano

President
Hu-com Inter English School
2-3-19-313, Shibata
Kita-ku, Osaka City
530-0012, Japan

(Phone & Fax: 06-6372-9722
HP: http://www.hucom-inter.jp
E-mail address: info@hucom-inter.jp)



------------------

A brief introduction of the auther,
Kiyoshi Hirano:
M.A. from Michigan State University
(Major: Inter-cultural communication)
B.A. from Osaka City University
(Major: English)
Publications are as follows,
"Jitsuyo Seisei Eibunpo [Practical Generative English Grammar]"
Kaibunsha, 1986;
"Eikaiwa Kakumei [A Revolution Of 'English Conversation' I]"
Taishukan, 1996;

"Zoku Eikaiwa Kakumei [A Revolution Of 'English Conversation' II]"
Taishukan, 1997
etc.









 

Toward A Real Modern English Grammar 1

Toward A Real Modern English Grammar 2
(綴り修正済)

TOWARD
A REAL MODERN
ENGLISH GRAMMAR" 
(Written into COMMUPLUS Blog
mostly in February 2011)



(The Points Only)


ーーー
(a note)


"A" in the title means that someone may develop a better
"REAL MODEREN ENGLISH GRAMMAR" at any time.

ーーーーー


(Page 1)

THE TEXT

1. [FORMAL SENTENCE]
A grammar of THE MODERN (or PRESENT DAY)
ENGLISH LANGUAGE should tell us how to make
verb-centered sentences with more than one word,
although there are many non-verb and one-word
sentences used in our daily life.
Incidentally, we call such verb-centered sentences
"FORMAL SENTENCEs."

2. [MAIN VERB]
Therefore, to make a FORMAL SENTENCE, we have to
choose a VERB (or a VERB PHRASE) to make it the
center of the sentence.
Incidentally, we call such a central VERB in a sentence
a "MAIN VERB."

ーーー
(notes)


(1) a "verb phrase" here means "auxiliary verbs → main
verb" structure.

(2) "X → Y" here means "X is added to and dependent on
Y structurally."

ーーーーー

3. [VERB AS THE WORD-ORDER RULER OF FORMAL
SENTENCE]
In Modern English (including the Present Day English),
the VERB we have chosen as the MAIN rules the WORD
or PHRASE ORDER in the sentence we are going to
make.

4. [THE WORD ORDER OF FORMAL SENTENCE]
The MAIN VERB rules
that PREFACE ADVERBs (or ADVERBIALs), if (there
are) any, should come first,
and then that a WH-WORD (or WH-PHRASE), if any,
should follow them,
and also that if we want to make the sentence
interrogative [= a question], an AUXILIARY VERB
should come next.
(Page 2)

It also orders that(, if the sentence is not imperative,)
a SUBJECT NOUN (or NOMINAL) should be placed next,
and that then should come the MAIN VERB (PHRASE)
itself,
and also that, when necessary, 1 or 2 OBJECT NOUNs
(or NOMINAL) and / or a COMPLEMENT NOUN
(or NOMINAL) or ADJECTIVE (or ADJECTIVAL)
should follow the MAIN VERB.
And lastly it rules that ADVERBS or ADVERBIALS, if
any, should come in the order of nearness to the
preceding in terms of what are going to be expressed.

ーーー
(notes)


(1) "ADVERBIAL" here means "adverbial phrase or clause."
(2) "NOMINAL" here means "nominal [= noun] phrase or clause."
(3) "ADJECTIVAL" here means "adjectival phrase."
(4) Whether OBJECTs and a COMPLEMENT are necessary or
not is decided by the meaning of the preceding MAIN VERB.

ーーーーー

5. [WORD ORDER CHART FOR ENGLISH SENTENCE]
The above complicated explanation of the word order
of formal sentences
will be illustrated simply in the following chart.

// PREFACE Adverbial / WH-Word or Phrase / QUES-
TIONING Auxiliary Verb / SUBJECT Nominal / MAIN
Verb (Phrase) / 1 or 2 OBJECT Nominals; COMPLE-
MENT Nominal or Adjectival / Adverbials (expressing the
Manner, Method, Place, Time, Purpose, Cause, Condi-
tion etc. in the order of proximity [= nearness] to the
preceding)//

Incidentally, we call this chart "WOFES Chart".
"WOFES" stands for "the Word Order of Formal English
Sentences."

ーーー
(notes)


(1) "Adverbial", "Nominal" and "Adjectival" here include not
just their respective phrase or clause but word also, i.e. an
adverb, a noun and an adjective respectively.
ーーーーー







 

Toward A Real Modern English Grammar 2

Toward A Real Modern English Grammar 2
(綴り修正済)

"A BASIC
REAL MODEREN
ENGLISH GRAMMAR
FOR LEARNERS"

in English

(The Points Only)



ーーー
(notes)


(1) "A" in the title means that someone may develop a better
"(BASIC) REAL MODEREN ENGLISH GRAMMAR" at any time.

(2) "Learners" here means "learners of the English language."

ーーーーー


(Page 3)

THE TEXT

6. [THE FUNCTIONS OF SENTENCES]
A most important in the modern English grammar is
whether the sentence is EXCLAMATORY, INTERROGA
-TIVE [= questioning], DECLARATIVE [= asserting]
or IMPERATIVE [= ordering].
And this is usually shown at the begining of a sentence.
And about the method to show which, we don't think
it is necessary to say anything here because it will be
obvious from our WOFES Chart and a little knowledge
of a traditional school English grammar.

e.g.
How kind he is to come all the way to help them!
(EXCLAMATORY) (1)
How did he come so soon from such a far away city?
(INTERROGATIVE for INFORMATION) (2)
Will he be kind enough to help us adults, too?
(INTERROGATIVE for YES or NO) (3)
Maybe, he will be kind enough to help ladies but not
men. (DECLARATIVE) (4)
(Please) Tell him to help us, men too. (IMPERATIVE) (5)

7. [THE ORDER OF CONTENT WORDS]
Another most important in the modern English gram-
mar is the basic ORDER of what we call "CONTENT
WORDS" i.e. NOUNs (including pronouns), VERBs,
ADJECTIVEs, and ADVERBs in a declarative sentence.

8. [THE ORDER OF PROXIMITY]
The basic ORDER of CONTENT WORDS in an English
declarative sentence is, in a word, that of PROXIMITY
i.e. CLOSENESS to the preceding in terms of time and
space or of the relationships between what are
(going to be) expressed.

e.g.
Problem was knot, trunk, houseplant, pot, corner,
this room.
ーーー
(notes)


(Page 4)

(1) This ORDER of CONTENT WORDS is very important for
rapid reading of English writings, and for beginners of English
conversation, i.e. a spontaneous oral communication in English
as a foreign language.
Especially for the very beginners of English conversation with
a native speaker, just giving the words in this order one by
one, listening carefully to what the pattner says, and exchang-
ing words with him or her clearly and carefully will communicate
what they want say very well.

e.g.
(On the phone)
N: What's up, Mr Bando?
B: Problem.
N: Do you have any problem?
B: Yes.
N: What's the problem?
B: Knot
N: Not?
B: Yes. Trunk.
N: Trunk?
B: Yes. Houseplant.
N: Ah, you mean, A knot on the tree trunk in
your office is the problem.
B: Yes.
N: What's the problem (about it)?
B: Microphone.
N: Oh, you mean, your office had been bugged?
B: Probably.
N: Oh, no!

ーーーーー

9. [THE FIVE DIFFERENT PREDICATE PATTERNS]
More specifically, after a SUBJECT NOUN and a
VERB (PHRASE), what come first are a COMPLEMENT
NOUN or an ADJECTIVE if any (II),
or one or two OBJECT NOUNs if any (III, IV),
or an OBJECT NOUN and its COMPLEMENT NOUN or
ADJECTIVE if any (V).
A COMPLEMENT here is a description of the person
or a thing itself expressed by the preceding NOUN;
and an OBJECT is a person or thing that is directly
and totally affected or effected by the SUBJECT's
action or state expressed by the VERB.

(Page 5)

Therefore, those COMPLEMENT and OBJECTs are
usually closer in terms of the concepts to the SUB-
JECT NOUN or its VERB (PHRASE) than any other
CONTENT WORDs which are (going to be) used in the
sentence.
However, there are some cases in which neither
COMPLEMENTS nor OBJECTS are necessary (I),
depending upon the VERB (PHRASE) we use or the
idea we want to express.

e.g.
The problem was a knot. (II)
It was on the trunk of a houseplant. (I)
Its color was strange. (II)
Ken noticed it. (III)
He checked it. (III)
He gave it flicks. (IV)
It sounded like plastic. (I)
He found the knot a microphone. (V)

Incidentally, the Roman numerals in the brackets
show one of the 5 different forms of the predicate
of English sentences proposed by C.T. Onions in
his "An Advanced English Syntax." London, 1923.

10. [CHINESE TYPE SKELETONS OF ENGLISH
SENTENCES]
By the way, the GRAMMATICAL RELATIONSHIPs of
the SUBJET NOUN, the COMPLEMENT NOUN or
ADJECTIVE, and the OBJECT NOUNs to the ruler i.e.
the MAIN VERB (PHRASE) are shown by the immedi-
ate positions before and after it, just like the Chinese
language.
Therefore, when we line up these words to make a
sentence, we need no CONNECTIVEs, or in these cases
SUBORDINATERs of NOUNs, i.e. PREPOSITIONs which
make the relationships indirect and partial.
This is probably because the concepts of the SUBJECT,
the VERB, the CONPLEMENT and the OBJECT(s) of a
sentence are directly and totally related to one another.
Incidentally, the above-mentioned grammatical line-up
of these SUBJECT, MAIN VERB (PHRASE), OBJECT(s)
and COMPLEMENT shapes the SKELETON [or TRUNK
and BOUGHs] of the sentence.
And we are going to see how to FLESH it [or how to
give it TWIGs and LEAVEs] next, which is almost the
same way as the Japanese language, except for the
reverse word order of subordination.





 

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